日本の最強チームが激突!

 2016年11月3日、東京・ベルサール秋葉原にて、ユービーアイソフトの一大イベント“UBIDAY2016”が本年も開催された。ここでは、ステージで行われた“『レインボーシックス シージ』“UBIDAYのてっぺん争奪戦”イベントの模様をお届けしよう。

『レインボーシックス シージ』 “UBIDAYのてっぺん”の称号を賭け、日本最高峰チームが激突! 勝者はどちらのチーム?【UBIDAY2016】_07
▲左より、今立進氏、トンピ?氏、ふり~だ氏。

 約1年前に発売され、現在でもなお対戦が熱く盛り上がり続けているFPS『レインボーシックス シージ』。本イベントは、その日本チャンピオンチーム“Monster Parent Kyon”(MPK)と、アジア大会優勝チームの“野良連合”がガチで対戦し、真の勝者を決めるという頂上決戦的な内容だ。

 本イベントの司会はエレキコミックの今立進氏、実況は“トンピ?”氏、解説は“ふり~だ”氏が担当。めまぐるしく変化する戦況を的確に分析し、戦術などを交えながらわかりやすくレクチャーしてくれた。

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▲日本チャンピオンチーム“Monster Parent Kyon”。
※写真は配信番組からキャプチャーしたものです。
▲アジア大会優勝チーム“野良連合”。
※写真は配信番組からキャプチャーしたものです。
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▲今回の対戦における、詳細なルールおよびレギュレーション。
※写真は配信番組からキャプチャーしたものです。

 準備が整ったところで、いよいよ試合開始。ラウンド1は、チームMPKが攻撃側、チーム野良連合が防衛側となる。ふり~だ氏は、防衛側のヴァルキリーに言及。「防衛側はマップ上にある監視カメラで攻撃側の行動を追うのがセオリー。だが場所は固定のため、攻撃側は逆に破壊しながら進軍する。ヴァルキリーは自由にカメラを3つまで設置できるため、索敵が大きく強化され、ほぼ必須と言えるオペレーター」と解説。まだ相手の動きを予測できない初戦は防衛側が有利なのか、早い段階から攻撃側が1名、2名と倒されていき、防衛側であるチーム野良連合が勝利をつかんだ。

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▲対戦は、B1Fの試遊台を使って行われた。

 ラウンド2は、攻守交代してのバトル。中盤まではジリジリとした戦いが続くが、残り時間が1分を切ったあたりから一気に戦いは激化。攻撃側が1名、また1名と倒されていき、最終的に防衛側であるチームMPKが勝利した。

 続くラウンド3。前2ラウンドとは異なり、序盤から攻撃側が有利な展開に。徐々に相手を倒していき、デフューザーの設置に成功。こうなると防衛側はデフューザーの解除を優先しなくてはならず、移動したところを攻撃側に狙撃され、攻撃側であるチームMPKが勝者となった。

 チームMPKが2ラウンド連取し、流れが傾くかと思われたラウンド4。だがチーム野良連合も今回の戦いかたのセオリーをつかんだのか、じつに均衡したゲーム展開となる。味方ドローンと連携して相手チームを壁抜きで倒す、といったスーパープレイも披露され、会場からは大きな歓声が沸き上がっていた。結果、攻撃側であるチーム野良連合が勝利し、2対2という両者互角の状況にもつれ込む。

 5ラウンド目以降、両チームとも明らかにオフェンスの流れをつかんだようで、攻撃チームの勝利が続く。なんと10ラウンド目まで攻撃チームが勝利を収め、結果スコアは5対5の同点となり、オーバータイムへと突入。11ラウンド目も攻撃チームが優位に立つが、ここで爆弾にデフューザーを設置。防衛側はデフューザーを解除できず、チーム野良連合が本大会で初のデフューザー設置による勝利をもぎ取った。

 12ラウンド目、防衛側となるチーム野良連合はここでオペレーターにキャッスルを導入。強固なバリケードを展開できる特殊能力を持つため、「バトル後半になるほどバリケードが生きてくる」とふり~だ氏。この作戦が功を奏してか、なんと久々に防衛側が勝利! これでチーム野良連合が合計7ポイントを獲得し、見事“UBIDAYのてっぺん”となった。

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▲勝利したチーム野良連合に、ユービーアイソフト社長のスティーブ・ミラー氏より、賞金10万円が贈呈された。

 試合を振り返り、ふり~だ氏は「本作のいいところを、両チームともしっかり見せてくれた。勝利の決め手となったのは、おそらくオーバータイムに突入してから。勢いに乗ったチーム野良連合は止まらなかったですね」と解説。

 勝者となったチーム野良連合のリーダー、saku8saku氏は「今日に向けてチームメンバー全員で練習を重ねてきたので、この勝利はとても嬉しい。サポートメンバーや動画を見て応援してくれている皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と勝利の喜びを語ってくれた。

 なお勝者となったチーム野良連合には、優勝賞金として10万円が贈呈された。使い道については、「(配信が予定されている)日本オペレーターの新スキンとかに使います!」と語るsaku8saku氏。

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 大会の最後に、ポーランドで開催されるEUのプロリーグシーズン3ファイナルのショーマッチに、日本のチームが参戦することが明らかに。JCG(本作の大会を開催しているサイト)にて日本でもストリーミング配信されるそうだ。ふり~だ氏は「日本のレベルの高さが、どこまで世界に通用するのかが楽しみです」とコメント。こうして、熱気さめやらぬうちに大会は幕を閉じた。

 リリースから1年が経過しているが、もしかしたら発売時以上に盛り上がっている本作。『ディビジョン』とのセットになったパックも11月10日に発売されるので、気になった人はそちらで名作シューターを2本遊んでみてはいかがだろうか。

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