インディーゲームの力作が集結

 2017年2月11日~12日、千葉・幕張メッセにて開催された、ゲームファンとゲーム大会の祭典“闘会議2017”。今回は、闘会議イチ押しの個人制作ゲームが集結した“自作・インディーゲームエリア”の模様をお届け。

ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_01

 個人または少人数チームで制作された、営利性が低いゲームタイトルを扱う、“自作・インディーゲームエリア”。昨年開催された“ニコニコ自作ゲームフェスMV”(開発環境を『PRGツクールMV』に限定した自作ゲームコンテスト)の受賞作をはじめ、なかなか遊ぶ機会のないゲームに気軽に触れられる場となっていた。

ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_02
ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_03
▲マルチプラットフォーム対応のPRG作成ソフト『PRGツクールMV』で制作された作品を、開発者本人と会話しながら遊べた“RPGアツマールコーナー”。今回出展された作品は、作って遊んでコメントできるゲーム投稿コミュニティサービス“RPGアツマール”(http://game.nicovideo.jp/atsumaru/)でもプレイ可能。

インディーゲーム体験コーナー

 展示タイトル数を絞り込み、話題のインディーゲームを大型モニターで遊べる……というリッチなプレイ環境に特化した、インディーゲーム体験コーナー。大勢で遊べるタイトルには、順番待ちの列ができるなど、つねに活気にあふれていた。

ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_04
ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_05
▲昨年アーリーアクセス版がSTEAMで配信され、そのハチャメチャぶりが話題となった対戦アクション『Gang Beasts』(左写真)や、参加人数に応じた構成のパズル的仕掛けを突破していくステージクリアー型アクション『PICO PARK』(右写真)など、多人数でプレイしてこそ盛り上がる作品が中心に展示されていた。
ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_06
ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_07
▲爆弾処理マニュアルを持っている“爆弾専門家”役と、ゲーム画面上(右写真)で直接操作する“爆弾処理者”役で協力して、制限時間内に爆弾を食い止める『Keep Talking and Nobody Explodes』(2015年)。お互いが知っている情報を、会話だけでいかにスムーズに伝えあえるかが、攻略のポイントに。

“アイデア募集中!ボクたちゲーム作ってます”コーナー/自作ゲームステージ

 “アイデア募集中!ボクたちゲーム作ってます”コーナーでは、『RPGツクールMV』で制作中のRPG3タイトルに、闘会議参加者(ネット来場者含む)から寄せられた意見やアイデアをその場で盛り込んで完成させる……という実験的な企画が行われた。

ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_08
ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_09
▲元となるゲームを制作したアナゴ氏(左写真・前列左)、かにみそ氏(同・前列中央)、くもい氏(同・前列右)を始め、2日間の開催期間中、衆目のある場所でひたすら創作活動を続けたクリエイターたち。元ZUNTATAの小塩広和氏(同・後列左)も、サウンド制作のひとりとしてさりげなく(?)出演していた。
ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_10
ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_11
▲企画参加クリエイターが常駐し、新規シナリオや絵・音素材を仕上げるブースには、来場者が要望を書き込めるスペースも。また、各作品の“最新更新バージョン”は、同ブースでいつでも遊ぶことができた。
ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_12
ゲームは自分で作り、みんなで遊んでこそのもの!? “自作・インディーゲームエリア”リポート【闘会議2017】_13
▲JNCA(日本ネットクリエイター協会)提供のステージ上では、いい大人たち(左写真)、詩人(右写真・左)、ラブマツ(右写真・右)といった人気ゲーム実況者たちによる、自作ゲームの紹介や生実況が披露された。ゲーム制作と連動した実況では、いろいろなゲームをおもしろおかしく紹介してきた実況者ならではのアイデアをつぎつぎと出し、ステージ前に詰め掛けたファンたちの笑いを誘っていた。