2017年1月22日(日)に“日本eスポーツリーグ(Japan e-Sports League Winter)”のオフライン決勝戦が開催された。オンラインリーグを突破した2チームによる、熱き戦いの模様をお届けしよう!

●“日本eスポーツリーグ”オフライン決勝戦開催!

 本リーグは,全国各地の6チームが、『FIFA17』(プレイステーション4)、『ブレイブルー セントラルフィクション(BBCF)』(プレイステーション4)、『オーバーウォッチ』(PC)の3種目のトータル成績で勝敗を争うリーグ戦だ。試合は、2016年11月26日(土)の第1節から毎週土曜日にオンラインマッチによって行われ、最終節となる第5節を終えた時点で、上位2チームとなった“CYCLOPS OSAKA athlete gaming”と“東京ヴェルディ”の上位2チームが決勝戦へと駒を進めた。
 本稿では、2017年1月22日(日)に東京アニメ・声優専門学校の北葛西校舎5階の大会会場にて開催された、オフライン決勝戦の模様をお伝えしよう。

▲Naturals北海道 (北海道)、東京ヴェルディ (東京)、名古屋OJA (愛知)、INFINITY OSAKA (大阪)、CYCLOPS OSAKA athlete gaming (大阪)、icafe Game School福岡 (福岡)の全国6チームがしのぎを削った。
▲“CYCLOPS OSAKA athlete gaming vs. 東京ヴェルディ”がオフライン決勝戦の組み合わせだ。

『FIFA17』(プレイステーション4)

 『FIFA17』部門は、ホーム&アウェイ方式の2試合の合計得点によって勝敗を決定し、同点の場合はオンラインリーグ1位通過のCYCLOPS OSAKA athlete gamingが勝利となる。使用するチームは、CYCLOPS OSAKA athlete gaming側から先に選ぶことができ、同チームでの対戦は禁止、1試合目で使用されたチームは2試合目では使用不可となっている。

『FIFA17』部門出場選手の“CYCLOPS OSAKA athlete gaming”黒豆選手(左)と、“東京ヴェルディ”KEN選手(右)。中央は、総合司会の呉圭崇氏。
▲『FIFA17』部門、実況の馬人(うまんちゅ)氏と解説のjengaman氏。

 “CYCLOPS OSAKA athlete gaming”黒豆選手は、オンライン予選で全勝という好成績を収めている。対する“東京ヴェルディ”KEN選手は、無失点での勝利を続けた黒豆選手から、唯一得点を奪ったという選手だ。

▲1試合目は、黒豆選手がバイエルン・ミュンヘン、KEN選手がレアル・マドリードを選択。

 “バイエルン・ミュンヘン(黒豆選手) vs. レアル・マドリード(KEN選手)”となった1試合目。立ち上がりから、立て続けにビッグチャンスを作り出した黒豆選手だったが得点には結び付かず、22分にKEN選手が先制点を獲得。勢いに乗るKEN選手だったが、前半終了間際にPKを獲得した黒豆選手が同点に追いついた。後半へと折り返すと、53分に中央を突破したKEN選手がゴールを奪い再び突き放す。しかし78分、ゴール前でしっかりとボールをつないだ黒豆選手がゴールを決め試合をふりだしへと戻すと、そこからさらに立て続けに2得点。4-2という乱打戦を制した黒豆選手が、逆転でこの試合に勝利した。

▲2試合目は、黒豆選手がユベントス、KEN選手がマンチェスター・シティを選んだ。

 “ユベントス(黒豆選手) vs. マンチェスター・シティ(KEN選手)”となった2試合目は、1試合目を勝利した黒豆選手が5バックでしっかりと守りを固める展開となった。黒豆選手は、前半開始直後に守備能力の高いキエッリーニを怪我で欠いてしまう不運に見舞われたが、後半78分には待望の先取点を獲得。リードを奪われ攻勢に出ざるを得ないKEN選手に対して、カウンターからの追加点を積み重ねた黒豆選手が3-0でこの試合に勝利した。

 2試合を終了して、トータルスコアは7-2。『FIFA17』部門では、黒豆選手がチームに勝利をもたらした。

『ブレイブルー セントラルフィクション』(プレイステーション4)

