“パッチ3.3”は2016年6月7日。その詳細が明らかに!

 2011年10月から定期的に行われているプロデューサーレターLIVEは、ついにこの日で30回に到達。記念すべき区切りを迎えた今回は、オフラインイベント“FINAL FANTASY XIV: Full Active Time Event in AKITA”の一環として、秋田県秋田市の県民交流プラザ“ALVE”より放送されたのだ。

 抽選を勝ち抜いて会場に招待された約200名のプレイヤーを前に、吉田直樹プロデューサー兼ディレクターはいつものにこやかな表情で『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FFXIV』)の近未来を説明。観衆はきりたんぽ鍋のように味のある吉田氏の解説に聞き入りつつ、話題がコンテンツの難度や報酬に及ぶと、なまはげのうなり声にも似たどよめきを上げていた。

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▲モルボルの愛称で親しまれる、コミュニティチームの室内俊夫氏が司会を担当。軽快なトークを吉田氏と交わしながら、放送を盛り上げていった。

 この日のテーマとなったパッチ3.3の全体的な概要は、ニコニコ超会議2016の会場からオンエアされた29回目の放送ですでに発表されている。今回はそれを踏まえたうえで、“パッチ3.3実装コンテンツ特集Part2”と銘打ち、実機映像や画像資料を交えつつ新規コンテンツの魅力をさらに深堀していくこととなった。

 それでは、今回明らかになった新情報をダイジェストで振り返っていこう。

新規蛮族ストーリークエストでマテリジャが確定でもらえる!

 既報のとおり吉田氏は、パッチ3.3のリリースが2016年6月7日に確定したことを放送の冒頭で報告。そのうえで、いままで名称が伏せられてきた新たな討滅戦について発表を行った。ここからは項目別に分けて、新情報を紹介していく。

【次期討滅戦】

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▲つぎなる討滅戦の相手はニーズヘッグ。正式名称は、ニーズヘッグ征竜戦だ。
▲吉田氏は黒魔道士のソロでニーズヘッグに突撃するも、ボスが吐き出した炎のブレスで即座に戦闘不能に陥っていた。

◆報酬は武器。ILは実用的な高さで、見た目にも優れている。

【宝物庫アクアポリス】

◆古ぼけた地図G8を使用すると現れる敵を倒すところまでは、いつもどおり。

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▲討伐後に宝箱を開けると、たまに転送魔紋が出現。

◆転送魔紋の出現確率は50%。10分で消えてしまうので、メンバー募集は迅速に。

◆プレイに最適な人数は4人。ライトパーティ以上で突入するのがおすすめ。

◆出現するモンスターの数は、参加人数で増減することはない。

◆宝箱の中身の分配を終えた時点で、アクアポリスの内部に進入可能となる。

◆内部はIL180でシンクされているため、装備に自信がないプレイヤーでも気楽に参加できる。

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▲広間に置かれた宝箱を調べるとモンスターが出現。
▲モンスター討伐後に宝箱を再度調べると、財宝が取り出せる。
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▲広間には扉がふたつあり、地図の所有者がカギを使ってどちらか片方を開ける。
▲正解の扉を選ぶと、さらに奥へと進める。間違ったほうを選択した場合、コンテンツ終了となってもとの場所へ戻されるのだ。

◆奥へ進むほど、レアなアイテムがドロップする味付けになっている。

◆たまに戦闘中にサイクロプスが参戦してくる。これを倒すと、多量のマテリガやマテリジャが手に入ったりする。

◆最深部に相当する7部屋目で現れるサイクロプスは、大量のマテリジャを落とす。

◆金色のゴブリンは敵意がなく、ひたすらプレイヤーから逃げようとする。これを30秒以内に倒せば高額のギルが獲得できる。

◆7部屋目の宝箱を開けると、参加者ひとりひとりに10万ギルが報酬として支払われる。

◆ベイビーオポオポなど、レアなミニオンが手に入ることもある。

◆出現する敵は範囲攻撃を仕掛けてくる程度で、複雑なギミックは存在しない。ただしサイクロプスは棍棒を振り回したりするので、少し手ごわいかも。

【フェンリルのフライングマウント化】

◆(マンダヴィル・ゴールドソーサーポイントを消費することで手に入る)フェンリルよりも上位のマウントは、今回実装されない。

◆パッチ3.3で、フェンリルがフライングマウント化される。

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▲大気中の水分を瞬時に凍らせて、その上をフェンリルが駆けていくという設定。

【レイドファインダー】

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▲レイドファインダーの概要がこちら。
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▲このウィンドーを通じて参加申請を行う。
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▲コンプリート済みのボタンは、当該コンテンツをクリアーしている人のみが押せる。

◆コンプリート目的と練習の2種類から参加目的が選べる。

◆その週すでに当該の階層をクリアしている場合、勝利時の報酬が減ってしまうので、コンプリート目的のチェックが押せないようになっている。

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▲後半フェーズを選択しても、その場面からバトルは始まらない。

