チヨマルスタジオが手掛ける新作アドベンチャーゲーム『アノニマス・コード』始動

5pb.は週刊ファミ通6月30日号(2016年6月16日発売)において、完全新作アドベンチャーゲーム『アノニマス・コード』をプレイステーション Vita、プレイステーション4で発売することを発表した。

●バンドデシネ風の描写で展開していく完全新作アドベンチャーゲーム

 5pb.は週刊ファミ通6月30日号(2016年6月16日発売)において、完全新作アドベンチャーゲーム『アノニマス・コード』をプレイステーション Vita、プレイステーション4で発売することを発表した。以下、記事内容を抜粋して最新情報をお届けする。


 シリーズ累計100万本を突破した『シュタインズ・ゲート』など、多くのユーザーを魅了した科学アドベンチャーシリーズ。同シリーズ制作スタッフが新たに作り上げる完全新作が、いよいよベールを脱ぐ! 『アノニマス・コード』は、フルデジタル化された近未来を舞台にし、ゲームにつきものの“セーブ&ロード”を能力として落とし込んだアドベンチャーゲーム。今回の記事では、本作の濃密な世界観と、練り込まれた設定の一部を紹介する。

■物語の舞台

 2036年2月6日15時28分15秒。世界中のあらゆるコンピューターは、1900年から刻まれたデジタルな標準時計の上限値42億9496万7295秒をオーバーフローし、全防衛攻撃システムが誤動作するという最悪の事態へとつながった。神の鉄槌のごとく地上に降り注いだ軍事衛星“SA4D”の咆哮は、瞬く間に世界中の主要都市を壊滅させ、後に、人生最悪の夜明け“サッド・モーニング”と呼ばれる大規模災害となった。この大規模災害から奇跡的に難を逃れ、高度技術が結集する街、中野から物語は始まる。

■高岡歩論
通称:ポロン/声:千葉翔也
近未来バイク“グレイパー”のチーム“クロウ”に所属し、バイクレース浸りの生活を送る主人公。ロジックよりも感情を優先し、短絡的だが独りよがりではないなど、ハッカーらしくない性格。モモとの出会いをきっかけに“セーブ&ロード”の能力を手に入れる。

■愛咲もも
通称:モモ/声:夏川椎菜
ポロンが出会う、謎の少女。無邪気だが大人しく、つねに他人を優先するやさしい性格をしている。しかし、どこか無機質で感情の欠けた行動を取っているようにも見える。

■弓川十字
通称:クロス/声:杉田智和
グレイパーチーム“クロウ”所属。ポロンの親友にして相棒。男らしくて頼りになる、世話好きで、お調子者のポロンとはいいコンビ。正義感が強く、“ハッカー義賊”を自称する。

■【世界設定01】地球シミュレーター

 未来を予測するために開発されている地球シミュレーター“GAIA”。シミュレーター内では電子化された地球が寸分たがわぬほどに再現されると言われている。物語開始時点では、“サッド・モーニング”の影響により、開発が中止されている。GAIAが開発された、本来の目的とは……?

■【世界設定02】世界層

 地球シミュレーターの中には、現実世界と寸分たがわぬ世界が広がっている。つまり、地球シミュレーターの中にも地球があるのだ。そして、“地球シミュレーターの中の地球”の中でも地球シミュレーターが開発され……。このように地球が縦に何層も存在する概念を“世界層”と呼ぶ。

■未来を変えるセーブ&ロード

 ポロンは、モモと出会い“謎のガジェット”をもらったことによって、“セーブ&ロード”の能力を手に入れる。この能力は、ガジェットを使って、セーブしたポイントまで巻き戻ってやり直せるというもの。ポロンの記憶はロード前のものを引き継ぐため、絶体絶命の危機に陥ったとしても、この能力を使うことで、別の結果をつかみ取れるのだ。

▲セーブデータは、ガジェット内のセーブスロットに刻まれる。巻き戻しをしたいポイントを選択してロードを行うとセーブ地点に戻れる。

■志倉氏の語る世界の未来とは……?

 奥深い世界設定が魅力的な『アノニマス・コード』。同作の企画・原作を務める志倉千代丸氏にインタビューを敢行。新しい世界を生み出すことにこだわり続ける、クリエイターの情熱を感じ取ってもらいたい。

――『アノニマス・コード』の企画が立ち上がった経緯についてお聞かせください。

志倉千代丸氏(以下、志倉) 最初のきっかけは、日本のサイバーセキュリティーに興味を持って調べていたことですね。日本は、先進国の中でこの分野への関心が薄いのではないかと感じたんです。銀行のハッキングや、精密機器のコピーなど、いろいろな問題がニュースとして出てきているものの、世間の関心はそう長く続かないですよね。でも、いまの時代は何よりも“情報”が重要で、戦争すらも情報戦です。アメリカではずっと以前から陸軍・海軍・空軍のほかにサイバー軍が設置されているほどです。フルデジタルな目に見えないところでもさまざまなドラマ、事件が勃発しているんですね。では、日本のサイバーセキュリティーはどうか? そのことを調べていくうちに、「作品にしたい」という欲求が芽生えたんだと思います。そこで、作品の舞台を近未来にして、“ハッキング”にスポットを当てる原案を考えました。

――現代に警鐘を鳴らす作品でもあるのですね。作品の舞台が2037年ということで、これまでに志倉さんが手掛けてきた作品と比べて、かなり未来の話になっていますよね。これには何か理由があるのでしょうか?

志倉 デジタル化もそうですが、コンピューターの進化は、これからもどんどん進んでいきますよね。ひと昔前の体育館ひとつぶんくらいの巨大なスーパーコンピューターの能力も現代のスマートフォン程度の能力しかありません。では現代のスーパーコンピューターはどうでしょう? これらのテーマを扱って妄想をしていくと、おのずと舞台は近未来になっていきましたね。デジタル化もますます進化していき、プログラマーやハッカーが、まるで“魔法使い”のように見えてくるはずなんですよ。世界のありとあらゆるものを自在にコントロールできてしまいますから。

――ハッカーをテーマにした作品ということで、タイトルに“アノニマス”というキーワードが入っているのでしょうか?

志倉 確かに“アノニマス”というと、ハッカー集団のことを連想しますが、タイトルとして選んだのはいわゆる“名なしさん”というニュアンスです。画面の向こう側に対峙するハッカーがいったい何者で、何の目的でハッキングをしているのか? デジタルの先にいる仮面を被った“名なし”の存在。この見えない戦いに“アノニマス”という単語がピッタリはまりました。“コード”というのは、そのままプログラミングそのものを指します。この技術で世界を、宇宙をねじ曲げてしまう可能性すらあるなと。企画当初はもっとわかりやすいタイトルのほうがいいという意見もあり、“セーブ&ロード”という直球のタイトルもありましたが、さすがにやめました(笑)。

※続きは週刊ファミ通2016年6月30日号(2016年6月16日発売)をチェック!!


アノニマス・コード
メーカー 5pb.
対応機種 PSVPlayStation Vita / PS4プレイステーション4
発売日 2016年今冬発売予定
価格 各7800円[税抜](各8424円[税込])
ジャンル アドベンチャー
備考 企画・原作:志倉千代丸、プロデューサー:松原達也、ディレクター:梶岡俊彦、ストーリー監修:林直孝、演出:若林漢二、アートディレクター:北原史尋、サウンドプロデューサー:村上純

(C)MAGES./5pb./Chiyo St.inc ※画面は開発中のものです。