おなじみのゲストが続々と登壇

赤魔道士のジョブクエスト開始地点に言及! “直樹の部屋”リポート【FFXIVファンフェスティバル2016 in Tokyo】_01
▲ステージに姿を現した吉田氏は、ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル2016 in TOKYOの2日目の開幕を宣言。そののちに、“直樹の部屋”が開幕した。

 2016年12月24日から25日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開催中のファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル2016 in TOKYO。開催2日目に行われた最初のステージイベント“直樹の部屋”の模様をお伝えしよう。

“直樹の部屋”は、『FFXIV』制作の旗振り役である吉田直樹プロデューサーが登壇し、さまざまゲストを招いてくり広げられる、同作のイベントではおなじみのトークショー。今回は秋乃けいさんをはじめとする豪華メンバーを招待し、『FFXIV』にまつわるさまざまなエピソードを発表していった。

 2016年8月に開催された『FFXIV』サービス開始3周年記念の14時間生放送以来、“直樹の部屋”は約4ヵ月ぶりとなる。前回は俳優の藤田玲さんらがゲストとして登場したが、今回も複数の著名人がステージに上り、吉田氏と『FFXIV』にまつわるトークを展開したのだ。

容赦ない“物申す”に吉田氏もタジタジ!?

 冒頭で、“直樹の部屋”は豪華ゲストとともにくり広げられる人気のトークショーと説明したが、これまで行われてきた同名のイベントを振り返ると、登壇者が吉田氏に『FFXIV』に対する要望を一方的に“物申す”のが定番のパターン。今回も『FFXIV』の熱心なプレイヤーとして知られるゲストがステージに上り、同作への愛を吉田氏にぶつけまくったのだ。

 ここでは、ゲストたちによる“物申す”や『FFXIV』の将来に関する話題にスポットを当ててお伝えしていこう。箇条書きで示したコメントは、とくに注釈のない限り吉田氏によるものだ。

【ゲストその1】加藤隆生氏

 ひとり目のゲストはリアル脱出ゲーム“大迷宮バハムートからの脱出”の仕掛け人、SCRAP代表取締役の加藤隆生氏。

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▲加藤氏は自社のスタッフと『FFXIV』をプレイするために、大手家電量販店でPlayStation4を3台と、ソフトを(ひとりはすでに本体を持っていたため)4本同時購入。プレイを開始して4時間後には『FFXIV』を好きになっていたとか。

◆『FFXIV』を遊んでいる有名会社の社長さんは、なぜかタンクが多い。

◆リアル脱出ゲームで初回公演にも関わらず1000人(の参加者)を取り回してほしいと伝えられた加藤氏は、当初愕然としていた。

◆(『FFXIV』のプロデューサー兼ディレクターに就任したことで)これまで培ってきたさまざまなゲーム開発の経験が“くっついた”感じがした。

◆(初心者のムービー鑑賞を許容する文化を啓蒙すべきなのではとの問いに)それは開発でも最近ホットな話題。4ヵ月くらい前からレベルデザインチームと(その問題を)見直したいと話していて、すでにコスト調査も行った。プレイ時間が長くなりすぎると“行きたくない”と感じるプレイヤーも出てくるうえに、そういう方が増えると今度はマッチング時間も増大してしまう。“ムービーを観終えるまでメンバー全員が戦闘できないようにする”案がいちばん簡単だが、果たしてそれで皆さんに納得していただけるのか……。(待たされる側のメリットとして)“大量のアラガントームストーンがもらえる”や“クロの空想帳のチャンスポイントが必ずもらえる”みたいな線で前向きに検討したい

◆(エオルゼア内に脱出ゲーム的な謎解きを作るとしたら)入場料をどう設定すべきか難しい。1回目で答えがわかってしまうと2回目の挑戦が困難など課題もあるが、ゲームの世界で(謎解きが)楽しめたりする日が来るかもしれない。

【ゲストその2】秋乃けいさん、葉月ゆめさん、ともはさん、若木萌さん

 ふた組目のゲストは、秋乃けいさん、葉月ゆめさん、ともはさん、若木萌さん。いずれも、インターネット生放送“ファイナルファンタジーXIV CHANNEL”のメンバーでおなじみの方々だ。

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▲秋乃けいさん(左から3人目)は、暗黒騎士のバッジを着けて登壇。その暗黒騎士に関連して、機工城アレキサンダー零式:天動編4層のタンクについて話題が及びそうになると、吉田氏は「つぎに!」と突然慌て気味に……。
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◆“ひとりでフリーカンパニー”は、あまりオススメしていない。

◆エオルゼアカフェはコラボレーションカフェなので、オープン当初は“3ヵ月限定かな”みたいな雰囲気だったが、「最低1年」と言ってスタートさせた。

◆“物申す”されなくてよかった。隙を与えずに、いい進行だった……。

【ゲストその3】浜村弘一代表

 トリを飾るゲストは、ファミ通グループを取り仕切る浜村通信ことカドカワ取締役の浜村弘一代表。機工城アレキサンダー:天動編を仲間たちと楽しくプレイしているとのこと。

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▲大迷宮バハムート:邂逅編の5層を少人数で踏破したと面接時に話した就職希望者を、尊敬のあまり採用したエピソードも披露していた。

◆(『紅蓮のリベレーター』の新ジョブはタンクの“将軍”なのではとの問いに)それは浜村さんの妄想です。

◆(スパイダーマンの)Tシャツがジョブに関係しているかどうかについては、何も話していない。

◆青魔道士のラーニングは、コレクション的な遊びとしてはすごいおもしろい。フィールド上での遊びを最近どうにかしたいと思っていて、青魔道士のソロでモンスターと戦い、ラーニングしてアクションが増えていくみたいな遊びはおもしろいのではないかと思っている。将来的に、ソロ専用ジョブというわけではないが、“モンスター博士”みたいな立ち位置で青魔道士はアリなのかもと思ったりしている。

◆(獣使いなどの)ペットジョブは、遊ぶぶんには楽しそう。あと10年もすれば、いずれ入っているのでは。

◆赤魔道士のレイピアは、ナイト&剣術士が用いる片手剣とは違う専用カテゴリーの武器。ナイトを育てている人が有利になることはない。

◆どれかひとつのジョブをレベル50にさえしておけば、ジョブクエストが(受けられる)。

◆赤魔道士のジョブクエストは、いまのところウルダハのスタートを予定している。

◆お忙しい方がたくさんいると思うので、(新ジョブを)やるとしても、すべて(クラス育成など事前準備が不要な)エクストラジョブになる。

 “直樹の部屋”はこれにて終了。吉田氏が“物申す”への警戒感を高めていたせいか、いわゆるポロリ情報は少な目だったが、それでも『紅蓮のリベレーター』のジョブクエストに言及するなど、今回も期待を裏切らないステージイベントだった。