豪華ゲストとともに“ウイトレ”を体験!

 “ウイトレ”とは、プレイステーション4用ソフト『ウイニングイレブン 2017』を 使用した独自のトレーニングメソッドのこと。ゲームをプレイすることで、俯瞰した視点を養うことができ、みんなでコミュニケーションをとりながら練習することができる。いま注目を集めているメソッドだ。
 2016年12月17日、その“ウイトレ”を子どもたちが実際に体験できるイベント“ウイトレ チャレンジ”が、都内のMIFA Football parkにて開催された。その模様をリポートしよう。

 イベントでは冒頭、“ウイトレ”のプロモーションビデオが流されたのちに、ステージにゲスト陣が登場。ゲストは、“ウイトレ”の開発に監修として携わった中西哲生さんと、柏木陽介選手(浦和レッドダイヤモンズ所属)、それにフットサルの経験がある藤本美貴さんの3人だ。
 まずはこの3人によるトークとなり、柏木選手はこの1年のシーズンを通しての感想を述べ、現在行われているクラブワールドカップでは、「モドリッチ選手に注目しています」とコメント。またサッカーゲームについては、「『ウイイレ』なら、この会場の子供たちの誰にも負けません!」と、ゲーマーぶりをアピールしていた。そして藤本さんは、お母さん代表として、サッカーを通じての長男との触れ合い体験などを語ってくれた。

『ウイニングイレブン 2017』で考えるサッカーを身につける! イベント“ウイトレ チャレンジ”開催_01
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▲スポーツジャーナリストの中西哲夫さんは、名古屋グランパスエイトや川崎フロンターレに在籍していた経歴を持つ、元プロサッカー選手。
▲浦和レッズ所属の柏木陽介選手。日本代表として国際Aマッチ11試合に出場。
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▲ミキティーの愛称で知られる藤本美貴さん。4歳の長男、1歳の長女の母でもある。
▲ゲスト3人のサッカー談義でイベントはスタートした。

まずはサッカーゲームでメソッドを実践!

 続いては肝心の“ウイトレ”のメソッドについて、中西さんがモニター画面とともに解説。最初に紹介したポイントは、“斜めを意識したパス”だ。中西さんによると、いまは有名クラブや代表チームも斜めの動きを意図的に取り込んでいて、それをぜひ子どものころから覚えてほしいとの思いから、メソッドに組み込んだそうだ。
 もうひとつのポイントは、“蹴り足で着地するシュート”。要は立ち足が左足、シュートを蹴る足が右足だとすると、右足を振りぬくと同時に両足が地面から離れ、右足で着地するようなイメージだ。中西さんによると、サッカーゲームでも、海外の一流選手はそうしたシュートフォームが多いという。
 「このふたつは大事。ぜひとも習得してほしいですね」(中西さん)。

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▲ゲームでのデモ映像を交えながら、中西さんが“ウイトレ”のメソッドを解説した。

 ひととおり解説が終わったあとは、まずはゲームにおいての実践編。会場では子どもたちが『ウイニングイレブン 2017』の対戦プレイにチャレンジし、ゲスト陣がプレイを見てアドバイスを送った。
 そして終盤は、柏木選手も子どもたちといっしょにプレイ。劣勢だった試合を自らのゴールで逆転勝利に持ち込むなど、その腕前を披露してくれた。

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▲ゲームでメソッドを実践するコーナーでは、最後は柏木選手も子どもに交じってプレイ。

ゲスト陣とフィールドでサッカー!

 ゲームでのメソッド実践に続いては、いよいよ実際にフィールドに出て、サッカーをプレイするコーナーに。ここではゲスト3人が講師となり、斜めの動きや、蹴り足で着地するシュートなどを子どもたちにレクチャー。有名選手やタレントとサッカーが楽しめるまたとない機会だけに、子どもたちは生き生きとした表情でボールを追いかけていた。

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▲実際に体を使ってのプレイで、ゲスト陣が子どもたちにメソッドを伝授。柏木選手はときにはキーパーも買って出るなど、子どもたちに熱心に教えていた。

 イベントはここでひと段落となり、ゲスト陣のカコミ取材となった。イベントを終えての感想について中西さんは、「ゲームを終えてすぐ、実際にフィールドでボールを蹴れたので、みんなもイメージをつかみやすかったのではと思います」とコメント。
 また、藤本さんは、「メソッドをプロになってから知るのではなく、小学生のときに知ると、その後の練習できる回数なども変わってくるので、すごくいい体験になったのではないでしょうか。個人的には、小学生の高学年ともなるとこんなにうまいんだと、衝撃的でした」と語り、柏木選手は「最初はみんな元気がないので不安でしたが、ゲームで元気をつけ、そのイメージのまま実際のトレーニングもできた気がします。このあともゲームやフィールドでのメニューはありますが、楽しく練習できればと思います!」とのコメントで、イベントを締めくくった。

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▲カコミ取材でイベントの感想をコメントするゲスト陣。
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▲参加者とゲストの全員によるフォトセッション。