ステージと展示の2本立て、そしていきなりの社長爆散!?
2015年12月26日、秋葉原UDXシアターにて開催された“Wargaming Gathering: December 2015”。こちらは『World of Tanks』(以下『WoT』)、『World of Tanks Blitz』(以下『Blitz』)、『World of Warships』(以下『WoWs』)の各タイトルで戦車野郎と軍艦野郎のプレイヤーたちを虜にし続けるWargamingが、ファンへの感謝を込めて開催したオフラインイベントだ。
計5つのステージイベントと並行して、シアター隣のゲストルームではさまざまな常設ブースが展開。『WoT』や『WoWs』とのコラボ作品に関わる、貴重な展示も間近で見ることができた。
一方のステージは、オープニングも兼ねた“World of Tanks スペシャルトークショー”からスタート。宮永氏が2015年のいちばんの思い出として、2年がかりで資料を集めた日本重戦車ツリーが『WoT』に実装されたことを挙げつつも、まずは『WoT』アジアプロデューサーのTan氏から寄せられたファンへのメッセージを紹介。
さらに続いて、壇上にはウォーゲーミングジャパン社長・川島康弘氏が登場。会場のファンとの交流イベントとして、「NA時代(※)からブイブイ言わせていた」という社長ひとり VS 会場のプレイヤー代表5名による『WoT』対戦が行なわれた。
(※NA時代:アジアサーバーが稼動する前はNorth Americaサーバーでプレイしていたとのこと)
ただし、対戦レギュレーションは川島氏は社長パワーでTier Xの最上位車両を使用し、5名のプレイヤーはTier VのM4A2E4 Shermanしか使えないというとんでもないもの。しかしさすがはこの会場にまで足を運んでくれたディープな戦車長たちなだけあり、3連戦すべてプレイヤー側が勝利! 5名には賞品として『WoT』のゲーム内通貨2016ゴールドが進呈された。
トークショーの最後には、日本での販売時期は皆無に等しかった幻のプレミアム戦車Type 59を賞品としたじゃんけん大会を開催。このように、オープニングの時点からWargamingファンにうれしい内容がつまっていたのだった。
戦闘数10000戦越えの猛者・ファインモールド鈴木社長の腕前はいかに!?
オープニングに続いて、ステージ上では“World of Tanks Blitz スペシャルトークショー”がスタート。こちらにステージには、東京ゲームショウ2015のステージでも“幻の戦車・オイ車”を始めとしたさまざまな戦車について語ってくれた、模型会社ファインモールド社長・鈴木邦宏氏と、『Blitz』のアジアプロデューサーであるオザン・コチョール氏が登壇した。
まずはちょっとお茶目なコチョール氏から、会場に来ていたファンのみなさんだけにとっておきの新情報が公開された……のだが、残念ながらその内容は、我々報道陣であっても撮影禁止、リーク禁止ということで、本稿では公開できない。それほど貴重かつ、漏れ出たらプロデューサーが問答無用で左遷されるレベルの機密情報が大量に公開されたのだ。
残念ではあるが、それだけ『Blitz』関係者は日本のファンを大事に思ってくれており、精いっぱいのファンサービスを届けてくれたということでもある。その心意気を素直に喜びたいところだ。
シークレット発表に続いては、シアターの画面と音響を使って『Blitz』を実演。毎朝出社前には喫茶店で『Blitz』をプレイし、戦闘数は軽く10000戦を超え、むしろ『Blitz』のやりすぎでPCの『WoT』は操作が苦手になったという鈴木社長のその腕前を、ついに観ることができた。
コチョール氏との小隊でランダム戦に出撃した鈴木社長は、1戦目ではChi-Nu(拡張パーツなし)で敵車両を3両撃破し、その実力を早速見せつけてくれた。
そして続く2戦目では、Tier VIIIのIS-3での出撃だというのに、Tier X戦場でのマッチングに。これは無理だろうと観客が思う中、なんとコチョール氏のCAP(陣地の占領行為)をしっかり守り抜き、見事な勝利! 鈴木社長の実力は、評判以上の確かなものだった。