『Below』説明をとことん排除した、スタイリッシュなローグライク×サバイバル×探索アクション【Xbox Spring Showcase】

先月末にサンフランシスコで行われたマイクロソフトのプレスイベントから、インディースタジオCapybara Gamesによるアクションゲーム『Below』を紹介。

●ほの暗い闇の中を黙々と進め。

 2016年2月25日、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコで、海外でXbox OneおよびWindowsで今春に展開予定のタイトルを紹介するスプリングショーケースが行われた。本稿では、インディースタジオCapybara Gamesによる『Below』を紹介する。

 『Below』は、『ダークソウル』系の戦闘&探索要素に、食糧や水分摂取などのサバイバル要素や、いわゆる“ローグライク”的な要素を取り入れたアクションゲーム。海外ではまずXbox OneとPCで展開予定で、スタジオによるとのちに他プラットフォームでの展開も計画しているという。

 イベントでは試遊が可能で、本編をスタートすると、雨が降りしきるなか、舞台となる島の浜辺から突然始まり、小さな自キャラを操作してあてもなく歩いて行いて探索していくと、やがて洞穴へとたどり着く。この洞穴内のダンジョンを潜っていくゲームなのだが、この間余計な状況説明などは一切なく、聞こえるのは雨の音と自分の足音のみ。全体がミニチュアのように見えるティルトシフトレンズ風の効果を取り入れている一方、インターフェースが極力排除されているので、孤独な冒険の感じがひしひしと伝わってくる。

▲本当にゲーム画面はこんな感じ。スタイリッシュ!

 見下ろし型のアクションゲームなのだが、『ダークソウル』シリーズからの影響は明白で、焚き火をするとそこが拠点になるというのも同じ。剣と盾を持ち、薄暗いダンジョンを進んで敵を倒し、素材を集めながら探索を続けていくのが基本ルートになる。死亡した場合は焚き火からのリスタートで、マップの形状はランダムに変化。集めたアイテムは失われていて、自分の死体を発見して回収するしかない。

 しかしキャラクターには体力以外にも空腹や水分量のゲージがあって、歩きまわっているだけでも徐々に減ってくる。そこでポテトや肉などの拾った食糧や、水の入ったビン(そのものが手に入ることもあるし、空き瓶を泉に入れて補充することもできる)などのアイテムを使って、補給を行わなければならない。最初はどっちに行けばいいのか見当もつかないので、手持ちの水がなくなったりすると結構ヒヤヒヤもの。焚き火では効果が大きいスープを作れたりもするので、うまいことアイテムを収集して次の焚き火にたどり着ければいいのだが、なかなかそうもいかない。

 敵は獣か虫のような地上で間合いを詰めてくる大小のクリーチャーや、集団で飛んできてまとわりついて体力を削ってくるコウモリなどいろいろ存在し、敵の一撃も結構痛いので、性質や行動パターンを把握するのがベター。
 戦闘時はそうやって敵のモーションを見極めて、こちらの的確な攻撃を当てていくのが基本だ(剣の通常攻撃以外にステップインしての突き刺し攻撃などのバリエーション、盾を使ったアクションや弓矢もある)。マップ上には即死トラップなどもあり、うまく敵をおびき出して巻き込めると最高なのだが、複数の敵を相手にしている時は自分が突っ込んでしまうことも。そんな時も当然のように淡々とやり直しのクールさが、じわじわ気持ちよくなってくる。

 とにかく細かく説明せずに放り出すというのは徹底している。松明(たいまつ)の効果はなんなのか、敵に食らった出血ダメージを直せるアイテムはなんなのか、そしてそれらはどの素材とどの素材を組み合わせれば作れるのか……失敗によって学習していくゲームプレイが好きな人はグッと来るだろう。まずはプレイガイドなどを読まずに、じっくりと死にまくってみたいタイプのタイトルだ。