“闘会議2017”。開催初日、ゲーム音楽ステージにて、『PSO2』、『大神』、『モンスターハンター ストーリーズ』、『東方Project』シリーズ、『パズル&ドラゴンズ』といった人気タイトルの楽曲をエレクトーンで演奏するステージイベントが行われた。

●エレクトーンの音が生み出す、壮大なゲーム音楽の世界

 2017年2月11日~12日、千葉・幕張メッセにて開催されている、ゲームファンとゲーム大会の祭典“闘会議2017”。開催初日、ゲーム音楽ステージにて、『ファンタシースターオンライン2』、『大神』、『モンスターハンター ストーリーズ』、『東方Project』シリーズ、『パズル&ドラゴンズ』といった人気タイトルの楽曲をエレクトーンで演奏するステージイベントが行われた。

 ここでは、がおーくまたんさん、のりさん、あだっちゃんさん、くすもん(楠本まどか)さんといった、動画やコンサートなどで活躍しているゲスト陣が楽曲を披露。さらに、『ファンタシースターオンライン』シリーズなどの楽曲を代表曲に持つ作曲家の小林秀聡氏も姿を見せた。本稿では、ステージの模様をお届けしよう。

 ステージの先陣を切ったのは、あだっちゃんさん。セットリストは、カプコンの人気アクション『大神』から、「大神Reset」、「大神 白野威」、「太陽は昇る」のメドレーだ。エレクトーンの音が鳴り始まると、会場は一気に和の雰囲気に包まれる。しっとりと、それでいて熱い魂を感じさせる全3曲に、来場者もニコニコ生放送の視聴者も大満足の様子だった。演奏を終えたあだっちゃんさんは、『大神』のようなすばらしい作品の演奏できて光栄だとコメント。楽曲とエレクトーンの相性がいいことにも触れていた。

 おつぎは、『パズドラ』の楽曲を演奏するのりさんのステージだ。先ほどとはうって代わり、ポップなサウンドにフロアの雰囲気もガラッと変わる。「A new Journey」からスタートし、エッジの効いた「The Ord Festival」で最後まで駆け抜け、来場者を盛り上げた。くすもんさんは、『モンスターハンター ストーリーズ』より、「風の絆」を含むメドレーを披露。シリーズ代表曲である「英雄の証」も演奏され、こちらも大盛況の様子だった。

 ここで、ゲストの小林氏が登場してトークが行われた。“ゲームの作曲家になったきっかけは?”というテーマでは、実は小林氏が、大学生の頃から作曲活動を行っていたことが明らかに。
 “せっかくなら、いっそ作曲活動を仕事にしたい”と思うようになったことがプロ作曲家を目指すきっかけになったのだそうだ。その後、小林さんは専門学校で2年間音楽の勉強をしたのち、セガに入社。『PSO2』などの大ヒットタイトルに関わるようになっていったと、作曲家としての軌跡を語っていた。

 ゲーム作曲になるまでの道程を語った小林氏(右から2番目)。ゲーム作曲家を目指す若者に、「音楽は個性です。あなたにしかできない楽曲を作ってください」とエールを送っていた。

 ステージもいよいよ後半戦。続いては、がおーくまたんさんが奏でる『PSO2』。セットリストは、オープニング曲の「天疾走ル風」と「borderless」のメドレー。疾走感のあるナンバーであることと、大型スクリーンにゲーム映像が映し出される粋な演出も相まって、来場者のテンションもグングンと上がっていく。作曲者本人がいる前での演奏ということで、非常に緊張している様子だったが、堂々としたステージを見せてくれた。感想を尋ねられた小林氏は「原曲を超えましたね」とがおーくまたんさんの演奏を大絶賛。お墨付きをもらったがおーくまたんさんは、とてもうれしそうな様子だった。

 ラストは、『東方Project』シリーズの楽曲を、今回の演奏者4人でセッション。じつはお互い知り合って間もないというゲスト陣だったが、そこは歴戦の強者。パートごとに交代でエレクトーンを演奏していくというスタイルで、見事に『東方Project』の世界をステージ上で再現してみせた。