開発のきっかけは『ボーダーブレイク』
2017年2月10日~12日、千葉・幕張メッセにて開催されている“ジャパン アミューズメント エキスポ 2017”(JAEPO 2017)。同イベントのセガ・インタラクティブブースにて開催された、多人数対戦アクションゲーム『ソウルリバース』トークイベントの模様をお届けする。
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『ソウルリバース』は、“AM2研”ことセガ・インタラクティブ第二研究開発本部による、アーケードの多人数参加型ネットワーク対戦アクションゲーム。最大10人対10人の対戦プレイが楽しめる。この日、トークイベントの主役を務めたのは、開発プロデューサーの三上岳彦氏だ。三上氏は『ソウルリバース』開発のきっかけを、「2009年に『ボーダーブレイク』というアーケードの多人数対戦ゲームを手掛けたが、ゲームがうまい人はもちろん、あまりうまくない人まで、想像以上に多くの方に楽しんでいただけた。これはまだまだ多人数対戦で遊びたいプレイヤーが多いだろうなと思い、ファンタジーをテーマに、よりワクワクできる多人数対戦を作ろうと思った」と説明した。
また、『ソウルリバース』で“英霊”ゼノビア役を演じる、声優の長谷美希さんがゲストとして出演。英霊とは、プレイヤーに力を貸してくれる伝説の英雄たちの魂のことで、騎士王アーサーや原初の女性パンドラなど、数多くが登場する。長谷さんは、英霊ゼノビアが女王であることを意識して、ひらひらとしたフレアのロングスカートを着てきたと挨拶した。
新時代と長期運営を見越した新型筐体とシステムボード
続いて、三上氏が映像に合わせて『ソウルリバース』の概要を解説。ビデオゲームでは最大となる32インチタッチパネルモニターを備えた、新しい筐体でのリリースになるという。電子マネー決済端末が搭載されているのも特徴で、三上氏は「『ボーダーブレイク』以降、お金の払いかたがどんどん便利になっているので、つぎの時代を見越した製品を作ろう」としていることを説明した。また、システムボードも一新し、「詳しくは言えないが、現行機の数倍の性能。いい絵が出せるのはもちろん、長期運営に耐えられるパワーを持っているのが特徴」(三上氏)とのことだ。
さらに、プレイヤーキャラクターはナイト、ウォーリアー、メイジ、レンジャーの4クラスから選べること、“ソウルリバース”を発動して英霊と同化することが勝利の鍵となること、オンラインでつながった全国のプレイヤーと最大10人対10人の対戦が楽しめることなども説明された。クラスについて、長谷さんは「ナイトやウォーリアーは爽快感がありそうだなと思うんですけど、サポート役というのもすごく好きです。はじめてプレイするなら、メイジやレンジャーを使って、視野を広く持ってみんなをサポートしてみたい」としつつ、「クラスって途中で変えられたりとかするんですか?」と質問。三上氏は転職システムがあることを明かした。
英霊と同化して敵陣営へ攻め入るようすを実況解説
三上氏が「簡単に言うと、赤チームと青チームに分かれて戦い、相手陣営の“神将”を倒したほうが勝ち」とルールを説明したところで、ゲームディレクターの小田嶋大士氏が登壇し、開発スタッフによる実際のプレイを見ながらゲームの流れを解説することに。クラスは両手剣を持つウォーリアーをチョイス。“霊脈”という拠点のようなものを制圧して前線を押し上げていく過程や、“ソウルリバース”を発動して英霊ガウェインと一体化し、敵陣営の“神将”に戦いを挑む様子などがデモンストレーションされた。
また、プレイ中に解説できなかったポイントとして、バトル後に得られる武器や防具などの報酬や、装備や見た目を自由に変えることのできるプレイヤーのカスタマイズについても言及があった。
会場ではスマホRPG『ソウルリバース ゼロ』との連動企画も
さて、会期中、会場では『ソウルリバース』を試遊できるほか、特典としてスマートフォン用RPG『ソウルリバース ゼロ』で使える英霊SSR“ゼノビア”が先行配布されている。ゼノビアはアーケード版とスマホ版とでベースデザインは共通なのだが、前者はより大人っぽく、後者はちょっとかわいらしい見た目になっているとのこと。長谷さんは『ソウルリバース』だけでなく、『ソウルリバース ゼロ』でもゼノビア役を演じているという。そこで、長谷さんは両者の生ボイスを披露。
「この戦、女王ゼノビアがたしかに預かった! 女王に刃向かう者、心せよ!」(『ソウルリバース』英霊ゼノビア)
「私は、何者にも縛られない! 女王ゼノビアが力を貸しましょう」(『ソウルリバース ゼロ』SSR『ゼノビア』)
威厳すら感じられるアーケード版のゼノビアと、勝気なスマホ版のゼノビアとの演じ分けに、会場から拍手が沸いた。
最後に、3月3日~5日、都内でロケテストが開催されること、ロケテスト参加者には特典があることが告知され、トークイベントは幕を閉じた。