シーズン1.2で展開される新たな要素をひと足早くプレイ!
2015年12月13日に自遊空間 BIGBOX高田馬場店にて、『ドラゴンズドグマ オンライン』“シーズン1.2先行体験会”が開催された。このイベントは、12月15日に実施される大型アップデート“シーズン1.2”で実装されるジョブやモンスターをいち早く体験できるというもの。今回はここで試遊できた新ジョブ“ウォリアー”のほか、新モンスター“ジオゴーレム”、さらに既存ジョブの新スキルの内容をリポートをしていく。
“ウォリアー”となり、強烈な一撃を叩き込め!
新ジョブ“ウォリアー”は受けた痛みを反撃に変える点が最大の特徴。モンスターからダメージを受けると、リベンジゲージと呼ばれる専用のゲージが上昇していく。リベンジゲージが上昇すると、ウォリアーの戦闘能力が強化されていき、魔人斬り(真・魔人斬り)を始めとするノーマル・カスタムスキルの威力やエフェクトが変化する。
しかし、そのままダメージを受けるだけではすぐに戦闘不能に陥ってしまう。そこで活用するのが、ノーマルスキルの“耐魔の身構え”である。これは敵の攻撃が当たる際にタイミングよく発動すると、被ダメージが激減(被ダメージを約10分の1にカット)し、リベンジゲージが大幅に上昇するという効果がある。大型モンスターとの戦いでは、このスキルを活用しながら、リベンジゲージを溜めていくことになる。イメージとしてはファイターやシールドセージのジャストガードに近いが、効果の判定時間が長いため、アクションが苦手なプレイヤーでも成功させやすい。ダメージカット量もすごいので、純粋な防御スキルとしても活用できる。
また、各攻撃スキルの出始めの数フレームにも、怯み無効&ダメージ軽減の効果が備わっており、攻撃中に敵の反撃を受けても攻撃を中止することなく、そのままダメージを与えられるため、ウォリアーらしい豪快な近接アクションが楽しめる。
なお、体験会で試遊できたカスタムスキルは、“凌魔の身構え”、“天衝刃”、“魔人駆け”、“飛龍突”の4つ。それぞれの特徴は以下の通り。
■凌魔の身構え
“耐魔の身構え”と似ているが、隙が少なく、さまざまな動作から発動できる点がポイント。連続使用はできないので“耐魔の身構え”と併用しながら使っていくと効果的だ。
■天衝刃
上空に対して鋭い突きをくり出す。見た目以上に攻撃範囲が非常に広く、モンスターにしがみつかなくてもジオゴーレムの頭部や弱点を攻撃できた。ハーピーなどの空中の敵を処理するときにも使えそうだ。
■魔人駆け
大剣を前方に構えて、敵を押し込みながら突進していく移動型の攻撃で最後にフィニッシュ攻撃がある。シールドセージのランパートレイドに似ており、小型モンスターの処理やダウンしたモンスターの弱点に連続ダメージを与えるときに重宝した。
■飛龍突
高く跳躍した後、力強く大剣を突き立てる攻撃。攻撃範囲がやや狭く、跳躍のアクションが発生するため、敵との間合いを考えながら使わなければ、狙った部位に当てることは難しい。やや、慣れるのに時間がかかる技であるものの、威力は非常に高い。イベント参加者の中には、ダウン中の攻撃手段として使っている方も見受けられた。
ウォリアーに触れて驚いたのは、攻撃能力だけではなく防御能力も高いということだ。“耐魔の身構え”と“凌魔の身構え”を使えば、ほとんどのダメージを二桁台に抑えられるうえに、リベンジゲージも溜められる。発動のタイミングも決して難しくなく、ジャストガードよりも簡単に発動できた。ファイターやシールドセージで遊んだことのない覚者でも、すぐに扱えるはずだ。また、一部のスキルに怯み無効の効果が備わっているのもうれしい。攻撃時にモンスターの反撃を受けて発動が中断されてしまうというのはよくあることだが、ウォリアーはそういったことが少ないので、攻撃中断によるガッカリ感やストレスといったものはほとんど感じなかった。まさにモンスターとの殴り合いといった感じで暴れ回ることができ、ほかのアタッカーよりも爽快感のある近距離戦が楽しめるジョブだ! 先行体験会後の公式生放送内では、敵にダメージを与えたときに体力を回復するエレメントアーチャーの新アビリティを装着してウォリアーをプレイしていたが、これはかなり有効だと感じた。さらにファイターの“闘勢”とも併用すれば、かなりの火力底上げが期待できそうだ。
噴き上がる溶岩に注意! ジオゴーレムに挑む
ジオゴーレムは“シーズン1.2”で初めて対峙することになるという大型モンスターで、炎属性の力を持っている。頭頂部、左肩、右の手のひら、右膝、左足裏にあるメダルを攻撃しないとダメージを与えられないため、的確に弱点を狙えるカスタムスキルが必要になる。通常のゴーレムと違い、怒り状態になると、殴りつけやジャンプなどの攻撃時に、周囲の地面から溶岩が噴き出す。今回、筆者はハンターで討伐に望んだが、エイム中は地面を見ることができないため、噴き上がる溶岩をもろに受けてしまった。ダメージが非常に大きく、ソーサラーやプリースト、エレメントアーチャーといったジョブを操作していた覚者たちも、この攻撃に四苦八苦していた。
