『蒼き革命のヴァルキュリア』ってどんなゲーム?

 2017年1月19日にプレイステーション Vitaとプレイステーション4で発売された、セガゲームスの新作RPG『蒼き革命のヴァルキュリア』。「気にはなっているけれど、どんなゲームかよくわからない」という人のために、本作のストーリーやシステムの特徴に加え、物語を楽しむためのキーワードをおさらい。2017年1月12日に公開した、開発者インタビュー動画と合わせて、本作の魅力をチェックしておこう!

歴史の裏側が描かれるストーリー

 ヴァルキュリアを擁する軍事大国のルーシ帝国に対し、植民地的支配からの解放・独立を謳い、小国ユトランドが宣戦布告。後に“奇跡の解放戦争”と呼ばれるこの戦いを主導し、勝利に導いた5人の若者たちは、戦後、復讐という私怨のために戦争を主導した罪と、王女に対する不敬罪により“五人の大罪人”として処刑されてしまう。
 「英雄として称えられてもいいはずの5人が、なぜ大罪人として処刑されてしまったのか?」。物語は、解放戦争から100年後の世界で、学生が歴史学者に問い掛けるところからスタート。プレイヤーは解放戦争を追体験しながら、歴史に隠された真実を探っていく。

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▲語り部となる歴史学者のリシェール。彼女に話掛けると、過去へと移行する。
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▲過去の世界では、5人の大罪人を始め、さまざまな視点から、歴史の真実が描かれる。

戦場を支配するバトルシステム

“LeGION(レギオン)”と名付けられた本作のバトルシステムでは、プレイヤーがパーティー内のひとり(操作キャラクターの切り換えも可能)を操作し、ほかのメンバーに指示を与えるという形になる。バトル中は、戦場を自由に動きつつ、行動ゲージが溜まるのを待って攻撃行動を行う。○ボタンを押すと出るコンボ攻撃のほか、“バトルパレット”を開いて時間を止め、サイドアーム(銃火器)、咒術(魔法的な力を持つ特殊技)も使用可能。基本はリアルタイムだが、コマンド選択式バトルのようにじっくりと考えて戦うこともできるのだ。

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▲画面に“READY”と表示されると攻撃行動が可能。ちなみに、操作キャラクターの切り換えは方向キーの上下で行う。
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▲攻撃可能な状態のときに△ボタンを押せば、バトルパレットが開き、時間が止まる。

・仲間への指示は3タイプ

バトル中に仲間に出す指示は、大きく分けると、全員に役割的な簡易指示を与える“ロールオーダー”、位置取りを指示する“フォーメーション”、個別に行動を指示する“ダイレクトオーダー”の3種類。さらに、“パーティメニュー”の“パーソナル”という項目で、思考や行動の指針となる“マニフェスト”を設定すると、キャラクターごとに細かい特徴付けが可能になる。

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▲バトル中は、L1ボタンでフォーメーションを、方向キー左右でロールオーダーを変更。ダイレクトオーダーは、バトルパレットのコマンドになっている。
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▲個別にマニフェストをセットしておくことで、より細かく動きや思考を設定可能だ。

ミッションを攻略してストーリーを進めていく

 解放戦争から100年後の、学生と歴史学者リシェールとのシーンがメニュー画面になっている。ここでリシェールに話し掛けると、舞台は100年前へ移り、当時を追体験することに。100年前の世界では、アムレート率いる部隊を強化しながら、ミッションをクリアーしていくという流れ。ミッションの種類は、ストーリーを進める“ストーリーミッション”、経験値や物資を稼ぐための“フリーミッション”、進行状況に応じて出現する“タクティカルミッション”がある。

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▲アンチ・ヴァルキュリア部隊本部で、ゴドーに話し掛ければミッション選択画面に。
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▲ミッションの合間には、街を散策。アイテムや装備品の準備、情報収集などが行える。

『蒼ヴァル』を楽しむために知っておきたいキーワード

 ここからは、『蒼き革命のヴァルキュリア』をより楽しむために、知っておきたいキーワードを解説。これを読めば、本作の見どころを語ってくれた開発者インタビュー(2017年1月12日に公開。キーワード下に再掲載)も、よりわかりやすくなるはずだ。

五人の大罪人

 主人公のアムレートを含む、解放戦争を主導した5人の若者の蔑称。アムレートは戦場、スレイマンは政治、バジルは経済、フリートは扇動、バイオレットは諜報と、それぞれの得意分野で活躍し、ユトランドを勝利に導いた。

復讐

 ルーシ皇帝クローディアスは、皇太子時代にユトランドのモルダ地方を占領。その際に、孤児院を焼き払い、養母のマリアを拉致した。アムレートたち5人は、その孤児院の生き残りだ。孤児院襲撃から約10年後、それぞれの分野で力をつけた5人は、クローディアスとその臣下である帝国四将に復讐するために動き出す。

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▲育ての親とも言える孤児院の養母マリア。復讐とともに、拉致された彼女を取り戻すことが、5人の目的となる。

ラグナイト

 “咒術”と呼ばれる魔法的な力の源となる“蒼き鉱石”。咒術は才能がある一部の者しか使えなかったが、咒術を工業化する“咒工業”が発達し、誰にでも扱えるようになったため、重要な資源として国家間の争いの火種となった。ゲーム中では、バトルパレットに装着することで咒術が使用可能になるほか、メイン武器である“咒構武器”の強化にも使用するなど、強化に欠かせないアイテムとなる。

ヴァルキュリア

 人知を超越した力を持ち“死神”と畏れられる本作最強の敵。ストーリーを進めていくと、要所要所で戦うことになる。また、戦況に応じて発生するタクティカルミッションでも、戦場が夜になるとランダムで出現する。

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▲部隊を鍛えていないと、瞬殺される可能性も。タクティカルミッションで出会った場合は、逃げるのも手。

ヴァナルガンド

 ルーシ帝国のヴァルキュリアに対抗して結成された、ユトランドの精鋭部隊。ヴァナルガンドは通称で、正式名称はアンチ・ヴァルキュリア部隊。部隊長はアムレート。ミッションに挑戦する際は、この部隊の中からメンバーを選択する。

断章

 いわゆるサイドストーリーが展開する章。キャラクター寄りのものと、メインのストーリーを補完する役割のものがある。ゲームを進めると開放されるほか、一部はダウンロードコンテンツでも配信される。

■『蒼き革命のヴァルキュリア』開発者インタビューもチェック!

※2017年1月12日に公開した『蒼き革命のヴァルキュリア』開発者インタビュー動画と同じものです。

(c)SEGA