新イベントも開発中とのこと!
DMM GAMESとニトロプラスの共同制作タイトルとして、2015年1月14日にサービスが開始されたPCブラウザ用刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』。その2周年を記念して、本日2017年1月14日、東京・池袋サンシャインシティにてプロデューサートークショーが開催された。
同作は、開発・運営をDMM GAMES、世界観・シナリオ・キャラクターデザインをニトロプラスが担当している刀剣育成シミュレーションゲーム。サービスインと同時に大きな反響を呼び、女性を中心に根強い人気を誇っている。また2016年3月には、PCブラウザ版と連動できるスマホアプリ版『刀剣乱舞-ONLINE- Pocket』が配信。加えて舞台・ミュージカル化、Wテレビアニメ化などのメディアミックスも積極的に行われ、サービスインから2年が経った現在も広がりを見せている。
今回のトークショーは、同会場にて大博覧会“刀剣乱舞-本丸博-”が開催されていることにちなんで行われたもの(リポート記事はこちら)。『刀剣乱舞-ONLINE-』エグゼクティブプロデューサーの花澤雄太氏(DMM GAMES)と『刀剣乱舞』原作プロデューサーのでじたろう氏が、貴重なトークをくり広げた。
まずは「たくさんの審神者の皆さんにプレイしていただきました。サービス開始時はここまで長く大きく愛していただけるコンテンツになるとは思っていませんでした。感謝の言葉が尽きないです」(花澤氏)、「こういうイベントだと声優さんを迎えることが多いですが、僕らで話し合い、プロデューサーとして責任者として、ふたりで感謝の気持ちを伝えたいという思いで、ここに立たせていただきました。2年間どれだけ皆さんの愛をいただいてここまで来たか。軌跡を感じました。ありがとうございます」(でじたろう氏)と、『刀剣乱舞』生みの親とも言えるふたりが、会場に詰めかけた審神者に感謝を述べる。続いて軌跡をまとめた資料を見ながら、『刀剣乱舞-ONLINE-』2年の歩みを振り返った。
2017年1月現在、PCブラウザ版は約170万人、スマホアプリ版は約280万人のユーザーが登録中(累計約450万人)。とくにPCブラウザ版の170万人という数字は「DMM GAMESでも1、2を争う登録数」(花澤氏)とのことで、スマホアプリ版もリリース1年未満のタイトルとしては驚異的な数字となる。ちなみにユーザーの男女比率は、80%以上が女性ユーザーとのこと。花澤氏は加えて、「何より毎日アクセスしてくれる方が非常に多いゲーム。ほかのゲームと比べても突出した特徴だと思います」と話していた。
また、ミュージカル、舞台、テレビアニメ、コミカライズなどメディアミックスも積極に行われている『刀剣乱舞』。もともと『刀剣乱舞』は審神者となったプレイヤーにそれぞれの本丸を作ってほしい、というコンセプトを持つタイトルゆえ、「同じように、メディアミックスにもそれぞれに本丸がある。自由度を持ちながら本丸を作っていただいています」(でじたろう氏)とのこと。これらメディアミックスをきっかけに『刀剣乱舞』のファンになった人に対して、「メディアミックスから入った方もゲームに触れていただいて、ゲームで自分だけの本丸を作っていただければ」(でじたろう氏)とアピールした。
加えて『刀剣乱舞-ONLINE-』は刀剣男士のモデルになった実際の刀剣とのコラボレーションも多く行われており、これまでに21振りとの刀剣とのコラボが実現。新たなコラボとして、3月4日より栃木・足利市の足利市立美術館で山姥切国広の展示が決定したそうだ。いままで「メカヲタで銃の方が詳しかった」というでじたろう氏は、本作をきっかけに刀剣の魅力にどっぷり。「すばらしい奥行きを感じ、いま夢中になっています」と語り、実際に刀剣も購入しているそう(これらの刀剣の一部は、東京・秋葉原の“刀剣茶寮”に展示中)。
数々のメディアミックスなどが展開されつつも、『刀剣乱舞』のコンテンツを支えているのはやはり魅力的な刀剣男士たち。現在61振りの刀剣男士が実装中だが、ふたりがとくに思い入れの深い刀剣男士は誰なのだろうか? 花澤氏が選んだのは『刀剣乱舞』の顔とも言える三日月宗近。「開発時に絵を初めて観て、男性の私でも“はぁ~”と時が止まった感じになりました」。さらに「個人的には太郎太刀、次郎太刀が好きです。自分が脇差しくらいの伸長なので……大きくてすらっとした人に憧れがあります」と語っていた。一方、でじたろう氏も「僕にとっても三日月宗近は大切な刀剣男士」としつつ、「もうひとつ挙げると藤四郎シリーズ」とのこと。刀工の藤四郎吉光が鍛刀した刀剣の大ファンだそうで、実際に藤四郎の刀を購入して愛でているというエピソードも語られた。
刀剣男士の魅力をさらに際立たせるのが、彼らに命を吹き込む声優陣。ここでは、“初期刀”と三日月宗近のキャストを務める増田俊樹さん(加州清光役)、濱健人さん(陸奥守吉行役)、石川界人さん(歌仙兼定役)、前野智昭さん(山姥切国広役)、興津和幸さん(蜂須賀虎徹役)、鳥海浩輔さん(三日月宗近役)からのメッセージ動画が上映。それぞれが審神者への感謝や演じる刀剣男士の魅力、そして3年目を迎える意気込みを語っていた。
主題歌「夢現乱舞抄」を歌う板垣奏太郎さんによるミニライブの後は、『刀剣乱舞-ONLINE-』の3周年をお祝いした鏡開きも。「『刀剣乱舞』3年目」「始めよう!」の掛け声で、盛大に鏡開きが行われた。
そして最後に、プロデューサー陣からサプライズ発表! 既報の通り、新刀剣男士“千子村正”のキャストボイスを諏訪部順一さんが務めること、そしてこの千子村正が2017年1月末より、スマホアプリ版200万ダウンロード突破記念として、期間限定の鍛刀キャンペーンで先行登場することが明らかになった(正式実装は3月予定)。資材のヒントは、この“200”万ダウンロード記念、というところにある模様。掲載されるバナーなども参考になりそうだ。
さらに花澤氏の口からは、「新しいイベントを開発しています。いままでとは違う刀剣男士の活躍が見られるように」と気になる発言も。3年目の『刀剣乱舞-ONLINE-』も見逃せない展開が多々ありそうだ。
なお“刀剣乱舞-本丸博-”の好評を受けて、同博覧会の地方開催も調整中とのこと。でじたろう氏によると近畿、中部、九州、東北で調整しているそうで、開催スケジュールなどの詳細は続報を待とう。
最後にはプロデューサー陣が「2年間ずっと応援していただいて、こんな日を迎えられた幸せを噛み締めています。応援に応えるべく、運営・開発をがんばって、コンテンツとして充実していけるようにがんばります」(花澤氏)、「まずは審神者の皆さま、ありがとうございます。『刀剣乱舞-ONLINE-』はご縁がどんどん広がっていくコンテンツ。ご縁に心より感謝し、何よりコンテンツを支えてくれた刀剣たちとのご縁にも感謝しています」と熱弁し、イベントを締めくくった。