新世代のプレイヤーが台頭! “WCCF CUP WINNER'S CUP The 11th 全国決勝大会”詳報 『WORLD CLUB ChampionFootball』の日本一が決定

2017年1月22日、東京・大崎ブライトコアホールにて、セガのアーケードサッカーカードゲーム、『WORLD CLUB Champion Football』の全国大会、“WCCF CUP WINNER'S CUP The 11th 全国決勝大会”が行なわれた。ここではその模様をリポートする。

●選手カードのトレンド変化が感じられたグループリーグ

 2017年1月22日、東京・大崎ブライトコアホールにて、セガのアーケードサッカーカードゲーム、『WORLD CLUB Champion Football』(以下、『WCCF』)の全国大会、“WCCF CUP WINNER'S CUP The 11th 全国決勝大会”が行なわれた。ここではその模様をリポートする。


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 決勝大会には全国のゲームセンターで行なわれた店舗予選で優勝後、エリア予選を勝ち抜いてきた30名の監督(プレイヤー)と、当日予選で優勝を果たした前回大会優勝者のYossy監督、当日予選枠を勝ち取ったタル監督の計32名が参戦。監督たちはまずA~Hの8つのグループに4名ずつ分かれて戦うリーグ戦に臨み、決勝トーナメントに進出できる1位、2位の座を賭けて争った。


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▲実力者が揃う全国大会だけあって、グループリーグの多くは最後まで決着がつかない展開が多発。とくに2位争いは熾烈で、勝ち点、得失点差、さらに総得点までもが並び、選手カードの合計ポイントの比較(低いほうが勝ち抜け)でジャッジするという大混戦にもつれこんだケースも。

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▲稼動期間(約15年)の関係で、ほかのアーケードゲームに比べて年齢層が幅広いのも『WCCF』の特徴。今大会では「小学生のころから『WCCF』をやっていた」という“10代ながらベテラン”な監督が複数人参戦。

 今年のWCCF CUP WINNER'S CUP、とくにグループリーグでは、選手カードのチョイス、試合中に選手カードをどれだけ動かすのか、チームスタイルをどれぐらいの頻度で変えるのかといったところで、監督の個性がわかりやすく反映されていたのが印象的。

 選手カードに関しては、ここ数年の大会では疑う余地のない“鉄板”な組み合わせとされていたクリスティアーノ・ロナウドとメッシを2トップで起用する監督がやや減少。クリスティアーノ・ロナウドかメッシのどちらか1枚を選び、その相方には現在稼動中の15-16Ver.きっての快足FWであるオーバメヤン、もしくはその監督が「強い」と信じるFW(シェフチェンコやフッキ)との組み合わせが増え、そしてそもそもクリスティアーノ・ロナウドとメッシがいないチームで戦う監督も少なからず見受けられた。

 また、鉄板の2トップと同じぐらいトップレベルで戦う監督たちに人気のあったベイルやラサナ・ディアッラといった選手カードの使用率も減少。その代わりに大きく使用率を上げてきたのが、強力なレアチームスタイルを持ち、個の力も高い、ポグバ(ビクトリーパレード)とラーム(ホーミングクロス)。このポグバかラームのどちらかをトップ下に配し、状況に応じて大きく左右にカードを移動させチャンスメイク、2トップと連動して点を取る……という形が、今大会での攻めのトレンドのように感じた(その攻めに転じた瞬間、また守備時にどれだけカードを動かすかは監督によって大きく変わる)。

 そして、ラサナ・ディアッラが人気だった守備的MFは、ルーカス・レイバ(守れるうえにダイレクトプレイ重視を持っているから人気?)、ついで守備力の高いローデに新たな需要が集まり、最終ラインにはレアチームスタイルを持つチアゴ・シウバ(クリーンファイト)やカンナバーロ(カルチョカンピオーネ)が多く選ばれているように感じた。


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▲GKはPK戦に強く総合力も高めのハンダノビッチが一番人気で、流れの中での安定感が抜群のベナーリオの使用率も依然高かった。決勝トーナメントに入ってからは、PK戦を見越したジエゴ・アウべスやタファレル、ペリンといった、PKに特化したGKの投入も多く見られた。

