今秋(予定)までのアップデート&イベント情報が明らかに
2017年2月10日~12日、千葉・幕張メッセにて開催された“ジャパン アミューズメント エキスポ 2017”(JAEPO 2017)。同イベントのセガブース『三国志大戦』特設ステージにて、バージョンアップ情報やイベント情報、スマホアプリ『三国志大戦ぽけっと』の発表etc……といった今後の予定“『三国志大戦』2017年ロードマップ”が公開された。ここではそれらの情報の詳細と、JAEPO初日に行なわれた“最強オペレーター決定戦”の模様をお届けする。
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・“英傑ランキング”のスタート(2月13日~)
今回発表された新要素でさっそく実装されるのが、“英傑ランキング”。2月13日からランキングが“三品中位”以上の君主を対象に“名声”という新たなポイントが用意され、全国大会で5敗するまでに挙げた勝利数に応じて名声が加算されていくようになる。そして名声は約1ヵ月単位で集計され、英傑ランキングに参加、上位入賞したプレイヤーには特殊称号が与えられる。なお、特別称号は月ごとに違ったものが用意されるようだ。
・拡張(カード追加)第二弾(2017年3月)
3月に稼動後2回目となるカード追加を実施。追加されるカードは1月下旬に行なわれた第1回の拡張と同程度の10枚前後になるとのことで、会場では魏の武将として登場するSR(スーパーレア)関羽の画像が公開された。残りのカードも気になるところだが、JAEPO2日目に「蜀にもSRがあります。孫尚香かな?」という新情報(?)が、『大戦』シリーズの総合プロデューサー、西山氏の口から語られている。いずれにせよ前回SRが追加されなかった勢力、魏と蜀には新SRが追加される可能性が濃厚だ。
・新カードに漫画家参戦(2017年初夏)
過去作でもたびたび行なわれてきた有名漫画家とのコラボレーションが、新生『三国志大戦』でもスタートすることが決定。その第1弾として登場するのが、『キャプテン翼』などでおなじみの高橋陽一先生が手掛けた“江東の虎”こと孫堅。時期は明言されなかったが、有名漫画のキャラクターを彷彿とさせる武将カードは今後も追加されていくようだ。
・大型アップデート(2017年秋)
秋ごろに新勢力と新兵種が加わる、対戦環境を大きく変えるであろうアップデートを実施。公開された画像から新勢力は三国志の初期に曹操と覇を争った、“袁紹”を中心とした軍勢で、新兵種は発表時に勢いよく流れた「パオーーン!」のSEから、旧作でも途中から参戦した“象兵”と思われる。また勢力や兵種の増加にあわせて、システムにも追加要素や大きな調整が施される予定があるようだ。
さらに秋のアップデートではカードカテゴリーに“LEGEND”を追加。「我々が『三国志大戦』をリリースする前から三国志の世界を描いていた先人」(西山氏)が選ばれるというLEGENDカードの第1弾は、『人形劇 三国志』で数々の武将の人形の造形を手掛けた川本喜八郎氏の作品。こちらも漫画家とのコラボカードと同じく具体的な作品名や作家名は明言されなかったが「わざわざカードカテゴリーを作っておいて1枚だけで終わるわけがない」(西山氏)ということで、さらなる追加が予定されているようだ。
今回発表された“ロードマップ”にはゲーム外の施策も含まれており、2017年4月の“神戸南京町コラボレーション”を皮切りに、これから開催されるイベントの情報も複数アナウンスされた。
そしてロードマップの最後に隠し玉的な存在として発表された『さんぽけ ~三国志大戦ぽけっと~』だが、これは単独のスマホアプリとして遊べるだけでなく、アーケードの『三国志大戦』とも大きく連動していくこともあわせて発表された。具体的には『さんぽけ』をプレイして集めたポイントを使って、『さんぽけ』の武将イラストを『三国志大戦』の筐体でプリント、それを武将カードとして使用することができるようになるとのこと。
さらに『さんぽけ』にはスマホで『三国志大戦』の武将カードを動かすエンジンを搭載していることも西山氏の口から語られ、実際にプレイヤーの両手+スマホで『三国志大戦』をプレイする様子もムービーで公開された。
ハイレベルな対戦が続出した“最強オペレーター決定戦”
ロードマップ発表で大量の新情報が公開されたJAEPO初日には、全国のアミューズメント施設を運営する会社の代表者が『三国志大戦』で対決する“最強オペレーター決定戦”も開催された。参戦したのは以下の8社。
・山崎屋
・共和コーポレーション
・SDエンターテイメント
・アドアーズ
・マタハリーエンターテイメント
・アミパラ
・レジャラン
・セガ エンタテインメント
この日のJAEPOはビジネスデイ、加えて大会を戦う代表者がいわゆるゲーセンの“店員さん”なため、会場の雰囲気はゆる~い感じの和やかなものだったのだが、大会で戦う8人のテンションは真剣そのもの。しかも参加者のほぼ全員が『大戦』シリーズの経験者で、現行の『三国志大戦』も相当数プレイしている歴戦の“君主”だったため、大会は1回戦から白熱した内容の試合が続出した。
決勝まで勝ち上がってきたのは、対戦相手によってデッキを変えて1、2回戦を快勝してきたSDエンターテイメントの“悪意と悲劇”君主と、現在の対戦環境では苦戦が続いている呉のデッキにこだわるアミパラの“雀悪鬼 紀柳”君主。試合はデッキ相性的に有利な魏の騎馬単5枚デッキを操る悪意と悲劇君主が有利に進めるも、柵をうまく使った守り、武将を無駄に撤退させない兵力管理、慎重なラインの上げ下げで内乱を防ぐといった、ていねいなプレイングを試合開始から終了までやりきった雀悪鬼 紀柳君主が勝利。“最強オペレーター”の栄冠を手にした。