これまでの育成とはまったく違う! 新たな力“創造力”をどう使う?
2016年9月7日、エヌ・シー・ジャパンが運営するPC用MMORPG『タワー オブ アイオン』において、大型アップデート“EPISODE5.0 再誕 -Re:birth-”が実施される。
“天族”と“魔族”、ふたつの勢力の対立を背景に、美麗なグラフィックで壮大な物語を描いた本作。今回のアップデートでは、プレイヤーキャラクターが伝説の種族“ハイディーヴァ”のひとりであったことが判明。その記憶と力を取り戻すことで、物語のさらなる核心に迫ることになる。
なお、韓国ではアップデートが先行しており、日本には韓国におけるEPISODE5.1相当の要素も取り入れた内容が適用される。5.1までの新要素からは、とくに『タワー オブ アイオン』の楽しみかたが変わる大きなコンテンツを最優先で導入しつつ、ほかの新要素も随時追加されていくとのことだ。
今回のアップデートの目玉であり、物語でも重要な鍵となるハイディーヴァへの覚醒は、プレイヤーキャラクターが65レベルに到達すると発生する専用ミッションをクリアすることで達成できる。ミッションをクリアするとレベル上限が75まで解放され、さらなる高みへの道が開かれる。
ハイディーヴァ覚醒ミッションはさほど長くはないが、“知識の書庫”というダンジョンを進むうちに世界の真相や古代の記憶に触れることになり、物語を楽しむうえで見逃せない要素が満載。最後に待ち受ける別のハイディーヴァとの戦闘では、ハイディーヴァならではの強力な能力(後述)の片鱗も見ることができる。
ミッションではさらにハイディーヴァならではの新能力、“創造力”についてもレクチャーしてもらえる。
創造力はレベルアップなどでもらえるポイントで育てられる能力のこと。これまでの『タワー オブ アイオン』のスキルは、スキルブック購入後はキャラクターレベルが上がると自動でスキルレベルも上がったため、任意で割り振る必要はなかった。66レベル以降ではどんなキャラクターに育てるか悩みつつ、自分好みのカスタマイズが可能になる。
創造力の中でも分かりやすいのが、キャラクターの6種の一次ステータス(STR、VIT、DEX、AGI、INT、WIL)を上昇させる効果。プレイヤーがほしいと思った能力を直接あげられるため、単純ながら非常に強力な要素だ。
ちなみに、ステータス強化のみならず、創造力は何度でも初期化して振り直せる。アイテムを消費したり、ペナルティーはなし。ステータスを上げるとどれくらいの効果が出るのか、検証しつつ微調整が可能なのがうれしいところだ。
そしてハイディーヴァの華ともいえる、新たな変身能力の獲得も“創造力”で行なう。変身には水、火、風、土の4属性のものが用意されている。これはハイディーヴァ覚醒ミッションのボスが使用してきた4つの変身と同じだ。
変身は各属性ごとに2段階あり、最初の段階“シンパシー”を5レベルまで育成し、キャラクターレベルを75まで上げることで、完全な変身である“インカーネーション”を獲得できるようになる。ポイントをかなり消費するので、全属性の変身を極めることは現段階では不可能。だが、創造力付与の画面を見ると、いまは未実装ながら4つの“インカーネーション”の先にもうひとつ何かが用意されているようで……?
また、ステータスや変身などのわかりやすい強化とはまた別に、“ハイディーヴァスキル”と“ディーヴァスキルの強化”にも創造力を付与できる。
ハイディーヴァスキルは、各クラスを代表する4つの既存ディーヴァスキルを強化するものと、特殊な効果を持つパッシブスキル4種からなる。ハイディーヴァスキルは種類によっては5段階強化できるものもあり、非常に強力なものが揃っている。なお、元となるスキルとハイディーヴァスキルは再詠唱時間を共有しているため、同時使用できない点には注意。
ハイディーヴァスキルの元には選ばれていない既存のディーヴァスキルも創造力付与で効果を強化できる。“MPリカバリー”などの基本的なスキルもこれで強化できるため、キャラクターのプレイスタイルをより強く特色付けるにはもってこいだ。
さらに、既存ディーヴァスキルの中には、強化することで“追加強化効果”がつくものもある。これらもプレイスタイルや狩場次第では、見かけの数値以上の効果を発揮してくれるはずだ。
以上のように、ステータスを上げるか、強力な変身を習得するか、普段から使っているスキルをどう強化するか……などなど、創造力の使い道は多岐に渡るのがまたおもしろい。どの能力に割り振っても、これまでの『タワー オブ アイオン』では味わえなかった、ハイディーヴァならではの次元が異なる強さや待っていることは請け合いだ。
レベル75に到達した時点で得られる創造力の合計値は106ポイント。取材時に聞けた話によると、75レベルに到達するまでの道のりはかなり長いようだが、創造力ポイントがもらえるXPバーの地点を目標にすれば、モチベーションも保ちやすいだろう。この106ポイントの獲得を目指しつつ、限られたポイントをどう割り振っていくか、実戦と初期化をくり返して試行錯誤を楽しんでいただきたい。