個人的には配信機能よりもホット
NVIDIAがCES会期中に会場近くのホテルに設置していたデモルームで、基調講演で発表された新機能などを体験した。そのひとつGeForce ExperienceのFacebook連動機能では、海外で3月21日に発売予定のアクションRPG『Mass Effect: Andromeda』を例に、シェア機能の実際を確認できた。
まずFacebook Liveの生配信については、GeForce Experienceを呼び出して、確かに数クリックで実プレイをストリーミングできていた。しかし、確かに手軽なのはいいし、Facebookにゲーマーの友達がたくさんいるならいいが、コアゲーマーならニコニコ生放送やTwitchやYouTube Liveで配信して、配信者としてのブランドを築いていくのが基本的なスタイルだと思う。
だがFacebook連動のメリットはFacebook Liveだけではない。まずその前に、『Mass Effect: Andromeda』はNVIDIAのGeForce GTXシリーズ以上に対応するスクリーンショット撮影機能“Ansel”に対応しており、ゲーム中にポーズをかけて、自由なアングルからエフェクトをかけてスクリーンショットを保存できる。さらにVRヘッドマウントディスプレイなどに向いた360度のスクリーンショットも作成可能だ。あの超美麗な異星の空間を撮り放題というだけでも、ファンならグッと来るポイントだと思う。
しかし(通常のスクリーンショットではなく)360度スクリーンショットを撮影した場合、VRヘッドマウントディスプレイを持っている人ばかりではないので、どうやって見せればいいかが悩みどころ。
そこで件のFacebook連動が便利なのではないかと思う。Facebookは360度コンテンツの表示に対応していて、スマートフォンなどでも閲覧可能(スマホの角度を変えるとちゃんと向きが変わるという仕組み)。そして、GeForce ExperienceからはFacebookへのスクリーンショット投稿も簡単にできるのだ。
非ゲーマーのフレンドも、ゲームプレイそのものの配信はともかく、きれいな景色なら面白がってくれるんじゃないだろうか……ダメかな? いずれにしてもVR野郎の記者としては360度画像を撮りまくりたいし、どうせ撮ったならシェアしたいので躊躇なくFacebook投稿しまくる予定だけども(フレンドはほとんどゲーム業界関係者だし)。