『機動戦士Zガンダム ホットスクランブル』発売から30年!

 2016年9月15日(木)から9月18日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ 2016(15日・16日はビジネスデイ)。一般句会日初日となる16日、メインステージで行われた“ガンダムゲーム30周年スペシャルステージ”の模様をリポートする。

 開演前から、非常に多くのファンが詰めかけ、立ち見が出るほどの人気だったこのステージ。まず登場したのは、『ガンダム』ゲーム30周年スペシャルサポーターに就任した声優・古谷徹氏。アムロ・レイ役でおなじみの古谷氏だが、この日はちょっとハデ目の衣装で登場。なんでも、“ガンダム”をイメージした配色の衣装をバンダイナムコエンターテインメント(BNE)が作ってくれたそうで、声の出る限り「ぶったな。親父にもぶたれたことないのに」といった名ゼリフを演じたいと語った。
 古谷氏が感じる『ガンダム』ゲームの魅力は、各プレイヤーがストーリーやエピソードを共有してプレイするので感情移入しやすく、またモビルスーツの恰好よさから、手軽にパイロット気分を味わえるところではないかという。また、これまでじつに400タイトル以上発売されているという『ガンダム』ゲームの中から、印象に残っているタイトルは、PCのオンラインゲーム『ガンダムネットワークオペレーション』を、モビルスーツでは、『機動戦士ガンダム外伝』シリーズに登場する“ブルーディスティニー”を挙げるなど、ゲーマーの片鱗を見せてくれた。

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▲古谷徹氏は、今年がアニメデビュー50周年! それを記念して日本全国のアニメイト(※アニメイトも30周年だとか!)を回るそうだ。
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▲月刊ガンダムエース11月号に掲載される、30周年記念イラストも公開。
※画像は配信番組からキャプチャーしたものです。

新たな『ガンダム』ゲームの歴史を作っていくタイトル群を紹介

 30周年を迎えても、まだまだシリーズは盛り上がり続ける。そこで、ここからは今後発売を予定している『ガンダム』ゲームの情報を中心としたトークコーナーとなった。最初に登場したのはBNE・馬場氏。これまでの『ガンダム』ゲームを盛り上げてきた立役者のひとりである馬場氏だが、4月からは後進へとその道を譲りつつあるそうだが、古谷氏とも長いあいだ、仕事をともにしてきた関係上、たくさんの思い出があるそうだ。

 馬場氏が手掛けてきた『ガンダムバーサス』シリーズだが、先日発表された通り★、このシリーズも15周年を迎えることになる。馬場氏から新たにプロデューサーを引き継いだ安田直矢氏が登壇し、新たなPS4で新たな歴史の一歩を踏み出す『ガンダムバーサス』について紹介してくれた。

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▲BNE CS事業部 第2制作宣伝部 ゼネラルマネージャー・馬場龍一郎氏(右)と、PS4『ガンダムバーサス』制作担当・安田直矢氏(左)。

 PS4版『ガンダムバーサス』は、従来のアーケードタイトルとはまた別軸として、家庭用ゲーム機で展開されるシリーズ最新作となる。それを安田氏は“第5世代”と称し、PS4に特化した新たな試みとなる。発表されたばかりの同作だが、ここでサプライズ発表として、クローズドαテストを行うことが発表になった。期日やテスター防臭と言った詳細は、後日発表される予定だ。気になる発売日を聞き出そうと詰め寄る古谷氏だったが、もちろん発表されたばかりということもあり、発売時期は明言されず。しかし、「年内には出ません」(安田氏)という発現を引き出したのはさすが。
 また、SNSでの展開としてTwitterでの情報発信を、本日17日からスタートすることも発表された。本作では、アーケードと家庭用の差別化が図られるとともに、2オン2という完成されたシステムを世界に向けて発信したいと馬場氏は語った。

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▲クローズドαテストの開催、Twitter開設などが発表された。

 続いては、PS4、PS Vita用ソフト『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』のコーナーへ。同作のタイアップアーティスト・鈴華ゆう子が、そのテーマ曲であるオープニング曲とエンディング曲を披露してくれた。

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 ライブ後は、BNE・薄井宏太郎氏も同席。本作は、久々の原作追体験型となる『ジェネシス』は、宇宙世紀100年の歴史を巡る王道のガンダムシミュレーションとなっている。また、ここでもサプライズ情報として、オリジナル・キャラクターである“ユーコ・オルテンシア”(CV:鈴華ゆう子)が公開された。鈴華初の声優体験だそうで、試行錯誤しながら作り上げたワンシーンが本邦初公開された。彼女をもとに生み出されたというキャラクター“ユーコ”は、追加ダウンロードコンテンツとして後日配信される。

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▲BNE 『SDガンダムジージェネレーション ジェネシス』制作担当
薄井宏太郎氏
▲50周年の古谷氏&声優デビューの鈴華という、異色の組み合わせ。
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▲『ジェネシス』発売(11月22日)の翌日、ファーストミニアルバムの発売が決定。初回封入特典は、“ユーコ・オルテンシア”先行DLコード。

おhかにも『ガンダム』ゲーム30周年の数々の施策が

 ここからは、7月12日に開催された『新作ガンダムシリーズ』商品発表会”(※リポート記事はコチラ)で発表された内容を改めて紹介するコーナー。

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▲ガンダムゲーム30周年 スマートフォンゲームアプリ担当の藤原康則氏(いちばん右)と川嶋康師氏(右からふたり目)。

 まずは、『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』との連動企画について。30周年を記念してのクロスメディア展開が行われているが、いよいよ30周年を記念した派生機体がゲームに登場することになった。
 “スクランブルガンダム”は、9月に『ガンダムエリアウォ-ズ』、『ガンダムCONQUEST』、『ガンダムロワイヤル』の3タイトルに参戦することが決定している。10月以降も6タイトルに参戦予定だ。一方の“ホットスクランブルガンダム”は、9月から『ガンダムCONQUEST』、『ガンダムエリアウォーズ』に参戦し、10月以降も合計9タイトルに順次登場する予定となっている。TGS 2016開催記念として、ログインボーナスなど、さまざまな特典が用意されている。新規はちろん、しばらくお休みしていたプレイヤーも、再び参戦するとお得な特典をゲットできる。

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 プレゼント抽選会に続き、イベントの最後には各タイトルの告知など。とくに『ジェネシス』は発売以降、4つの有料DLCの配信を予定しているが、予約するとその4つが無料になるパスをもらえるそうだ。予約の際は、店頭で確認しよう。

 50周年(古谷徹アニメデビュー)、30周年(『ガンダム』ゲーム)30周年、15周年(『ガンダムバーサス』シリーズ)、5周年(『ガンダムエリアウォーズ』)、3周年(『ガンダムCONQUEST』)……と、あらゆるAnniversaryイヤーとなった2106年。興味があるコンテンツを、思う存分堪能しよう。
「こんなにうれしいことはない……」(byアムロ・レイ)

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▲大抽選会で、最初に“0001”を引くという強運の古谷徹氏。