“日本eスポーツリーグ”予備日開催!
2017年1月7日(土)に“日本eスポーツリーグ(Japan e-Sports League Winter)”の予備大会が開催された。延期されていた試合が行なわれ、オフライン決勝へと進出するチームが決定した試合の模様をお届けしよう。
本リーグは,全国各地の6チームが、『FIFA17』(プレイステーション4)、『ブレイブルー セントラルフィクション』(プレイステーション4)、『オーバーウォッチ』(PC)の3種目のトータル成績で勝敗を争うリーグ戦だ。試合は毎週土曜日にオンラインマッチによって行なわれ、試合内容はtwitchで配信されている。
本稿では、2017年1月7日(土)のADDITIONAL DAY(予備日)に開催された、第1節“インフィニティ大阪 vs. iGS福岡”の試合と、第5節『ブレイブルー セントラルフィクション』部門より2試合の模様をお届けする。これらの結果によって、2017年1月22日(日)開催のオフライン決勝戦の進出チームが決まる重要な試合となった。
『FIFA17』(プレイステーション4)
『FIFA17』の試合は、リーグ戦の各試合ごとに異なるチームを使用するというルールで行なわれる。リーグ参加の各チームは、事前にそれらで使用する5チームを申請しており、手持ちから試合で使ったチームを消去していく。
大会慣れという側面から緊張が自身最大の敵となっていたアル選手だが、前節ではメンタル面の調整が実を結び初勝利を収めている。対するPeko選手は、ここ2試合を連勝中と、調子を上げている選手同士の対戦だ。試合は、自陣からしっかりとボールをつなぐアル選手が、前半23分に中央から崩して先制。しかし後半開始直後、セットプレイから前線へと上がっていたPeko選手のピケがゴールを決めて同点に追いつくと、52分にも追加点を決めた。ゴール前まで押し込む場面が見られたアル選手だったが、試合はそのまま終了し、Peko選手が1-2で逆転勝利を収めた。
『ブレイブルー セントラルフィクション』(プレイステーション4)
『ブレイブルー セントラルフィクション』の試合は、1セット2ポイント先取で行なわれ、5セットを先に取った選手が勝利となる5先ルールで勝敗を決する。なお、前のセットで負けたプレイヤーは、使用するキャラクターを変更することが可能となっている。
ここまでの4戦を全勝中と、『ブレイブルー セントラルフィクション』の部門優勝が掛かっているフェンリっち選手と、惜しい試合が続きながらもいまだ白星に恵まれていないGackt選手との試合。幸先よく2セットを連取したGackt選手が流れをつかんだかに見えたが、フェンリっち選手がそこから怒涛の5セット連取。これまでにも、2セットを取られた場面からの巻き返しが見られていたフェンリっち選手が、この試合でもその強さを見せつけた。
第5節より延期されていたこの試合は、ここ2試合で連敗が続くイカメン選手と、先ほどのフェンリっち選手との試合を含めて4連敗中と白星が欲しいGackt選手との対戦だ。2セットを連取したイカメン選手に対して、1セット取替えしたGackt選手だったが、そこからさらに2セットを取られてしまいマッチポイント。その後Gackt選手が1セットを取り返すも、流れを引き寄せることができず、結果5-2でイカメン選手の勝利となった。
『ブレイブルー』シリーズを通して、これまでにも幾度となく対戦をしてきたコイケ選手とどぐら選手。こちらも第5節より延期されていた試合だ。お互いにリーグ戦での戦績が1勝3敗と、部門順位を競う上でも負けられない戦いは、どぐら選手が2セットを連取する形で幕を開けた。しかし、コイケ選手も2セットを連取で取り返すと、そこからはお互い交互にセットを取り合うというシーソーゲームに。最終セットまでもつれたこの熱戦は、8セット目を2タテで取ったコイケ選手に対して、最終セットを2タテで取り返すという展開で、どぐら選手が4-5で勝利を掴み取った。
『オーバーウォッチ』(PC)
『オーバーウォッチ』の試合は、エスコート(攻撃)→エスコート(防衛)→ハイブリッド(攻撃)→ハイブリッド(防衛)→コントロールの順にゲームを進める。攻撃側は時間内に目標達成で勝利、防衛側は時間いっぱい防衛しきったら勝利とし、先に合計3勝をあげたチームが試合に勝利という本リーグ独自のルールで行なわれる。
ここまで1勝3敗のインフィニティ大阪と、4連敗中のiGS福岡の試合。何とか初白星をあげたいiGS福岡だったが、試合はインフィニティ大阪が3セット連取で勝利を収めた。お互いに、年末年始はチームの練習時間を確保できなかったという中において、日ごろから培っている息の合った見事な連携を見せたインフィニティ大阪に軍配が上がった形だ。
日本eスポーツリーグ全試合終了!
延期となっていた試合がすべて開催されたことで、オフライン決勝大会へとコマを進める2チームが決定した。2017年1月22日(日)開催となる決勝戦のカードは“CYCLOPS OSAKA athlete gaming vs. 東京ヴェルディ”だ。この模様は、これまでの試合と同様にオンライン配信を予定しているほか、観覧無料で現地での観戦も可能となっている。1カ月以上にも及んだリーグ戦を勝ち抜いた2チームによる熱き戦い、その結末を見逃すな!