待ちに待った日本サーバー
全世界7000万人以上のアクティブユーザーを誇るオンライン対戦ゲーム『League of Legends』(以下『LoL』)。待望の日本サーバーのクローズベータテストが、2016年2月4日から実施されている(2016年2月15日2:00に終了予定)。ということで、『LoL』歴3年以上のライター・堤教授が日本サーバーのインプレッションをお届けします。
すべてが日本語化!
全世界で遊ばれている『LoL』は、英語だけでなく、韓国語、中国語など、設置されているサーバーがある地域に合わせた言語でプレイできます。日本サーバーができるまでは、多くの日本人プレイヤーは北米サーバーにアクセスし、英語のクライアントでプレイする状況が続いていました。クローズベータテストが開始されるに当たって、地域設定に“日本”が追加され、言語は日本語のみ選択可能に。起動後、運営元のライアットゲームズから送られてきたユーザー名、パスワードを入力すると日本サーバーにログインできました。
ログイン後に広がっていたのは、すべてが日本語化されている『LoL』の世界。チャンピオン(プレイヤーが操作できるキャラクター)はもちろん、スキル名やアイテム名まで日本語になっていたので、これまでにプレイしたことがない人でも簡単に理解できると思います。これまでは英語の説明文を読むしかなく、内容が複雑なものは有志が翻訳したテキストを確認する必要があったので、とてもうれしいですね。
これが低pingの世界……!
日本サーバーが熱望された理由のひとつにもなっているのがpingの数値。簡単に言うと、サーバーとの通信が完了するまでの時間を示す数値のことで、pingの値が高いとコマンドを入力してからのタイムラグを感じるようになります。環境にもよりますが、現在は北米サーバーに接続したときのpingは150~200(ms)程度。つまり、入力したコマンドが完了するのは約0.2秒後ということになります。昨年の夏まではpingが100程度だったので、北米サーバーをプレイしていた私や私の友だちも少し参っていました。そんなわけで、日本サーバーはまだか! という風潮が強くなっていたのです。
さて、ベータテストでのpingですが……画面に表示された数字はなんと9! 9です! 実際に動かしてみるとこりゃすごい!! クリックした瞬間にチャンピオンがキビキビと動いてくれます。北米サーバーのほうと比べると差は歴然で、ちょっと自分が上達したんじゃないかと錯覚するほど、チャンピオンを思うままに操作できます。これは本サービス開始が楽しみですね。
『LoL』に関して、世界大会ともなると億単位の賞金が出ることやたくさんのプロゲーミングチームがしのぎを削っていることは知っていても、他言語でしかプレイできないから手がでなかったという人も少なからずいたと思います。日本でもe-sportsが盛り上がっている昨今、日本サーバーが始動するということで、『LoL』を始めるにはピッタリの時期でしょう。私も、日本サーバーを心待ちにしていたプレイヤーのひとりなので、サービスの開始が待ちきれません。ひとりで楽しむのもいいですが、チームで戦ったり、みんなで観戦して盛り上がるのがe-sportsの醍醐味なので、日本サーバーが始動したら、いっしょに『LoL』を満喫しましょう!
最後に、『LoL』の世界大会決勝を自腹で観戦しに行った過去2年分のリポートを宣伝しておきます。今年は、現地で会える日本人が増えそうですね!
・観客動員40000人以上! 優勝賞金約1億円!! 超スケールの“League of Legends 2014 World Championship”決勝戦観戦リポート
・『LoL』ドイツでe-sportsの最先端に触れた! “League of Legends 2015 World Championship”決勝戦観戦リポート