2017年3月26日、ベルサール秋葉原にて開催された『シャドウバース』全国大会“Shadowverse Rise of Bahamut~ファミ通CUP2017~”の模様をリポート。

●東日本、西日本の予選を勝ち抜いた8名の選手が激闘!

 2017年3月26日(日)、東京のベルサール秋葉原にて、デジタルカードゲーム『シャドウバース』の全国大会、“Shadowverse Rise of Bahamut~ファミ通CUP2017~”が開催された。

 本大会は、一般社団法人e-sports促進機構が主催する『シャドウバース』(以下、『シャドバ』)の全国大会。2017年2月4日・5日に東日本予選、同2月18日・19日に西日本予選が行われ、今回の決勝大会で、東日本と西日本の予選を勝ち抜いた計8名の選手たちが、ステージ上で雌雄を決した。

▲決勝大会の試合ルールがこちら。決勝では3クラスのデッキを使用したBo5(3本先取)が採用されているのがポイントとなる。
▲決勝トーナメントの組み合わせがこちら。

●コスプレイヤーさんとの写真撮影も大人気!

 決勝会場のベルサール秋葉原は誰でも参加できるオープンスペースの1階と、試合を目の前で観戦できるステージエリアに分かれており、1階ではファミ通CUP決勝大会専用モードの体験スペースなど、さまざまなサイドイベントも同時開催。試合の生中継を観戦できるバブリックビューイングスペースも用意され、会場には多くの人々が集まり大いに盛り上がっていた。

▲『シャドバ』イベントではおなじみの、リアルカードパネルも秋葉原にズラリ。
▲決勝大会専用モード体験スペースでは、Bo5方式モードで決勝大会さながらの対戦を体験できた。
▲4人フライト式トーナメントスペースでは、4人での簡易大会が随時開催され、勝ち抜いたプレイヤーにはリアルプロモーションカードをプレゼント。

 また、会場にはフォトスペースも用意され、1時間ごとに登場するコスプレイヤー&マスコットのクレイゴーレムと記念撮影を楽しめるということで、毎回長蛇の列ができるほどの人気ぶりだった。

▲渚さん(イリス)
▲なっこさん(ケルベロス)
▲るしゃさん(イザベル)
▲成賀くるみさん(エリカ)
▲みゃこさん(アリサ)
▲クレイゴーレム

●ドローするたび、会場がドッと沸く白熱のバトル!

 メインステージ上で行われた決勝大会は、大盛り上がり! 選手たちには会場の音声が聞こえないよう配慮されているということもあり、kuroebi氏、いくら氏、ま氏による熱い実況&解説と、観客たちの声が会場内をより熱くする。選手がピンチになった際にピンポイントで効果的なカードをドローすれば、会場全体も「おおっ!」と沸き上がり、攻めるか守るかの悩みどころで強気にアタックを仕掛ける選手には、「うおおおおっ!」と、大きな歓声が送られていた。

▲左から、kuroebi氏(実況)、いくら氏(解説)、ま氏(RAGE Vol.3優勝者。スペシャル解説)。
▲試合前には、各選手のデッキが公開され、各選手がどういった戦術が取れるのか確認できたのも見どころのひとつ。
▲試合中は観客たちも固唾を飲んで見守りつつも、難しい局面では観客どうしで戦術について議論している様子も多々見受けられた。
▲ピリピリとした試合内容に、選手たちの表情からは苦悶や安堵といった感情が読み取れた。
▲試合後には、各選手たちにインタビューなども実施。
▲準決勝で残念ながら敗退してしまった選手たちが、3位決定戦に挑む。見事に勝利をおさめたのは、西日本予選2位のshow選手だ。

 そして決勝戦へと勝ち進んだのが、東日本予選4位のふぇぐ選手と、西日本予選4位のSKIRGE選手。奇しくも、予選を4位で勝ち抜いた者どうしの対決となった。試合前にSKIRGE選手は、「ふぇぐ選手は、今日いちばん仲よくなれた選手です。お互い精一杯がんばりましょう」とコメント。それに対しふぇぐ選手は、「僕はこれまで、東と西の予選1位の選手を倒してきました。だから負けないと思います!」と意気込んでいた。

▲ふぇぐ選手(右)。使用クラスはエルフ、ウィッチ、ヴァンパイア。
▲SKIRGE選手(右)。使用クラスは同じく、エルフ、ウィッチ、ヴァンパイア。

 まず初戦は、SKIRGE選手がウィッチ、ふぇぐ選手がエルフを選択。勝負が動き始めたのは中盤からで、SKIRGE選手がフォロワー“次元の魔女・ドロシー”の効果でフォロワーを大量展開し、ふぇぐ選手の体力を3にするまで攻め立てる。しかしそこでさまざまな攻防をしていくうちに、手札が無くなり息切れしてしまい、ふぇぐ選手がくり出した守護を持つフォロワー“マヘス”を突破できず、初戦はふぇぐ選手が勝ち取った。

 続く2戦目にふぇぐ選手はウィッチ、SKIRGE選手はヴァンパイア選択。序盤はしっかりとふぇぐ選手にダメージを与えていくSKIRGE選手だったが、スペルブーストでコストの下がったカード群を、ふぇぐ選手が大量展開。そのまま押し切られる形で、2戦目ふぇぐ選手が奪取し、これで王手となった。

