『メタルギア オンライン』の今後に関する最新情報も!?
2016年1月30日~1月31日、千葉・幕張メッセにて開催中の、ゲーム実況とゲーム大会の祭典“闘会議2016”。本記事では、闘会議GPグリーンステージにて行われた“メタルギア オンライン 国内最強決定戦”のリポートをお届け。
イベントには、MCとして『メタルギア オンライン』シリーズのイベントで、千太郎軍曹としてお馴染みの千太郎さん、解説に『メタルギア オンライン』制作チームのオッキーさん、そして、ゲストとして実況者のガッチマンさんとこーすけ(最終兵器俺達)さんが登場しステージを盛り上げた。
本大会は、事前にオンラインで予選が開催され、激戦を制した“Lost Heaven”と“TEMESU+”の2チームによる決勝戦が行われた。勝負は、3試合うち2試合勝利したチームの優勝となる。対戦に使用するマップとルールは、1戦ごとに変更され、1試合目が“BLACK SITE”での“BOUNTY HUNTER(ラッシュ:オン)”、2試合目が“JADE FOREST”での“COMM CONTROL(ラッシュ:オフ)”。この2試合の勝敗が1勝1敗となった場合は、3試合目として“RED FORTRESS”の“CLOAK AND DAGGER”で決着をつける。
1試合目(“BOUNTY HUNTER”)の前半戦は、持久戦となり両チーム大きくは動かず、1キルも起きないまま試合が終了。マーキングのポイント差で、前半はTEMESU+が勝利を手にした。後半戦は、最初こそ前半同様に静かな展開となったが、1キルが発生した後は大きく試合が動く。激しい銃撃戦の末、Lost HeavenがTEMESU+のチケットをゼロにし、Lost Heavenが勝利を収めた。1勝1敗となったため、勝敗はスコアで判定。1試合目は、わずか50ポイント差で、TEMESU+に軍配が上がった。
続く、2試合目の“COMM CONTROL”で、攻撃側であるはずのTEMESU+が、エリアをまったく制圧しないで守りに徹する行動を取る。どうやら、不利である攻撃側で無理に勝利を目指さず、相手チームに与えるスコアを最小限に抑え、後半戦の防衛でキッチリ勝利し、1勝1敗のスコア勝負に持ち込む作戦のようだ。そうはさせまいと、後半戦でLost Heavenが猛攻を見せるが制圧しきれずに1勝1敗となり、スコア勝負へ。その結果、狙い通りスコアで勝利した、TEMESU+が見事日本一の座を勝ち取った。
大会終了後には、配信が予定されているDLCの情報が公開された。今回のDLCで追加となるのは、新マップ3種類とユニークキャラクター“クワイエット”。新マップの“CORAL COMPLEX”は、本編中のマザーベースの支援班と拠点開発班のプラントを繋げた、遠距離での撃ち合いと建物内での近距離戦の両方が楽しめるマップとのこと。ふたつ目は、本編でラマーハーテ宮殿として登場した“RUST PALACE”。マップには、はしごが追加されるなど、高低差を活かした戦いが可能になっているそうだ。そして、最後は本編で、ディタディ村落跡と呼ばれていたマップをベースにした“AZURE MOUNTAIN”。岩場の上を陣取るとおもしろいことになる独特のマップだという。ちなみに、遮蔽物が少なそうに見えるが、対戦用に調整が行われているとのこと。
“クワイエット”は、本編と同様に正確なスナイパーでの射撃や高速移動が行える強力なキャラクターになっているようだ。また、クワイエットはプリセット無線で使用すると、喋るのではなくお馴染みの鼻歌を歌う特別仕様になっているそう。これらのコンテンツが収録されたDLCは3月の配信が予定されており、価格や詳細な日程については、後日発表となる。
さらにDLCの配信と同日にアップデートの内容も公開となった。今回のアップデートは、かなり多くの変更や追加があるそうで、イベント中に紹介されたのもその一部だという。ちなみにイベント中に紹介された要素は以下の通り。
・ロケットランチャーの仕様が変更
ロケットランチャーが直撃しても、一撃で倒せないように威力が低下。その代わりに、弾速などが上がり命中させやすくなる。
・エネミーロケーターの仕様が変更
これまで範囲内に一瞬でも入るとマーキングされていたのが、双眼鏡のマーキング時と同様に一定時間範囲に入るマーキングされるように変更。また、潜入クラスのスキル“STEALTH CAMO+☆3”などを付けていると、マーキングされにづらくなる。
・銃を構えているときにダメージを受けた場合の照準のブレが軽減
・胴体へのダメージが減少
・ヘッドショット時のスコアが増加
