日本初となるALIENWAREの旗艦店が登場
DELLのゲーミングPCブランド“ALIENWARE”の国内初となる旗艦店“ALIENWARE STORE AKIBA”が、東京・秋葉原に2016年12月10日にオープンする。今回、オープン前日となる12月9日にオープニングイベントがおこなわれたので、その模様をお届けしよう。
明日12月10日オープンとなる“ALIENWARE STORE AKIBA”は、“DELL Real Site秋葉原駅前店”を大規模改装したもの。以前は、DELLのパソコンや周辺機器を実際に手に取り、購入可能だったが、今回の改装により“ALIENWARE”の旗艦店としてふたたびオープンする運びとなった。
Phill Bryant(フィル・ブライアント)氏
今回のリニューアルオープンに併せて、DELLグローバルコンシューマーおよびスモールビジネス担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのフィル・ブライアント氏が来日。17年以上DELLに在籍しているブライアント氏は、以前日本において公共事業などのゼネラルマネージャーを務めており、「日本に戻れてうれしい。DELLは今年20周年を迎え、日本上陸は8年目となる。ALIENWARE製品で、日本のゲーム市場を盛り上げていきたい」と、喜びを表した。
続いてブライアント氏から、改めてALIENWAREについて簡単に説明が行われた。全世界で好調を見せているALIENWAREは、以下の理念があると言う。
(1)プレミアムなクオリティを提供すること、(2)ALIENWAREならではの個性的かつ魅力的なデザイン、(3)ハイパフォーマンス、(4)革新性の4点だ。
そして、世界的に見るとPCゲームの市場は伸びており、この牽引要素はVR、ARであるとブライアント氏。eスポーツについても、今後成長し続けると断言し、2019年のeスポーツ市場規模は11億ドルになると予想されているとし、「今後3年間で目覚ましい成長を見せてくれるだろう」と述べた。
なお、PC市場は縮小傾向ではないかとよく言われると切り出し、現状日本のPCマーケットは落ち込んでいるが、その中でゲーミングPCだけはプラスの成長を遂げていると明かす。「スタンダードなPCは落ち込んでいるが、ゲーミングPCは伸びている。そうは言ってもアメリカ、中国に比べると日本の市場はまだまだ小さい。しかし伸びしろがあると見込んでいる」と期待を膨らませていた。
VR、ARについては、ALIENWAREの多種多様な機種で対応しており、VR対応のゲーミングPCの恐らく2/3は、ALIENWAREが占めているとのこと。さらに今後は、クロスプラットフォームが浸透していき、コンソールやスマートフォンなどプラットフォームに縛られることがなくなるだろうとし、ゲーマーはゲーミングPCで新たなゲームの楽しみかたを発見できるだろうと強調した。
続いて、ALIENWAREマーケディングマネージャー 柳澤真吾氏より、日本におけるALIENWAREの戦略、“ALIENWARE STORE AKIBA”の紹介が行われた。
日本においてのALIENWAREの戦略として柳澤氏は、(1)ユーザーエクスペリエンス(製品やシステムを使ったときに得られる経験や満足度など全体を指す)の充実、(2)コミュニティサポートの強化、(3)パートナーシップの強化を掲げている。
これは、以前ALIENWAREについてアンケートを取ったところ、個性的なデザインにフォーカスが当てられていることが判明したそうだが、ALIENWAREにとってデザインは最重要ポイントではなく、一番重視しているのが“クオリティ”であると述べる。今後はより一層、製品のクオリティの高さをユーザーに認知してもらうためにも、実際に体験できる旗艦店は重要になるとし、同様に旗艦店でより多くのゲーマーにALIENWAREを体験してもらい、コミュニティサポートの強化を促進していくとのことだ。さらに、ゲームメーカー、ストリーマーなどとパートナーシップを結び、ゲーム業界を盛り上げていきたいと語った。
なお今回リニューアルオープンとなる“ALIENWARE STORE AKIBA”は、イベント・ゲーム配信が可能で、VR体験スペースが用意されるほか、ミニイベントスペースや大会を行うことも可能とのこと。ALIENWAREと、ロジクールGやRAZERなどの周辺機器メーカーをいっしょに試せるようにデバイスもいくつか用意しているそうだ。もちろん改装前同様、製品販売も行うとのことなので、ゲーミングPCが気になる人は“ALIENWARE STORE AKIBA”でALIENWARE製品をじっくり試してみてはいかがだろうか。