世界中が待望していたナンバリング最新作!

 2015年6月14日~16日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催されている世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2016”にて発表された、カプコンのサバイバルホラー最新作『バイオハザード7』。4年ぶりのナンバリングタイトルとなる本作を、E3 2016のカプコンブースで試遊したので、その模様をリポートする。

『バイオハザード7 レジデント イービル』試遊リポート! リアルに鳥肌が立った!【E3 2016】_06

 プレイ直後の感想は「鳥肌ヤベェ!」。この原稿を書いているいまも心臓がバクバク言っているが、それだけでは何も伝わらないので、体験した内容を挙げていく。ただ、すでにダウンロードしてプレイしている方も多いと思われるので、現地でプレイしたからこその部分を中心にお伝えしていこう。

『バイオハザード7 レジデント イービル』試遊リポート! リアルに鳥肌が立った!【E3 2016】_07

 いよいよ会場し、ゾンビの群れのごとくカプコンブースへと流れていくゲームファンやメディアの面々(もちろん記者もそのうちのひとり)。もしかして、もう『バイオ』は始まっているのか? そして、ついにカプコンブースへ到着。『バイオハザード7 レジデント イービル』のエリアは、舞台となった家そのまんま。

『バイオハザード7 レジデント イービル』試遊リポート! リアルに鳥肌が立った!【E3 2016】_01
『バイオハザード7 レジデント イービル』試遊リポート! リアルに鳥肌が立った!【E3 2016】_04
▲カプコンブースにそびえ立つ、朽ちた建物。外見だけでなく、中も作りこまれているんです。

 細い廊下を歩いていくと、小部屋に案内された。座席は古びた木の椅子、モニターの前にはビデオテープや布切れなどが散乱しており、『バイオハザード7』の再現度は100パーセント! 椅子へ座り、さっそくプレイ開始。それにしても、この雰囲気の中でPlayStation VRを装着していると、電気椅子で処刑される準備をしている(映画『グリーンマイル』で頭にスポンジ乗せるシーン)みたいだ。雰囲気だけですでにコワイ!

 ゲームスタートすると、そこは古びた建物の中。目の前にはブラウン管のテレビと、その上にビデオデッキが乗っている。若干懐かしさを感じる家電だが、部屋の薄暗さと、テレビに映る砂嵐のせいでノスタルジックな気分になるどころではなく、ただひたすら恐怖を感じる。家の出入り口らしきドアは施錠させられており、どうにかカギを探してこの家から出ることが目的な様子。手始めに、部屋の中を歩き回ってみた。未プレイの方のためにネタバレになりそうなことは極力伏せるが、テーブルの上を調べるとメモが読めたり、冷蔵庫を調べると扉を開けられたりと、『バイオハザード』らしい感覚になってきた。建物内を歩き回るだけでも、ほかに誰かがいるような空気がつねにつきまとい、ちょっとした物音にビクッとするのもVRの効果なのだろうか? いまのうちに言っておくが、記者は決して怖がりなほうではない。むしろファミ通編集部の中では上位に入るくらいホラーに耐性があるはずだが、とにかく怖い。隣の部屋へ進むときも、後ろから誰か追いかけてくるんじゃないかと心配になり、後ろをチラチラ見ながら進んでしまう。右スティックを動かすまでもなく、首をそのまま後ろへ向けるだけで振り向けるので、余計にキョロキョロしてしまう。

『バイオハザード7 レジデント イービル』試遊リポート! リアルに鳥肌が立った!【E3 2016】_02
『バイオハザード7 レジデント イービル』試遊リポート! リアルに鳥肌が立った!【E3 2016】_03
▲プレイ中の記者。本人はいたって真剣ですぞ。

 「鍋の蓋を開けたら大量のゴキブリが! きめぇ!!」、「ヒエッ……いまの物音なに?」、「さっきこんな場所にマネキンなんていなかったはず……こえー!!」と、変な声を上げつつ探索を続けた末、とある場所でビデオテープを入手した俺は、最初の部屋へと戻る。一度探索したところなら怖くないかというと、「リメイク版の『バイオハザード』のL字廊下みたいに、戻り際に脅かしにくるんだよなー……」と変な勘繰りを入れてしまい、ビクビクしながらテレビの前までたどり着いた俺は、ビデオテープを再生。画面には建物の外に立つふたりの男が映し出されていた。どうやらこの建物は、最初に自分が立っていた部屋の外観のようだ。ビデオの再生中は、この映像を撮っていたであろうカメラマン(?)の視点で操作可能になっている。この映像内で、脱出へのヒントを見つけろということなのか?

 ショッキングな結末(どうショックなのかはプレイしてのお楽しみ)とともにビデオの再生が終わると、もとのひとりぼっちの室内へ。じつはビデオのシーンであることをしていると、現実でも変化が起きている……という仕掛けになっているようだ。映像内でのヒントを頼りに、ついに鍵をゲット! 「よっしゃ!」と思い、出口へ向かおうとしたとき、出口へと向かう通路に不気味な人影が横切った。チラッとしか見えなかったが、間違いなくヤバイ奴だということだけはわかる。あと少しで出口なのに、一歩ずつ慎重に進んでいく。もちろん俺の首はキョロキョロしっぱなしだ。最後はもう、壁に背を向けたまま後ろ向きに1歩ずつ歩いてました。ビビりすぎ? そんなことないよ!
 そして鍵を開け、ドアノブに手をかけたとき……その先はぜひ、自身の目で確かめてほしい。

『バイオハザード7 レジデント イービル』試遊リポート! リアルに鳥肌が立った!【E3 2016】_05

 ご存じな方は多いと思うが、この体験版『バイオハザード7 ティザー ~ビギニングアワー~』はすでにダウンロードプレイが可能だ。度胸を試したい方は、ぜひプレイしてほしい。プレイの前にトイレを済ませておくのをお忘れなく!

※ファミ通.com特設サイト“E3 2016 記事まとめ”はこちら

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※画面は開発中のものです。