●さまざまな“新技術”が導入された決勝トーナメントを制したのは……

 グループリーグを勝ち抜いた16名による決勝トーナメントは、初戦から決勝まで1試合ずつ実況解説&配信が行なわれる形式で進行。ここで登場したのが、近年のセガのアーケードゲーム大会ではおなじみになった、“大会実況システム”を『WCCF』向けに進化させた、スタッツによるデータの表示。試合の前後には監督のプレイスタイルを類推できるさまざまなな情報を表示し、試合中にはゲーム画面と監督による選手カードの移動をリアルタイムで表示。『WCCF』をプレイしたことがない人はもちろん、シリーズ経験者にとっても新鮮な驚きと発見が得られるようになっていた。



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▲試合前に表示された、これから対戦する両監督のグループリーグで記録したスタッツ。平均得点or失点、チーム内得点王といった実際のサッカーでも目にすることのある情報(写真左)に加え、チームスタイルを切り替えた回数、選手の走行距離ならぬ“選手カードを動かした距離(cm)”といった、『WCCF』ならではの情報も充実。

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▲試合中はメインモニター(配信画面)の左右に両チームの選手カードが表示され、フォーメーションの変化をリアルタイムで追うことができた。

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▲試合が終了すると両チームがピッチのどこでボールを奪い、左右のサイド、もしくは中央のどこから攻めたかのデータを表示。

 決勝トーナメント左ブロックを制したのは、北関東代表の&DO監督。徹底した“カードを動かさない派”TERU監督との1回戦、試合前のインタビュー映像で苦手意識を口にしていた関西勢のボンバー監督との東西対決、グループリーグから続く堅守でベスト4まで勝ち上がってきたクボアキ監督をそれぞれ1-0、1-0、PK戦という僅差、しかし守備面で確実に1枚上手なところを見せて勝利。

 対する右ブロックを勝ち抜いてきたのは、東北代表、ランボー監督。グループリーグは2位抜けと苦労したランボー監督だが、決勝トーナメントでは攻撃陣が爆発。1回戦はインテルの選手のみで構成したチームで決勝トーナメントに進出してきたおに監督、2回戦では前大会優勝者のYossy監督をオーバメヤンとC.ロナウドの2トップで2-1、2-0と粉砕。ベテラン監督ふたりを撃破した勢いは止まらず、1、2回戦ともにPK戦で粘り強く勝ち抜いてきたソラ監督との若手どうしの戦いも2-1で制し、ファイナリストの資格を手にした。


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▲決勝戦に臨む&DO監督(写真左)とランボー監督(写真右)。

 堅守と攻撃時の爆発力、トーナメントを対照的な形で勝ち上がってきた両チームの戦いでの均衡を破ったのは、ランボー監督操るオーバメヤン。前半20分過ぎにハーフウェイライン付近でボールを受けると、そのまま右サイドを猛スピードのドリブルで駆け上がり、&DO監督が形成した守備網を突破。そこから上げたクロスを、クリスティアーノ・ロナウドが打点の高いヘディングで決めて、ランボー監督の先制点を演出する。続いて前半40分過ぎにもオーバメヤンの右サイド突破が見られたが、ここは&DO監督のDFが仕事を果たし、1点差のままで前半終了、ハーフタイムへと入った。

 そしてピンチをしのいだ&DO監督は、後半に入ると試合のペースを掌握。ポグバのスルーパスにメッシ、(&DO監督の)オーバメヤンが反応して決定的なチャンスを幾度も創出。しかしそんな危険な攻めもDFにレアカードを2枚採用(セルヒオ・ラモスとチアゴ・シウバ)しているランボー監督の最終ラインが水際で死守。シュートを打たせる前にボールを奪取して危険な時間帯をしのいだランボー監督が後半をしのぎきり、11回目の『WCCF』全国大会の王者に輝いた。


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▲優勝したランボー監督にはゲーム内の特別称号“エルディビーノ”、ロベルト・バッジョのサイン入りユニフォーム、トロフィー、ワッペンなどが贈呈された。

●WCCF CUP WINNER'S CUP The 11th 優勝プレイヤー、ランボー監督インタビュー

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▲ランボー監督

――優勝おめでとうございます。まずは率直な気持ちを聞かせてください。

ランボー 試合終わった直後は実感がなかったんですけど、トロフィーをもらったり応援にきてくれていたチームメイトを見たりしているうちに実感が湧いてきました。

――優勝が決まった瞬間は感極まって泣いていらっしゃいましたが……。

ランボー やっぱりゲームをやってるからにはてっぺんを取りたいと思っていたので……夢が叶いました。

――今日は最初のリーグ戦はかなりきびしい戦い(1勝1敗1分での2位通過)でしたが、勝ちあがれたポイントはどこにあると思いますか?

