ゲームプレイトレイラー公開! 会場ではより詳細なプレゼンも
テキサス州ダラスで開幕したid Softwareのファンイベント“QuakeCon”で、FPS『Quake』シリーズ最新作『Quake Champions』の新情報が公開された。
発表を行ったのは、スタジオを率いるTim Willits氏。初となるゲームプレイトレイラーが公開されたほか、基調講演の来場者限定で本作について解説するプレゼンも披露。アリーナ形式の対戦型FPSというジャンルを築き上げた『Quake III Arena』や『Quake Live』直系の内容に、詰めかけたQuakeファンは大興奮!
その中身は、いきなりロケットジャンプ(ロケットランチャーを足元に放ち、その爆風を利用して通常では不可能なハイジャンプを可能にするテク)や、バニーホップ(タイミングよく連続ジャンプして加速しながら移動する)といった『Quake』プレイヤーならおなじみのテクが披露され、観客が説明なしでそれがあるということを理解して盛り上がるという、完全にわかってる人向けの内容。
そして登場武器も、マシンガン、ショットガン、ネイルガン、ロケットランチャー、ライトニングガン、レイルガン、そして近接のガントレット(先の回転のこぎりで斬る)と、こちらもシリーズ定番の武器を収録予定だ。マップを高機動に移動しながらこれらの武器をゲットし、相手を撃ちぬくPCベースの対戦FPSであるという根幹は変わらない。
そんななかでヒネりとなっているのが、タイトルにもある「チャンピオンズ」の部分。さまざまなゴツいデザインのキャラ(チャンピオン)が出てくるのだが、各チャンピオンは任意の場所にワープしたり、バイザーでスキャンして敵の位置を確認できたり、ダッシュからのタックルで敵を倒したり、自身をゴースト化して追手を撒く光学迷彩系のものなど、それぞれ特殊能力を持っているのだ。
純粋にスキルだけで勝負が決まる競技性が問われるため、能力がどういった頻度で使えるのか、ルールでオフにして戦うこともできるのかなどが気になるところ。QuakeConでは最終日にデモプレイが行われるほか、会場に来ているプロプレイヤーなどからフィードバックを貰う予定もある模様。北米ではクローズドβテストが2017年に予定されている。