これによりヘッドショットを狙うメリットが大幅増加。
・ダッシュ時の吹っ飛びダメージが増加
ダッシュ時にダメージを受けた場合にいままで以上にのけ反りやすくなる。
・気絶起こしの仕様が変更
気絶している仲間を起こすときの動作がこれまでの蹴りから、前作の『メタルギア オンライン』のように叩き起こすように変更。
・ワームホールフルトンが使用可能に
バディゲージが最大まで溜まったいるときにワームホールフルトンが使用可能となる。ゲージが溜まっているときでも、ワームホールフルトンを使用せずに、通常のフルトンを使用することもできる。ただし、フルトンパンチはワームホールフルトンの対象外。
・“CLOAK AND DAGGER”時の尋問の仕様が変更
“CLOAK AND DAGGER”限定で防衛側が潜入側のキャラクターを尋問したときのマーキングが表示される時間が、かなり短くなるように変更。
・自殺をした場合のリスポーンが、HQのみに変更。
これにより、“COMM CONTROL”で、わざと自滅をして、通信タワーから出現するという戦略が使えなくなる。
・ゲーム中の選択可能なBGMが増加
『ぼくらの太陽』や『ZONE OF THE ENDERS Z.O.E』などの楽曲が追加される。楽曲ごとに専用の勝利ジングルなども用意。
・音楽のボリューム調整が可能に
・デディケイトホスト機能が追加
ホストがゲームに参加さずに、ゲームを観戦するモードが追加。
・ランクの要素が導入
・サバイバルモードが追加
その後には、アップデートが適用されたバージョンでエキシビションマッチが行われた。試合中には、ワームホールフルトンなど、解説された要素に加え、それ以外にも、新セカンダリーウェポンのナイフで戦闘する姿も披露された。そして、会場がもっとも沸いたのは“アピールアクション”。これは、敬礼の代わりに、ヒーロポーズなど、さまざまなアクションを設定できるというもので、緊張感のある戦いの中でも、笑いを忘れない『メタルギア』シリーズらしい新要素となっていた。
そして最後には、イオン限定“BIGBOSS×BOSS”キャンペーン第2弾や、本作のゲーム大会“イオン BIGBOSS CUP”の応募受付が2月1日より開始されることが発表となった。DLCやアップデートが実施されるなど、まだまだ盛り上がりを見せていく『メタルギア オンライン』から目が離せない。
●優勝チームTEMESU+にインタビュー!
――優勝おめでとうございます。すごい接戦でしたが、勝因はどこだと思いますか?
あだ選手 戦略勝ちという部分が大きいと思います。
――試合を観ていて、それをすごく感じました。2試合目の“COMM CONTROL”で攻撃側で攻めないという作戦は最初から決めていたんですか?
あだ選手 そうですね。1勝1敗にして、スコア勝負に持ち込もうと思っていました。
――ちなみに今回は、行われませんでしたが“CLOAK AND DAGGER”も同じような作戦だったんですか?
あだ選手 同じくポイントで勝負しようと考えていました。
――大会前の練習でも、その作戦をずっと練習していたんですか?
あだ選手 いや、やっぱり少し揺れました。でも、いろんな作戦を練習して試行錯誤していくしていくなかで、みんなで話し合ってこの作戦に決めました。
――そうだったんですね。では、最後におひとりずつ優勝の喜びのコメントをお願いします。
EVE選手 なんとか勝ててよかったです。相手のチームは撃ち合いが強いことがわかっていたので、戦略で勝負しようと決めていました。それがうまく決まって勝利できてよかったです。
みるきっくす選手 優勝できて本当によかったです。まさかストレートで勝てると思っていなかったので、うれしいです。
すみをさん選手 『メタルギア オンライン』は撃ち合いだけでは、勝てないという心情でプレイしています。相手はすごく撃ち合いが強いチームだったので、うちのチームは立ち回りでスコアを重ねていくスタンスで勝負を挑んで、勝つことができたので、その証明ができたと思います。
ネル選手 “BOUNTY HUNTER”でエネミーロケーターを使う役割だったのですが、その役割をキチンと果たせたことが、優勝にも近づけた要因だと思います。
がっきー選手 前日にみんなで集まって練習をしたときに、不安なことがたくさんありました。でも、最後はみんなで楽しく優勝できてよかったです。
あだ選手 今回リーダーをやれせてもらいましたが、正直リーダーとは言えないような感じで、本当にチームメイトに助けられて勝てたと思います。それがチームとして遊ぶ楽しさだなと、改めて実感しました。