 『ブレイブルー セントラルフィクション』部門は、2ラウンド先取で1セットとし、先に10セットを取った選手の勝利となる。ただし、オンラインリーグ1位通過チームは1セット取得した状態から試合が開始されるため、CYCLOPS OSAKA athlete gamingは実質9セットの先取で勝利が確定する。

▲『ブレイブルー セントラルフィクション』部門出場の“CYCLOPS OSAKA athlete gaming”どぐら選手(左)と、“東京ヴェルディ”ソウジ選手(右)。
▲『ブレイブルー セントラルフィクション』部門、実況のなかお氏と解説のたけやま氏。

 “どぐら選手(アズラエル) vs. ソウジ選手(アラクネ)”となったこの試合。5セット先取制だったオンラインリーグでは、2-5でソウジ選手が勝利を収めている組み合わせだ。
 試合は、序盤にどぐら選手が怒涛の4セット連取を見せ、6-2と試合を大きくリード。そこからはソウジ選手が2セットを連取すると、どぐら選手が2セットを連取、さらにソウジ選手が2セットを連取するという試合の流れが激しく入れ替わる展開が続いた。9-6でマッチポイントとなったあとも粘りを見せたソウジ選手だったが、試合は10-7でどぐら選手が勝利。4セット連取から、つねに試合をリードし続け勢いを見せつけた。

『オーバーウォッチ』(PC)

『オーバーウォッチ』部門、実況の象先輩氏と解説のzelunyan氏。

 『オーバーウォッチ』部門は、ライバルルール・BO5形式で行われる。第4試合まではエスコートorハイブリッドルールで対戦をし、第5試合のみ“Ilios”でのBO5で行い、3CPを先取したチームの勝利となる。第4試合までのマッププールは、エスコートがWatchpoint: Gibraltar、Dorado、Route 66。ハイブリッドがKing's Row、Numbani、Hollywood。マップキック方式は、CYCLOPS OSAKA athlete gamingがマップをひとつ除外し、東京ヴェルディが残りのマッププールからひとつ除外、CYCLOPS OSAKA athlete gamingが使用マップの順番を決定する。

▲CYCLOPS OSAKA athlete gaming、左から、YATIAYASE選手、Hexbell選手、tbnPeltor選手、Bep選手、sosu選手、Ryoya選手。
▲東京ヴェルディ、左から、Vader選手、Aktm選手、Bata選手、Sparkey選手、Novady選手、Defuse選手。

 オンラインリーグでは、1セットも落とさずに無敗を誇った東京ヴェルディと、大会内での成長が著しいCYCLOPS OSAKA athlete gamingとの組み合わせ。試合は、早くも絶対王者の風格すら漂わせる東京ヴェルディに対して、リーグ戦の第1節以来の組み合わせとなったCYCLOPS OSAKA athlete gamingが、どれほどの成長を見せられるかにも注目が集まった。しかしながら、結果は0-3で東京ヴェルディがこの試合でも1セットも落とすことなく勝利。慣れないオフライン大会という状況に、実力が出し切れなかったというCYCLOPS OSAKA athlete gamingに対して、作戦通りの動きができたという東京ヴェルディが安定感を見せつけた。

優勝チームはCYCLOPS OSAKA athlete gaming!

 2016年11月26日(土)のオンラインリーグ第1節から、2ヵ月弱にもおよぶ長い期間を全国の6チームが戦った本大会。見事に優勝の栄光に輝いたのは、試合結果2-1でオフライン決勝戦を制したCYCLOPS OSAKA athlete gamingとなった。
 オンラインでの対戦環境を利用した全国のチームによるリーグ戦は、日本国内においてはまだまだ新しい試みといえるだろう。2017年5月からは、次回大会の開催も予定されているとのことだ。今後も引き続き、地域に根付いたチーム同士の熱い戦いが見られることに期待したい!

▲優勝チームのCYCLOPS OSAKA athlete gaming。
▲『FIFA17』部門賞の“CYCLOPS OSAKA athlete gaming”黒豆選手(右)。
▲『ブレイブルー セントラルフィクション』部門賞の“インフィニティ大阪”フェンリっち選手(右)。
▲『オーバーウォッチ』部門賞の“東京ヴェルディ”。
▲GALLERIA特別賞の“CYCLOPS OSAKA athlete gaming”Ryoya選手。
▲BitCash特別賞の“CYCLOPS OSAKA athlete gaming”どぐら選手。
▲毎日新聞特別賞の“東京ヴェルディ”KEN選手。