◆練習は、その週すでにクリアーしている冒険者も参加できる。

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▲レイドファインダー利用時のロール構成はこのとおり。

◆ロール構成の“その他”はワイルドカード的な位置づけ。

◆レイドファインダーの実装にともない、高地ドラヴァニアを訪れなくても機工城アレキサンダー零式:律動編に挑めるようになる。

◆練習時のロール構成はみなさんの意見を聞いて改善していきたいので、フォーラムに意見を寄せてほしい。

【フロントライン新マップ】

◆新マップの名称は、フィールド・オブ・グローリー(砕氷戦)。

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▲今回はクルザスが舞台なので、雪で覆われたマップでの戦いとなる。
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▲マップ内に3ヵ所、制圧戦と同様の占領可能なポイントがある。サークル内に一定時間滞在することで占拠可能だ。
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▲戦闘開始から一定時間が経過すると、オブジェクト(アイスド・トームリース)が破壊できるようになる。

◆オブジェクトに与えたダメージに応じてポイントが加算される。

◆このオブジェクトの破壊を目指すことが、試合ではメインになる。

◆フロントラインでのアドレナリンラッシュゲージの仕様は、パッチ3.3でもとに戻す。

【ハウジング】

◆成長した花は、花瓶に入れられる。

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▲植木鉢と花瓶が調度品として配置可能に。

◆基本システムは畑と同じだが、交雑のみ実行できない。

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▲育成中に与える肥料によって、最終的に咲く花のカラーを調整できる。
▲収穫した花を髪飾りにすることもできる。

◆花飾りはクラフターレシピを通じて製作。

◆育てられる花の種類は今後も追加されていく。

◆花の手入れは、1日に1回くらい行えば問題ないと思う。

【ギャザラー&クラフター関連】

◆パッチ3.3でILの更新が行われる。

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▲ギャザラー&クラフターに関係する新要素の一覧。

◆パッチ3.4で入るレイド早期攻略用の“新式武具”を製作したい人は、ぜひ揃えてみてほしい。

◆新たに追加される装備は、製作で作るタイプと、赤貨との交換で獲得できるタイプの2種類。

◆ILは赤貨との交換で入手できるほうが高い。その代わりに、製作を通じて取得するタイプは禁断のマテリア装着が可能。

◆マテリガやマテリジャを含めた最終的な性能でいえば、製作で手に入れるタイプのほうが強くなる。

◆製作で獲得できる品物については、主道具、副道具、防具、アクセサリがすべて今回同時に実装される。

◆赤貨と引き換えに取得できる副道具、アクセサリ、ベルトはパッチ3.4で追加される。

【マテリアの取得調整】

◆マテリガとマテリジャは相当手に入るようになる。

◆某デイリーでマテリガは確実に獲得できる。

◆新規蛮族ストーリークエストの確定報酬に、マテリジャが設定されている。

◆ほかにもマテリジャを入手する方法が用意されている。こちらも結構な確率で出る。

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▲蒐集品と引き換えに手に入るギャザラー/クラフタースクリップの量が増加する。
▲バヌバヌ族を模したなりきり系の装備。
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▲グナース族のコスプレも楽しめるように。
▲禁忌都市マハの報酬装備。

【UI関連】

◆前回のプロデューサーレターLIVEでお伝えしたとおり、パッチ3.3で“さいきょうボタン”が追加される。

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▲パッチ3.3で追加されるUI関連の新要素。
▲HUDレイアウトが、最大4セットまで保存できるのがわかる。

◆(HUDレイアウトの呼び出しは)スラッシュコマンドにも対応しているので、たとえばジョブチェンジとHUDレイアウトの変更をひとつのマクロで実行することもできる。

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▲PS4のシステムコンフィグに、描画品質設定の項目が追加。高品質を選択すると、PC版に導入済みのDirectX11向けの機能のいくつかがゲーム上に反映される。

◆高品質にすることで、床の鏡面反射などの演出がPS4版でも楽しめるようになる。

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▲“SEARCH”欄の横にある部分一致検索のチェックボックスをオンにすると、当該の機能が利用可能に。
▲メンターマークに新たなタイプが3種類追加される。

◆合計4つのメンターマークを任意に切り替えられる。

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▲PvPプロフィールにプリセット機能が追加。これを選択することで、事前に設定しておいたアクションポイントの割り振りが任意に呼び出せるようになる。
▲景観カメラの機能拡張など、生活がより豊かになる機能も追加。

◆新たな定型文辞書は、レイドで使われそうなものが多い。

【アニマウェポン】

◆今回は、人造精霊にポイントを振って各種パラメータを強化していく流れ。

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▲パラメータ割り振り用の画面。クリスタルサンドと硬霊性岩を消費して実行することに。

◆割り振りに用いる触媒は、とあるNPCから特定のアイテムと引き換えでもらえる。

◆NPCから要求されるアイテムの種類は複数存在するため、プレイスタイルに合わせた収集が楽しめる。

◆(多額の)ギルが必要になる代わりに、進捗ペースが早いタイプのアイテムも存在する。

◆1回の交換で、割り振り用のポイントが3ポイント取得できる。

◆増加するポイントは、たまに4~5点に増えたりする。

◆クエスト“新たな武器の創造を”の完遂に必要となる、各種“発光性クリスタル”のドロップ率を緩和する。

◆今回のアニマウェポンは新規グラフィック。