では「近接ジョブが圧倒的に有利なのか?」と言えば、そういう訳でもなかった。ジオゴーレムは、怒ると全身に炎を纏うようになり、触れると炎属性の継続ダメージが発生する。この継続ダメージを受けすぎると、延焼の状態異常が発動してしまうため、しがみついて攻撃することの多いファイターやシーカーでプレイしていた覚者は、しがみつかずにメダルを破壊する方法を模索していた。ちなみにメダルの破壊時、ダウンで倒れこんだときにも溶岩が噴き出すため、つねに警戒しなければならない。まさに曲者と言えるモンスターだった。
新たな流行を生むスキルはどれだ!? 新カスタムスキルの特徴をチェック
“シーズン1.2”では各ジョブに1つずつカスタムスキルが追加される。それぞれのスキルの特徴と、筆者が操作してみて感じたことをまとめてみた。ちなみに今回用意されたカスタムスキルはすべてLv.10に設定されていた。
■流剣閃(ファイター)
敵の攻撃を受け流した後に、剣を振り払って斬り抜けるカウンター攻撃。左スティックを操作すれば後方への斬り抜けも可能だ。ジャストガードのように、敵の攻撃を受ける瞬間に発動すると威力が上昇する。タイミングよく発動すれば、逸らし斬りよりも大ダメージを与えられるので、「大ダメージを与えたい、でも敵の攻撃を受けたくない」なんてときに有効なスキルだ。
■ハンズオブゴッド(シールドセージ)
聖なる力で周囲に守護された空間を出現させ、空間内にいる味方へのダメージを無効化する。ガラエキスなどでスタミナを回復し続ければ、つねにダメージを無効化できる。ただし、サイクロプスのヒップアタックなどで発生する震動を受けてしまうとよろけてしまい、ハンズオブゴッドが解除されてしまう。また、無効化するのはダメージのみで、睡眠などの状態異常は受けてしまう。つねに発動するというよりも、詠唱しているソーサラーやプリーストの護衛、足元にしがみついている味方のサポートなど、状況に応じて使っていくのが効果的だと感じた。
■ゾーンオブザゴッド(プリースト)
自身を中心に聖属性の巨大な魔法エリアを展開し、侵入してきた敵にダメージを与える。セイクリッドシャインよりも攻撃範囲が広く、威力が高いため、大型モンスターとの戦いでも重宝する。ただし、発動中の数秒間はいっさい動けない。睡眠状態や石化状態の動けないモンスターを相手に使ったり、シールドセージのハンズオブゴッドの効果範囲内で使うといったように発動するタイミングを見極めなければならない。ちなみに、ジオゴーレムに対しては、メダルにうまく当たらないのかダメージを与えられなかった。
■矢継ぎ嵐(ハンター)
素早い動きで矢を射出した後、力を込めた矢を撃ち込んでフィニッシュする連続攻撃。ボタンの連打で射撃回数が増加し、射撃回数が増えるにつれて敵を怯ませやすくなる。扇射ちや連なり射ちと比べると、矢を一本ずつ放つため、相手の弱点に的確に打ち込まなければならず、やや使いづらい印象を受けた。しかし、的確にヒットさせることでモンスターが怯み、動きを一時的に止めることができるので、戦況を立て直すときに有効なスキルだと感じた。また、構え後はその場から動けないため、敵の攻撃を咄嗟にかわすためには、逆縮地を使用した。
■ブリザードアロー(ソーサラー)
氷の槍を発現させ、前方に放つ氷属性魔法の大技。詠唱時間が長い代わりに威力が非常に高い。射程距離も長いので、モンスターが多少離れていてもヒットさせられる。また、氷属性に加えて、射属性の特性も備えているので、氷属性または射属性に弱いモンスターが相手のときは、ブリザードアローを軸に戦うのがベストだ。ちなみに詠唱時間はメテオとほぼ同じで、ブリザードアローのほうが弱点を狙いやすいものの、ヒット数は4回だった。
■火炎衣(シーカー)
自身の体に炎を纏わせて触れた敵にダメージを与え、さらに武器の攻撃属性を炎に変化させる。会場の覚者からは、「シーカーの火力が上がっている!」という声が多く聞こえた。これまでパワー不足と言われてきたシーカーだが、火炎衣の登場で、その問題はきっと解消されるだろう。火炎衣は発動中に体力が徐々に減っていくが、白ゲージは残るため、薬品などでの回復は可能。スタミナは消費しない。このスキルもウォリアー同様、エレメントアーチャーの新アビリティが活きる。
■弱体魔弓(エレメントアーチャー)
怒り中の敵のシークレットコアにのみ有効な魔矢。ヒットさせると、コアに橙色の魔法球が展開される。魔法球が展開されたコアに攻撃を加えると、通常よりも大幅にスタミナを削ることができる。ひとりではなかなか効果が実感できないが、魔法球を攻撃できる人数が多くなるほど、ごっそりとスタミナを削れる。揺さぶりよりも圧倒的に早い時間でダウンさせることができたほどだ。ただし、魔矢を射るまでの溜めがやや長いため、発動するタイミングが重要になる。