期待のNintendo Switchをユービーアイソフトはどう見ているのか? 開発のカギを握る重要人物に直撃した!

いよいよ2017年3月3日の発売が迫るNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)。“新ハードといえば”のユービーアイソフトは、この新しいハードをどう見ているのか、そして今後はどうするのか? そのカギを握るキーパーソンに訊いた!

●Nintendo Switchに参入するユービーアイソフトが見る新ハードの魅力とは?

 いよいよ2017年3月3日の発売も迫る期待の新ハード、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)。早くからNintendo Switchに参入することを表明し、海外ではローンチタイトルとして『Just Dance 2017』を発売するユービーアイソフト。この世界的なゲームパブリッシャーで、欧州・アジア地域を統括するエグゼクティブ・ディレクターのアラン・コール氏と、数々のゲームを生み出している欧州の開発スタジオのトップであるザビエル・ポワ氏が来日。ユービーアイソフトは新たな“舞台”で何を見せてくれるのか? Ninendo Switchにおけるユービーアイソフトの、これからの展開のカギを握る重要人物に訊いてみた。

▲写真右:UBISOFTグループ エグゼクティブ・ディレクター
アラン・コール氏
写真左:UBISOFT モンペリエ・パリ・アヌシースタジオ マネージング・ディレクター
ザビエル・ポワ氏

●Nintendo Switchなら新しい遊びを提供できる

――Nintendo Switchに対する率直な感想をお聞かせください。

ザビエル・ポワ氏(以下、ザビエル) 新しいコンソールマシンを見るのはいつだって楽しいものですよね。新しい可能性をもたらしてくれるハードは大歓迎です。

アラン・コール氏(以下、アラン) ユービーアイソフトと任天堂の付き合いは長いんですよ。WiiやWii Uのときも興奮させてくれましたし、私たちもたくさんのゲームを発売しました。Nintendo Switchでは『Just Dance 2017』や『STEEP』、『Rayman Legends Definitive Edition』をリリースすることを発表していますが(※すべて国内発売は未定)、リビングルームから自分の部屋やいろいろな場所に飛び出して遊べるのはワクワクします。

――『Just Dance 2017』はパリのスタジオで開発しているのですか?

ザビエル 『Just Dance』シリーズは、今回の『2017』で8作目となりますが、ずっとパリスタジオで開発しています。そのノウハウから見ても、Nintendo Switchはみんなで楽しく踊るという、シリーズのDNAを表現するには最適なハードです。そこまでのゲーマーでなくても楽しめる『Just Dance』のゲーム性は、Nintendo Switchのコンセプトに合っているでしょうし、いままでにない新しい遊びを提供して、究極の『Just Dance』をお見せできるとうれしいですね。Nintendo Switchなら、それが可能だと思います。

アラン Nintendo Switchも、WiiやWii Uと同じく家族で楽しめるコンセプトを持っているのは、やはり魅力的です。据え置き機と携帯機のハイブリッドとなるハードなので、いままでのようにテレビの前で腰を据えて遊ぶだけではなく、どこでも持って行って楽しめるようなゲームを作り出す必要があります。開発はたいへんだと思いますが、やりがいは感じています。『Just Dance 2017』なら、リビングでプレイしていて母親から「いい加減にしなさい」と怒られたら、その場でゲームを止めて後で遊びたい曲を選んでおくこともできますし、こっそり携帯モードにして部屋に持って行ってもいいですしね(笑)。

――スタイルに合わせて遊べるのは、最大の魅力ですよね。ちなみに、いちゲーマーとしてNintendo Switchはどう思われますか?

ザビエル すごく期待していますよ! 特に私たちのゲームで言うと『Rayman Legends』は濃いゲームユーザーでもじっくり遊べるタイトルになるので、楽しみです。

アラン カンフーをモチーフにした“Kung-Foot”というミニゲームなども収録しているので、ちょっとした時間でも遊べる作品になっていますよ。たとえばバスに乗って、次の目的地まで4分くらいしかないときでも、気軽にプレイできるようにしました。Wii Uではうまく表現できなかったことが実現できるので、クリエイターたちも楽しんでいます。彼らはハードの性能を最大限に活かして、ユーザーのためにおもしろいゲームを作ろうと奮闘してくれています。

●アイデアが湧いてくるハードはゲームの深みを感じさせられる

――クリエイターとしてNintendo Switch向けのゲームを開発するのは楽しいですか?

ザビエル もちろん! 大きい画面でも小さい画面でも楽しめるゲームを作る必要があるので、考えかたを変えないといけないのですが、そこがすごくおもしろいんですよ。

――今後、ユービーアイソフトはNintendo Switchにどう取り組んでいくのでしょうか。

アラン 現時点で発表できるものは3つのタイトルだけですが、ずっと前から任天堂と私たちはいい関係を築いていますし、WiiやWii Uにおいても、それなりの結果を残せたと思っています。ユービーアイソフトのクリエイターたちもいろいろな可能性を感じているので、明るい未来が待っているのではないでしょうか? たくさんのアイデアが湧いてくるハードは、ゲームの深みを感じさせることができますから。先は楽しみですね。将来的には、日本の皆さんにも楽しんでもらえるタイトルをたくさん出したいと考えていますので、期待して待っていてください。

――たくさんのタイトルが日本でも遊べることを期待しています。

ザビエル ありがとうございます。早く帰国して仕事に戻らないといけませんね(笑)。

▲本取材には、ユービーアイソフトのファンにはおなじみ(?)、ユービーアイソフト株式会社の代表取締役であるスティーブ・ミラー氏(写真右)にも同席していただいたので、最後にパチリ。この3ショットはけっこう貴重かも。