家庭用ゲーム機向けにブラッシュアップされたゲームシステム
2016年2月11日、東京・神田フラックスにてXbox One用シューティング『雷電V』のメディア・ブロガー向け先行体験会が行われた。ここではその模様をお届けする。
『雷電V』の完成版が初めてお披露目されることとなった本イベント。そのため、この日はゲームシステム、ゲームモード、Xbox Oneだからこそ可能な試みなど、さまざまな情報が明らかにされた。
まずゲームシステムだが、『雷電』シリーズでは初となるライフ制を採用。ダメージをくらっても武器のパワーが落ちることがなく、最大10レベルまで武器がパワーアップするなど、アーケードゲームの『雷電』シリーズに慣れ親しんだ人にとってはなかなか大胆と思えるシステムを採用。難易度はプラクティスからベリーハードまで6段階用意されているなど、間口の広さを意識した作りになっていた。
そしてプレイ中のゲーム画面を見てもらえばわかるのだが、画面の左右にさまざまな情報が表示されているのも『雷電V』ならではの特徴。その中でもとくに注目したいのが、画面左側に表示される、スコアグラフ。これはXbox Oneのクラウド機能を活用したシステムで、オンラインに接続した全『雷電V』のユーザーのプレイ情報を取得してグラフ化。これによってほかのプレイヤーやフレンドを意識してプレイできるのはもちろん、ステージの“死にやすい場所”、“スコアの稼ぎどころ”などの把握もできる。また、LTで情報を切り替えれば、ステージ攻略のヒント、自分のプレイを細かく分析したパーソナル情報なども見ることが可能になっている。
そしてXbox Oneならではの機能といえば、CHEER(チアー)システムも見逃せない。これは同じ時間に『雷電V』を遊んでいるプレイヤーに応援する(初期設定だとYボタンを押す)ことでゲージが溜まり、最大時に解放すると超強力な攻撃が出せるというもの。ステージの攻略に役立つうえに、ゲームプレイ後はCHEERを送ったプレイヤーのゲーマータグも確認できるとのこと。フレンドを探すツールとしても役立ちそうだ。
プレイ感覚は『雷電』シリーズの伝統を踏襲&初心者にも配慮
家庭用ゲーム機向けに改良されたポイント、Xbox Oneのオンライン機能を駆使したさまざまな新システムが導入されている『雷電V』だが、自由に曲がるプラズマレーザーをはじめとしたメインウェポン(旧作にはないような武器も用意されていた)、弾幕よりも速い弾で自機を追いつめる敵の攻撃パターンなど、ゲームの手触り自体はシリーズの伝統を大事にした作りになっているように感じた。そのためノーマル以上はシューターであってもかなり歯ごたえのある難易度になっていると思われるが、敵がまったく攻撃してこないプラティクス、敵弾の多くを自機の攻撃で相殺できるベリーイージーなど、初心者向けの難易度も充実していたのも印象に残った。
そしてこの日はストーリーモードに加え、ソフト発売と同日に無料アップデートで追加される、ボスミッションモードもプレイできた。これはストーリーモードに登場する大型ボスと、さまざまな条件で戦えるモード。内容は各面のボスと1対1でふつうに戦うミッションにはじまり、複数体との連戦、移動速度の低下や自機の使用できる武器(ボムの数に制限、バルカンのみで戦うなど)かった状態でボス撃破に挑むものなど多彩。初心者~中級者はクリアーを目指すことで、上級者はスコア稼ぎを含めたやりこみで楽しめそうな内容になっていた。
体験会の最後には、2月から始まった“Xbox One 至高のゲーム体験プレゼントキャンペーン”に『雷電V』も選ばれていることがアナウンスされた。『雷電V』に興味がある読者は、キャンペーン内容、ソフトと同日に発売されるXbox Elite ワイヤレス コントローラーの情報もあわせてチェックしてみてはいかがだろうか。