ファン注目の貴重なコメントが満載!
劇場版アニメ『チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~』第3章の公開を記念して、出演者および制作陣による座談会の模様が、現在ニコニコ動画で公開中だ。座談会には、ミシディア役の今井麻美さん、ユリアナ役の小岩井ことりさん、ムジカ役の東山奈央さん、工藤昌史監督、花井宏和副監督の5名が出演。スタッフの座談会は、テレビアニメ放映スタート時の1月にも行われており、今回が2回目となる。
今回の座談会では、アニメ化についての思い、演じた役柄についての感想、テレビ放映後半戦の見どころなど、多彩な話題が飛び交い、そのなかで作品の魅力がたっぷりと語られる内容となっている。ユーリやブルクハルトの闇落ちといった注目ポイントについてそれぞれが意見を交わすシーンもあるなど、同作のファンなら必見&必聴の貴重な座談会だ。動画の公開期間は、3月31日(金)23時59分まで(予定)なので、興味のある方は早めにチェックしてみよう。ちなみにエンディングでは、テレビ放映終了後のタイミングでの、ネタばれありの第3回座談会実施をにおわすようなコメントも出ていたので、ぜひ実現を期待したいところだ。
なお、ファミ通.comでは、座談会の収録現場に同席させていただき、収録終了後の今井さんと小岩井さんにミニインタビューを実施することができた。以下にその取材コメントを紹介する。
――『チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~』の魅力を、ひとことで教えてください。
小岩井 アニメの原作はゲーム作品なのですが、私はゲームをプレイしていて、たくさんのキャラクターそれぞれに、しっかりストーリーやバックボーンが存在している作品だなと感じていました。そのゲームのよさというものが、そのまますごく反映されているような作品になっていると思います。実際にアニメになるまえは、「どうやってそのよさを表現するのかな?」と思っていたですが、監督さんやスタッフ皆さんの努力の結晶で、本当にそのままゲームの魅力が伝わってくるアニメーションになっていて、そこがすごく魅力的だなと思いました。
今井 今回はテレビアニメのシリーズと、そしていっしょに劇場版も公開とあって、準備期間もかなりしっかりと取って作られたということをお聞きしていたのですが、やはり仕上がった作品を見ると、それは見た瞬間に伝わってきました。「まだまだやり足りない」とクリエイターの方々は思っている部分もあるかもしれませんが、少なくとも私たちが、いち視聴者として見せていただいたときに、“やり切った感”をすごく感じましたから。やはりクリエイティブなものを作るうえでの、やるべき方向性みたいなものを存分に発揮された作品になったのではないかと、客観的には思っています。演者としての立場でいうと……、まずこの作品は、本当にたくさんのキャラクターが出てくるんですよね。もともとのゲームの登場人物は、全員は出られていませんが、それでもおのおののキャラクターにファンがついているので、そのファンの方たちにひとりでも多く「納得させたい!」、「愛を受け取ってほしい!」という思いでした。そちらこちらに人気キャラクターが多数出てくるというのも、この作品の魅力のひとつでしょうし、またそういった多くの要素をしっかりとひとつにまとめ上げたスタッフの力という部分も、ぜひ感じていただけたらうれしいなと思います。
――ファンのみなさんに、ひとことメッセージをお願いします。
今井 私は本当に、ユーリという人が、愛おしくて愛おしくて仕方がないんです。ただ初めて1話から見た人は、「どこがそんなに愛おしく感じるの?」って思うかもしれませんよね。もちろんゲームをプレイされていた方にとってみれば、なぜこうなってしまったのかということは、痛いほどわかると思うんですが……。彼をどういう形で、みんながいろいろな力で支えていこうとするのか。そのことが世界を動かしていくその瞬間を、きっと垣間見ることができるはずなので、最後まで彼の葛藤を見守ってほしいと思います。
小岩井 私もいち『チェインクロニクル』のファンとして、出演させていただいてうれしく思っているのですが、残念ながらやはり尺の問題などもあり、キャラクター全員ぶんの物語が映し出されているわけではありません。ただ、動画としてというわけではないんですけれども、ちょっとした絵とか、その背景に映っている人たちの立ち位置とかだったりからも、その関係性が推し量れるところがあったりするんですよね。それくらい、それぞれのキャラクターを、監督さんやスタッフの皆さんが愛して、いろいろ考えてくださった結晶として完成した作品が『チェインクロニクル』なんだなと、関わらせてもらったなかで本当に思っています。ぜひ1カットも逃すことなく、見ていただけたらうれしいなと思います。
■座談会第1弾も2月28日まで、ニコニコ動画にて配信中!
『チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~』の第2章の初日舞台挨拶後の興奮冷めやらぬ中、行われた座談会第1弾がニコニコ動画にて2月28日(火)23時59分まで配信中。第1弾には、アラム役の山下大輝さん、ヴェルナー役の柳田淳一さん、ムジカ役で先行上映版オープニングテーマ・テレビアニメ版エンディングテーマを歌う東山奈央さんが参加している。
※座談会動画第1弾はこちら
■作品情報
◆第3章 解説
「ロード・オブ・ザ・リング」「アルスラーン戦記」などに続く新たなファンタジー作品「チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~」最終章、完成! 2013年、7月26日にスマホRPGとしてサービスがスタートした「チェインクロニクル」。ゲーム「チェインクロニクル3」もサービススタートし、2017年1月からはTVアニメの放送も開始。そのアニメ「チェンクロ」の最終章、第3章が遂に完成した。第1、2章に続き監督は「BLEACH」の工藤昌史。タッグを組むのは「ルパン三世」のテレコム・アニメーションフィルムと「楽園追放」のグラフィニカ。声優陣も引き続き、石田彰、山下大輝、佐倉綾音、内田真礼等豪華声優陣が参加している。また本作より歌手デビューを発表した東山奈央がムジカ役で参戦すると共にオープニングテーマ「Chain the world」も提供している。2Dと3DCGが見事に融合したハイブリッドアニメーション「チェンクロ」。闇に落ちたユーリと、迷いのない光を宿すアラム。2人の物語の行方は……。王道ファンタジー、ここに決着――。
◆第3章 物語
圧倒的な勢力で侵攻する“黒の軍勢”によって陥落した王都を奪還するべく大陸ユグドの各地で反抗勢力が立ち上がる。しかし“黒の王”率いる軍勢の力の前に結束したはずのユグド各地の勢力も一枚岩ではなくなってしまう。自らの力を信じきれなかった聖王女ユリアナ、自らの力で覇道を突き進まんとする九領を統べる鬼王シュザ。仲間のキズナを信じきれず疑心暗鬼に陥いり心に生まれた隙から黒の因子に取り込まれたユーリは闇に落ちていくのだった……。
ユーリを失った義勇軍のアラムは義勇軍を立ち上げたユーリの思いを知る。何としてもユーリを取り戻すことを誓い、乱戦中のシュザとユリアナたちの間に割って入りユグドを再び一つにまとめあげようとする。そんな中、賢者の塔で建造された空間転移装置「方舟」を使って王都奪還を図る一大反抗作戦が始まろうとしていた。だが決戦前夜、準備が進む賢者の塔をユリアナの元部下、魔人ブルクハルト率いる“黒の軍勢”が襲撃してくる――。