ランボー 最後の試合ですね。(相手に勝たれると2位通過される可能性があったので)最悪でも引き分けないといけない、絶対に落とせない試合だったので。

――不調とはいえグループリーグの時点で得点力はあるかな、という印象だったのですが、1発勝負の決勝トーナメントからはそこが強みになっていたように思います。

ランボー そうですね。大会前日にやった練習会で、ワンマッチではいい感じで動けていたのでグループリーグを抜けられれば「(優勝)あるかな?」と思えたので、それでトーナメントでは勢いづけたのかもしれないですね。

――決勝トーナメントで一番きびしかったのは?

ランボー 準決勝ですかね(試合終盤にオーバメヤンの中央突破から生まれたチャンスをモノにして2-1で勝利)。まさかあそこまで行ってくれるとは思わなかったですね。決勝も展開自体はきびしかったです。(&DO監督とは)実力差があるのはわかっていたのですが、それをカバーするにはチーム作りと……あと気持ちですよね。それ(気持ちの強さ)はチームメイトからも言われていて。今日会場に来られなかったチームメイトからもLINEとか電話で「気持ちで勝ちにいけ。お前なら大丈夫だ」って言われてたのが大きかったですね。

――決勝からはスタッツが表示されたりしていましたが、あれってプレイする側にもなにかしら影響したりしましたか?

ランボー そうですね。あるとないとではけっこう違いますね。人によってキックオフ時の配置や守りかたが違うので、そういうところは勉強しようかなと思ってぼくは見てました。あとふだんボタンを押す回数とか全然気にしてなかったので(笑)、その辺が見れたのはおもしろかったです。

――今日はオーバメヤンの活躍がすごい目立ちましたが、前作まではそれほど目立っていなかったオーバメヤンをチームの中心にした理由は?

ランボー (キープレイヤーにしたときのチームスタイルが)ラインブレイクなのが大きいですね。オーバメヤンがダメな試合もたまにあるんですけど、そこは耐えるしかないですね(笑)。

――今日の大会、トップ下はラームかポグバの2択に近い感じがしたのですが、ラームを選んだ理由は?

ランボー エリア決勝まではビクトリーパレード(ポグバ)、ホーミングクロス(ラーム)の両方を使っていたんですけど、(ビクトリーパレードは)ミスが失点に直結するので、ホーミングクロスに絞って、FWはオーバメヤンとクリロナで組みました。ラームにした理由は、チームスタイルをホーミングクロスにしているときのサイドのスルーパスがふつうとはぜんぜん違うので。そこでワンチャンス作れるかなと思って。

――まもなく16-17バージョンが稼動しますが、そちらでの意気込みがあれば最後にお願いします。

ランボー 育成する形が違うので、バージョンアップしてからまたいいチームが作れるように努力していきたいですね。


●『WCCF』ファンになじみ深いストライカーが復活! 『WCCF16-17』目玉カードが初お披露目

 大会終了後の最後にはまもなく稼動を控えた新バージョン、『WCCF16-17』のレアカードの中でもとくに希少度の高いATLE(オールタイムレジェンド。引退した名選手が選出される)やKOLE(キングオブレジェンド。サッカーの歴史に残る偉人クラスの人物が選ばれる最上級カテゴリー)のラインアップが一部発表され、会場を大いに沸かせた。公開されたカードは以下の通り。

ATLE
フィリポ・インザーギ

SATLE(サインオールタイムレジェンド。ATLE級の選手カードにサインがプリントされた豪華版)
ヨルゲン・クリンスマン

LEOC(レジェンドオブクラブ。クラブを長きに渡って支えた象徴的選手)
ラウール・ゴンザレス
ティエリ・アンリ

HOLE(ヒストリーオブレジェンド。複数のHOLEでその選手やワールドカップなどの大会の歴史を振り返るカテゴリー)
ロナウド(PSV、バルセロナ、インテルの3枚でカード化)

KOLE
ジュゼッペ・メアッツァ

 以上のカードのほかにも、大量の現役選手のカードが新たに排出される『WCCF16-17』は、1月26日から稼動スタート。今回の大会を見て『WCCF』に興味を持った人、『WCCF』のモチベーションが復活した人は、ぜひゲームセンターでプレイしてみてはいかがだろうか?

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