注目の新キャラクターがお披露目に
2016年2月27日、アークシステムワークスは、2016年5月26日発売予定のプレイステーション4・プレイステーション3用ソフト『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-(ギルティギア イグザード レベレーター)』(以下、『GGXrdR』)の体験会を実施した。その模様をリポートする。
『GGXrdR』は全国のアミューズメント施設にて稼動中の対戦格闘ゲームであり、5月26日にプレイステーション4版とプレイステーション3版の発売が予定されている。今回のイベントは、その家庭用版をいち早くプレイできる“家庭用最速体験会”だ。会場となったのは東京・二子玉川にある、楽天本社クリムゾンハウス。本イベントは有名プレイヤーが登場するステージイベントや、同作のゼネラルディレクター・石渡太輔氏のサイン会が実施される充実の内容になっており、当日の現地は多数の来場者で賑わった。
■石渡氏による作品紹介
ステージイベントはグラビアアイドルの吉田早希が司会を担当し、石渡氏による家庭用版の見どころ紹介からスタート。本作でパワーアップされたチュートリアルモードや、さらに深まるストーリーモードについて触れられた。とくにチュートリアルはアクションゲーム感覚になっており、格闘ゲームをイチから始める人も楽しみながら操作を覚えられるという魅力が厚くアピールされた。またネットワーク機能については、旧作からロビーシステムが大幅にパワーアップされているとのこと。詳細は明らかにされなかったが、“オンラインに行けば友だちがいる”という感覚を味わえる仕様になるとのことだ。
続いて、家庭用から参戦する新キャラクター、“クムへヒョン”と“レイヴン”の紹介。へヒョンは大柄な壮年男性の風体だが、じつは中に少女が入って操っているという設定のキャラクター。その男性風の外身は“琴”という扱いであり、バトルでは少女が琴を演奏する演出が入る技が存在するようだ。一方のレイヴンは、不老不死なために生きることに退屈してしまい、痛みを受けると喜ぶドM設定のキャラクター。攻撃を受けると技が強化されるという個性に期待してほしいとのこと。なお、以前実施されたキャラクター投票でプレイアブル化が決定したディズィーに関しては、発売日には間に合わないが、現在鋭意制作中とのことだ。
■開発陣からの新システムやキャラ性能紹介
続いては本作のバトルプランを担当する関根氏と片野氏が登壇し、新キャラの性能を紹介。まず、クムへヒョンは単発系の攻撃が多いシンプルなタイプ。しゃがみモーションは正座なのだが、その状態でレバーを前に入れると正座のまま前方移動するおもしろい動きを有する。必殺技の種類は少ないのだが、飛び道具攻撃を出した後にレバー操作で左右に移動させたり、打撃技はボタン押しっぱなしでタメバージョンになるなど、コマンド入力後のレバーやボタン操作で変化を加えられる模様。覚醒必殺技には、ボタンを押しっぱなしにしている間は相手を操作できる性能の技があり、シンプルながら幅広い戦法が楽しめそうなキャラだ。
レイヴンは手足が長く、中距離戦を得意としている。空中ダッシュは滑空タイプの特殊行動であり、移動中には攻撃判定がある。滑空は空中攻撃でキャンセル可能になっており、空からはとくに個性的な攻めを展開できる模様。飛び道具必殺技はヒット時に相手に鈍足効果を与える。効果時間は長くないものの、使い方次第で発展が期待できそうな要素だ。テンションゲージの上には“興奮度”を表す特殊ゲージを装備。特定の行動で相手の攻撃を耐えると興奮度が高まり、必殺技の性能が強化される仕組みになっている。相手の攻撃を受けることで強くなるという変わった個性がどのように活かされるか、プレイヤーの研究が楽しみなキャラクターだ。
■有名プレイヤーによるエキシビジョンマッチ
続いては有名プレイヤー6名が登壇し、レイヴンチームとクムチームの2チームに分かれてエキシビジョンマッチを披露。チームとメンバーは以下の通りだ。
・クムチーム
ナゲ選手、FAB選手、まちゃぼー選手
・レイヴンチーム
小川選手、LOX選手、もっちー選手
最初は各メンバーがそれぞれチーム名の新キャラを使って対戦。レイヴンチームは飛び道具での遠距離牽制と滑空での接近を主軸に立ち回り、ダウンを奪ってから飛び道具を重ねる起き攻めを多用するシーンが見られた。対するクムチームは、どのメンバーも突進系攻撃の必殺技“はやぶさ落とし”を主軸とした戦法。近距離戦に持ち込んでから勝負をかける戦法が目立った。各メンバーは当日の出番前に練習したようで動きはぎこちなかったが、“今勝ちたい”といった意気込みが感じられる試合になっていた。
つぎは各メンバーのメインキャラを使用したガチマッチ。2試合先取制のレギュレーションで真剣勝負がくり広げられた。
第1試合はFAB選手(ポチョムキン)vs.LOX選手(紗夢)。1試合づつをとりあい最終戦、ポチョムキンが対空でしゃがみHS→ヘブンリーポチョムキンバスターを決めてFAB選手が勝利。
第2試合はナゲ選手(ファウスト)vs.小川選手(ザトー)。通常攻撃で押すナゲ選手に対し小川選手のエディ召喚攻撃が機能し、立ち回り戦を制した小川選手が勝利。
第3試合はまちゃぼー選手(カイ)vs.もっちー選手(ソル)。通常攻撃で中距離戦を制したカイが対空の空中投げを多く決めてペースをつかみみ、圧倒的な試合内容でまちゃぼー選手が2連勝。エキシビジョンマッチはクムチームの勝利となった。
今回のステージイベントの模様は後日ニコニコ動画にアップされる予定。イベント模様や新キャラの対戦動画を楽しみにしている人はぜひチェックしてほしい。