海外では8月よりアーリーアクセス開始予定
トイロジックの『ハッピーダンジョン』は、最大4人で協力プレイ可能なマルチプレイアクションRPG。スタジオの前作『ハッピーウォーズ』同様にF2P(基本プレイ無料)タイトルとして、Xbox Oneをプラットフォームに2016年中のサービス開始を予定している。
そして本作では、海外で2016年8月3日にGame Preview(アーリーアクセス)を開始予定。というわけでそれに合わせてサンフランシスコで在米メディア向けに行われたプレゼン&デモに混ざって、本作を体験してきた。
画面分割でのマルチプレイにも対応
『ハッピーダンジョン』は、Xbox 360とXbox One合計でこれまで1400万ダウンロードを記録しているという『ハッピーウォーズ』の後継的作品。世界設定にも繋がりがあり、『ハッピーウォーズ』の舞台であった浮島からプレイヤーたちが地上に落ちてきてしまい、何の因果かファンタジー世界で姫を助けることになる……というお話。
だがゲームプレイは大幅に異なり、『ハッピーウォーズ』が最大15対15の対戦アクションゲームだったのに対し、今回は最大4人で協力可能なハック・アンド・スラッシュ型のマルチプレイアクションRPGとなっている。
なお、スプリットスクリーン(画面分割)での4人プレイにも対応。ひとりがXbox Liveのゴールドアカウントを持っていれば、残りのプレイヤーがゲストとしてプレイセッションに参加することもできる。
4人のプレイヤー+12体のミニオンが大暴れ
また、ミッションクリアー型のストーリーが存在し、アーリーアクセス版では全6章、30ミッションを収録。プレイヤーはミッションを選択し、キャラクタースロットから自分の使用キャラとミニオン(後述)を選んで、さまざまなクリーチャーやボスが待つダンジョンへと潜ることになる。
職業は、戦士(盾持ちの近接特化型)、僧侶(盾持ちの回復型)、魔法使い(遠距離魔法攻撃型)の3種類。それぞれさまざまなアクションスキルを持つ。またプレイヤーごとに3人のミニオン(AI操作のお供キャラ)を連れていくことができるので、ソロプレイ時に自分は戦士を選び、回復役をミニオン僧侶に任せるなんてことも可能だ。4人プレイ時はミニオン含めて合計16名のチームになるので、かなりのワラワラ感。
各ミッションは数パートに分割されており、それぞれに制限時間があるほか(そんなにシビアではないのでオーバーすることはあまりないはず)、幕間には回復アイテムや槍などの補助武器アイテムの補給などが行われる。パートによってちょっとしたイベントが起こったり、画面下でNPCキャラクターたちが会話劇を繰り広げていたり、トラップや設置武器などのマップギミックがあったりもして、飽きさせない。
パーティプレイで連携を決めろ!
難度は4段階あり、さらに参加プレイヤー数によって敵のステータス値などが変動する。要は『ディアブロ3』などと同じスタイルと言えばわかりやすいだろうか。ちなみに装備アイテムなどは全プレイヤーにドロップするので、取り合いにはならないのが安心。
なお装備アイテムはアーリーアクセス時点で700種類ほどが登場予定。装備にもレベルがあり、バフ(追加効果)を別のアイテムに移すといったカスタマイズ、不要なアイテムをスクラップにして得た“レアメタル”で装備を買えるといった要素もある模様。
パーティプレイのメリットは他にもあり、例えばダメージを受けずに攻撃を続けていくことで溜まっていく“レイジ”がパーティでの合計なので、各メンバーが注意してプレイできれば、早く加算される。レイジが溜まっていくと攻撃力が上がったり、強力な専用攻撃が繰り出せるようになるので、チーム全体の攻撃力を底上げするチャンスだ。
そして、チームメンバーがフィールド上に表示されたスポットに入って協力することで強化される、チームスキルもある。混戦時はスポットに気付きにくかったりもするので、ボイスチャットなどで声をかけて使うのもいいんじゃないだろうか。
幅広い人が遊びやすいハック・アンド・スラッシュ
というわけで実際に遊んだのだが、十字キーにアイテム、A/B/Yにスキル(LBでのスキル切り替え付き)といったようなボタン配置も覚えやすく、キャラの可愛さもあって、幅広い人が遊びやすいハック・アンド・スラッシュ型アクションRPGになっていると感じた。これは誰でもダウンロードすれば遊べるF2Pタイトルにとってはいいことで、「やってみようぜ」と声をかけやすい。もちろん、ハードコアな手応えを求める人は難度を上げればいいわけだ。
なお、有料で販売されるアイテムは“ハッピージュエル”で、これを使うと、アイテムがランダムに当たるカードパックを引くといったことができる。ただしハッピージュエルは一部クエストの報酬にもなっており、一部の例外を除いて基本的にすべての要素は無料で入手可能とのこと。
アーリーアクセスは海外のみの展開になるため、海外版のゲーマータグを持っている人以外は正式サービス開始を待つことになるが、『ハッピーウォーズ』の実績との連動要素もあるそうなので、期待してお待ちいただきたい。