プロゲーミングチーム・DeToNatorの3部門が集結

 2016年6月12日、サイコムはプロゲーミングチーム・DeToNatorとファンが交流できるイベント“DETONATOR Fan Meeting Powered by Sycom”を開催した。

 本イベントにはDeToNatorの『Overwatch』部門、『Counter-Strike: Global Offensive』(以下、CS:GO)部門、『Alliance of Valiant Arms』(以下、AVA)部門の選手やコーチが出演。来場者との3on3対戦やトークセッションなどが行われた。

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▲会場は東京・秋葉原のビリビリAKIBA。
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▲MCは声優・タレントの青木志貴さん(左)とDeToNatorマネージャーの江尻勝氏が担当(右)。
▲最新PCが展示され、試遊コーナーも設けられていた。
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▲お姉さんの写真もどうぞ。

◆『Overwatch』◆
 イベントのスタートを飾ったのは『Overwatch』。米Blizzard Entertainment社がワールドワイドに展開する対戦型3Dシューティング(FPS)だ。日本ではPS4版をスクウェア・エニックスが発売している。

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▲お父さんといっしょに遊びに来た小学生の『Overwatch』プレイヤーを発見。DeToNatorのオリジナルTシャツを着ている。

 DeToNatorの『Overwatch』部門は、5月28日に台湾で開催された公式イベントのエキシビションマッチに招待されている。惜しくも敗退してしまったものの、eスポーツが盛んな台湾のプレイヤーたちを驚かせた実力は本物だ。対戦コーナーでは自分が得意とするキャラクターだけでなく、競技的にやや不利とされる個性派キャラクターも使いこなし、会場を沸かせた。

 リーダーのYamatoN選手は「いまは来週行われる国内大会で優勝を目指して練習を続けています。最終的な目標は、もちろん世界一。まだ僕たちのことを知らない人にも『Overwatch』の素晴らしさを知ってもらいたいですし、そういった方にも認められるようにがんばっていきます」と『Overwatch』コーナーを締めくくった。

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◆『Counter-Strike: Global Offensive』◆
 続いて、世界で絶大な人気を誇るPC用FPS『CS:GO』だ。DeToNatorにはかつて『Counter-Strike』で世界的に活躍したnoppo氏がコーチとして在籍。選手たちは彼の経験を学びつつ、世界を目指している。

 ここ最近はテレビなどでの露出も影響し、“プロゲーマー”という職業の認知度は徐々に上がってきている。プロになる前となった後の私生活の変化について、yukistyle選手は「使える時間は全部ゲームに使いたいと考えています。練習時間は増えましたね」とコメント。

 また、しっかり活動するためには家族の理解も大切だ。V0rtrix選手は「両親からは、やりたいことは一生懸命やれ! と、いろいろな面でサポートしてもらっています。本当にありがたいです」と、感謝の気持ちを述べていた。素晴らしい。

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▲周囲の人の協力があってこそ、プロを続けられる。大切なことである。
▲対戦コーナーの実況は『Overwatch』部門リーダーのYamatoN氏(左)が担当。全体的にテンションが高い。

 FPSで勝つためには作戦やチームワークが大切なのは言わずもがなだが、当然、正確に敵を狙う射撃能力も重要だ。対戦コーナーではシンプルなマップでの撃ち合いがくり広げられ、DeToNatorが実力を見せつける結果となった。

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◆『Alliance of Valiant Arms』◆
 3つ目のタイトルは『AVA』。『AVA』部門の選手は台湾プロリーグで準優勝を果たしており、今月末には世界大会に出場する予定となっている。ファンとの交流で英気を養い、ぜひ世界一の座をつかんでほしい。

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▲台湾での善戦を労って、サプライズで花束のプレゼント。

 大会のシーズン中は台湾住まいだったということもあり、トークセッションの話題は向こうでの生活や試合後の振り返りが中心。台湾ではメンバー全員で共同生活を送っており、練習でも顔を見て話せるので、問題解決が早いそうだ。

 また、台湾のファンやゲーマーは、盛り上がりがストレートかつ熱狂的。試合が終わるとサインや写真を求められ、S.Monkey選手は街で声をかけられたこともあるらしい。そういう環境に身を置くことで、精神的にもいい影響を受けたようだ。

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▲トークの合間に台湾側で制作されたイメージムービーが流された。オフショットとインタビューを中心に構成されていて、アイドルみたい。

 対戦コーナーでは、『CS:GO』と同じくシンプルな撃ち合いモードで来場者と対戦。ショットガン(扱いが難しく、大会などではあまり使われない武器種)で連続キルして会場を沸かせるなど、エンターテイメント性を意識したプレイやトークが印象的だった。

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 イベント全体を通して、DeToNatorのメンバーはハイスペックPCを使うことのメリットをアピール。瞬時の判断が重要な競技制ゲームでは、0.1秒の遅れで戦況が変わることも珍しくない。勝ち負けにこだわらないエンジョイゲーマーだとしても、ロード中の待ち時間やプレイ中の遅延が軽減されれば、ストレスなくゲームを楽しめるようになる。サイコムではDeToNatorモデルのゲーミングPCも販売しているので、PC購入時の選択肢に加えるのもいいだろう。

 選手がプロとして活動するためには、ファンからの応援が不可欠。これはゲームもほかのスポーツも変わらない。今後もこういった交流イベントを積極的に開催してほしい。

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▲PCメーカー・msiによるトークセッションも実施。勝つためにも楽しむためにも、PC環境にはなるべく気を配りたいところだ。
▲各コーナーのラストにはDeToNatorグッズなどがもらえるじゃんけん大会も。グッズの中にはオリジナルうまい棒もありました。
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▲選手とファンが直接触れ合えるのが、交流イベントのいいところ。
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▲手作りのDeToNator顔ハメ看板を持っていったら、そこそこウケた。これを使ったネタ記事を近日中に書く予定です。穴から顔を出しているのは、DeToNator『AVA』部門の元選手・上海紅茶館氏。