第5回の開催となる今年も大盛況!
niconicoで活躍するアーティストやユーザーが一同に会するライブイベント“ニコニコ超パーティー”。その5回目となる“ニコニコ超パーティー2016”が、2016年11月3日にさいたまスーパーアリーナにて盛大に開催され、人気ネットタレントが総勢100組以上も出演した。多彩なライブやゲーム実況などに多くのファンが沸いた、イベントの模様をリポートしよう。
イベント会場は、音楽ライブステージとゲーム実況ステージで構成されており、来場者はプログラムに合わせて、両ステージを行き来して楽しむことができた。まずはゲーム実況ステージの模様をお届けする。
ゲーム実況ステージは中央に大きなメインステージがあり、サブステージとして左右にRステージとLステージを配置。タイムテーブルに沿って、それぞれに独立したプログラムが行われた。
メインステージでは、オープニングアクトを“幕末武士”が担当(電話出演)。制作中であるというスマートフォン用ゲームの画面を紹介し、ステージを盛り上げた。続いてのプログラムは、『スーパーマリオメーカー』実況コーナー。出演者は“音速兄貴”と“ゲーム実況者わくわくバンド”で、どちらもリムジンで会場入りという派手なパフォーマンスで登壇し、会場には大きな歓声が上がった。
このコーナーは、どちらもグループも5人組であるため、それぞれ5つのステージを作り、お互いに相手が作ったステージに挑むという趣向。両グループともかなり凝ったステージを作成していた。凡ミスでの失敗には温かい笑いが起き、そして見事クリアーした際には、大きな拍手がプレイヤーに送られていた。
そしてメインステージのラストを飾ったのは、『人狼』のライブパフォーマンス。ここでは総勢11名のネットタレントが出演。生のステージプレイならではの、スリリングな推理劇が披露された。
サブとなるLステージは、『人狼』中心のステージで、『人狼』のライブプレイを2回開催。処刑対象者が同票で複数になったときは、視聴者アンケートで処刑者を決めるなど、ライブイベントならではのルールもあり、大いに盛り上がった。
もうひとつのRステージは、基本はゲストたちのクロストークをメインに進行。最後に、『ドラゴンクエストX』の実況プレイが展開された。これには人気実況者に加え、同作プロデューサーの齊藤陽介氏も参加。参加プレイヤー全員が踊り子という縛りのある中で、ダークドレアムを倒すというミッションに挑んだ。
なおゲーム実況ステージがあるエリアでは、ドワンゴとNHN PlayArtが手掛ける新作ゲーム『#コンパス~戦闘摂理解析システム~』のブースもあり、2016年12月からのサービス開始がアピールされていた。
同作は、3on3でステージに配置された拠点を奪い合うリアルタイム対戦ゲームで、アクション、戦略、カードゲームなど、多彩な要素が凝縮されたシステムが特徴だ。niconicoで活躍する絵師やVOCALOID(ボーカロイド)プロデューサーなどのクリエイターが多数参加していることでも注目を集めている。当日のブースでは、サービス開始に先駆けていち早く試遊が楽しめた。
豪華なゲストがスペシャルライブを披露!
一方の音楽ライブステージは、“Chapter1:LOVE”、“Chapter2:SMILE”、“Chapter3:CHAOS”という3つのチャプターに分かれ、分刻みで多数のアーティストがライブを披露した。ここでは各チャプターの概要とともに、おもなステージの写真を掲載する。
“Chapter1:LOVE”でライブの口火を切ったのは、松本梨香さんの『めざせポケモンマスター』。そしてチャプターのトリとして登場したのは小林幸子さんで、『エイリアンエイリアン』のカバー曲『サチコサンサチコサン』を、派手な舞台演出で歌い上げた。
“Chapter2:SMILE”のオープニングは、シオカラーズ。ステージ中央の巨大モニターに出現したアオリとホタルのふたりは、生バンドの演奏に合わせて、『ハイカラシンカ』、『キミ色に染めて』、『マリタイム・メモリー』、『シオカラ節』の4曲を披露。会場ではアオリとホタルのボディカラーに合わせた赤紫と黄緑のレーザー光線が舞い、客席のサイリウムもその2色で染め上がった。
陸上自衛隊中央音楽隊の演奏で幕を開けた、ラストの“Chapter3:CHAOS”。その終盤は、niconicoのイベントらしく、ボーカロイド曲がメインに。そしてアンコールでは、『千本桜』や『桜ノ雨』などの定番曲が演奏され、“ニコニコ超パーティー2016”は、大盛況のなか終了した。