体験会に挑戦した34組中、脱出に成功できたのは……

リアル大迷宮バハムートに取締役と新入社員がパーティを組んで挑戦!(ネタバレなし)_01

 SCRAPが手掛ける“リアル脱出ゲーム”と、スクウェア・エニックスのMMORPG『ファイナルファンタジーXIV』がコラボレーションしたイベント、“リアル脱出ゲーム×『ファイナルファンタジーXIV』大迷宮バハムートからの脱出”が、2017年2月10日のZepp DiverCityを皮切りに公演を開始。東京のほか、大阪・名古屋のZepp Hallおよび札幌・福岡の各会場にて順次開催される。今回は、その先行体験会の模様をお届けしよう。なお、内容や謎解きに関するネタバレはいっさいないので、その点は安心してほしい。

 本イベントは、6人でパーティを組み、協力して謎を解き大迷宮バハムートから脱出するというもの。今回の先行体験会に挑むにあたり、社内外から6名の『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FFXIV』)好きが招集された。ファミ通編集部からは、『FFXIV』の記事担当であるオポネ菊池、『FFXIV』だけでなくリアル脱出ゲームにも詳しい北口徒歩2分、アイテムレベルの高さが入社の決め手となった(か定かではないが)新入社員のゆーみん17が選抜。残る3名は、イラストレーターの皆川史生先生、カドカワの取締役でありファミ通グループの代表でもある浜村通信、そして浜村の秘書という、若干気を使う構成。しかし、パーティを組んだからには立場など関係ない! とばかりに、ゆーみん17を先頭にいざ大迷宮へ。

(編注:同行者が6名に満たなくても、会場の参加者どうしでパーティを組むことができます。また、『FFXIV』に関する専門知識も不要です。『FFXIV』や『FF』シリーズを知っていれば“より楽しめる”程度です)

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▲会社のトップが新入社員に急かされるの図。完全に立場が逆転。
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▲会場の入り口にはフォトスポットがあり、記念撮影が行える。
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▲6人はそれぞれジョブを決め、役割を分担する。用意されているジョブはナイト、シーフ、狩人、吟遊詩人、白魔道士、黒魔道士。カードの裏に個々のアビリティ(特殊能力)が記されている。
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▲テスト公演の様子から。『FFXIV』開発チームの協力により、このイベントのために用意された新規の映像もある。

 実際の内容について参加してのお楽しみということで、あとはファミ通チームの結果をお伝えするのみだが、残念ながら脱出失敗。わりと後半まで進むことはできたが、だからと言って“惜しい”というわけでもなかった。その状況を説明しようとすると、なんとなくネタバレになりそうなので、これ以上は伏せておく。

 体験会に参加したのは34組だったが、脱出に成功できたのは、なんとたったの1組!(通常、脱出ゲームの成功者は1割程度) リアル脱出ゲームに初参加という人が多かったのもあるが、さすがはSCRAPといったところ。“脱出慣れ”している人も、歯応えがありそうだ。

 体験会終了後、“大迷宮バハムートからの脱出”を手掛けたSCRAPの染川央氏と、『FFXIV』プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が登壇。体験会参加者に向けて挨拶を行った。

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▲吉田氏(左)も、あと一歩のところで脱出に失敗したそう。悔しい思いをするのも脱出ゲームのおもしろさだと語った。

 染川氏は今回のコラボレーションにあたり、実際に『FFXIV』のプレイを始めて、ゲーム内でスタッフと打ち合わせを行っていたというエピソードを披露。吉田氏は、『FFXIV』というより『FF』シリーズらしい脱出ゲームになったとコメントした。

体験会を終えて……

浜村通信
クリアーできなくて悔しかったね。脱出ゲームが「また挑戦したくなる」と言われる理由がよくわかった。SCRAPのスタッフたちが『FFXIV』のことをよく理解していて、まるで零式のようなきびしさだったな(笑)。『FFXIV』や『FF』シリーズが好きな人はぜひ体験してほしいね。

皆川史生先生
脱出ゲームに初挑戦でしたが、新鮮で楽しかったです。でも、疲れました(笑)。かなり難しかったですけど、ほかの脱出ゲームにまた挑戦したいです。

ゆーみん17
零式のほうが簡単ですね(笑)。
※この後、浜村通信に「なんやと、コラァ」と叱られました。