 そして3戦目にはふぇぐ選手の残る最後のヴァンパイアに、SKIRGE選手もヴァンパイアをぶつけ、ヴァンパイアどうしの対決に。デッキの内容については、SKIRGE選手のヴァンパイアはバランスの取れた形となっていて、ふぇぐ選手は攻めと回復に特化した性能と言ったところ。序盤からふぇぐ選手はフォロワー“フォレストバット”を使った、大ダメージコンボのパーツをつぎつぎとドローし、観客たちも大盛り上がり。しかしSKIRGE選手も、それをやらせまいと華麗にさばいていき、SKIRGE選手の勝利し、これで2対1に。

 4戦目はSKIRGE選手がエルフを選択。やはり序盤から“フォレストバット”のコンボパーツを続々とドローしていくふぇぐ選手。SKIRGE選手も対抗するべく、さまざまなカードをくり出していくが、すべて“フォレストバット”や、フォロワー““吸血鬼・ヴァンピィ”などに対処されてしまう。そしてSKIRGE選手の体力が残りわずかとなると、ここで相手リーダーに大ダメージを与えられるフォロワー“セクシーヴァンパイア”を、ふぇぐ選手がドロー! SKIRGE選手は抵抗できず、そのまま大ダメージを受けてしまい、本大会の優勝者は、ふぇぐ選手に決定!

▲勝利した瞬間には、ふぇぐ選手はうれしさのあまり、目に涙が光るシーンも。
▲最後には、両者の熱い握手が交わされた。
▲ふぇぐ選手は、「優勝しましたーーー!!」と大きな声でカッコよくアピール!
▲表彰式では、4位のポテポテ選手に賞金30万円、5位タイの選手たちへ賞金15万円が、会場でイベントを盛り上げたコスプレイヤー陣により手渡された。
▲3位のshow選手には賞金50万円、2位のSKIRGE選手には賞金100万円。加えて、それぞれ選手たちにトロフィーが授与された。
▲プレゼンターを務めたのは高橋名人こと、一般社団法人e-sports促進機構代表理事を務める高橋利幸氏。
▲優勝したふぇぐ選手には、賞金400万円と、優勝カップが授与された。
▲優勝プレゼンターはファミ通を代表し、カドカワ株式会社取締役 浜村弘一が務めた。

 イベントの最後には、『シャドバ』のプロデューサーを務める木村唯人氏が登壇し、イベントを締めくくる挨拶を行う。その中で木村氏は、2017年5月21日(日)に本大会の上位プレイヤーと、今回スペシャル解説を務めたま選手を招待し、韓国の上位プレイヤーと戦う日韓戦を開催することを発表した。

▲最後は、『シャドウバース』プロデューサーの木村唯人氏が会場に駆け付け、イベントの盛り上がりを喜んだ。

 2017年3月30日には新たなカードパック“神々の騒嵐”の配信も予定されており、日韓戦も発表され、ますます盛り上がること間違いナシの『シャドウバース』。今後の動向も見逃すことはできないだろう。最後に、大会終了後に行われたふぇぐ選手への囲みインタビューを掲載。大会優勝者のコメントをぜひチェックしてほしい。

――本日はおめでとうございます。まずは優勝した感想をお願いいたします。
ふぇぐ選手 いやもう、めっちゃうれしいですね! やっと実感が沸いてきました。

――優勝賞金400万円の使い道は……?
ふぇぐ選手 大学の留年費に当てたいですね(笑)。あとは、応援してくれた友だちに何かをおごったりしたいです。

――本日は朝からSKIRGE選手とよくお話をされていたと言っていましたが、決勝で当たることは予想されていましたか?
ふぇぐ選手 まったくしていなかったです。もう、試合前だろうと最後までずっといっしょにいたんですよ(笑)。戦ってみてやっぱりすごくうまいので、どちらが勝つかまったくわからなかったのですが、勝てて本当によかったです。

――予選を通して、本大会でいちばん印象に残っているポイントはありますか?
ふぇぐ選手 予選プレーオフの最後の試合ですね。僕がスペル“死の舞踏”をドローしたときの、rarishula選手の表情が印象に残っています。

――決勝戦で唯一負けてしまったヴァンパイア対決は、相性が悪かったですね。
ふぇぐ選手 あそこは僕の記憶から消しました(笑)。

――予選では“運命力”というワードを出していましたが、決勝大会でも運命力は出ましたか?
ふぇぐ選手 準決勝の3戦目は、ドローできるカードが強くて強くて、やはりそこは運命力を感じましたね。

――決勝大会前には、ルームマッチなどで練習をされていましたか?
ふぇぐ選手 ヒラメキさんというプレイヤーと、ずっとデッキを考えていました。前日とかもずっと練習に付き合ってくれたので、本当に感謝しています。

――第4弾カードパックが配信されますが、注目のカードやクラスはありますか?
ふぇぐ選手 あまり見ていないのですが、ドラゴンの新しいレジェンドカードが強そうだなと思っているので、触ってみようと思います。

――イベントの最後には日韓戦も発表されましたが、日韓戦への意気込みなどをお聞かせください。
ふぇぐ選手 そこも運命力で! 圧勝したいと思います!