大型アップデートで全国のゲームセンターで稼動開始!
ドームスクリーン+コックピットを模した筐体、戦略性の高いチーム戦をはじめとした魅力で多くのプレイヤーを獲得し、稼動から約10年を経た現在も高い人気を誇るアーケードゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』(以下、『戦場の絆』)。そんな『戦場の絆』だが、先日(2015年12月10日)に大型アップデートされ、現在全国のゲームセンターではREV.3.50が稼動中だ。本バージョンはこれまでは変わることがなかった“モビルスーツのカテゴリー”に“支援型”が追加されるなど、さまざまな新要素の追加やバランス調整が行われている。ここではそのREV.3.50でいかに『戦場の絆』が変化したか、開発者へのインタビューとプレイリポートで解き明かしていく。
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※『機動戦士ガンダム 戦場の絆』12月10日のアップデートで新カテゴリ“支援型”が登場
遠近両対応でプレイヤーに優しい支援型
『戦場の絆 REV.3.50』最大の変更点はモビルスーツのカテゴリー分け。前バージョンまでは“狙撃型”、“射撃型”に分類されていた機体が“支援型”と呼ばれる新カテゴリーにリニューアルされている。
気になる支援型の能力だが、最大の特徴は機体の戦闘モードを遠距離←→近距離と状況によって切り替えられる“ダブルカートリッジシステム”。左レバーのロック送りボタンを長押しするだけで戦闘モードをチェンジでき、距離を問わず戦えるようになっている。この近距離戦モードで戦えるという変更は、いままで狙撃型だった機体には大きな影響を与えそう。過去バージョンでは“接近される=撃墜”だったシチュエーションでも、操縦者の腕次第では仲間が来るまで粘る、さらには近接機を返り討ちにする……なんてことも可能になりそうだ。
一方、遠距離戦モードで特徴的なのは、攻撃方法が“キャノンタイプ”に分類されるモビルスーツ。遠距離戦モード時にロックボタンを押すと中央のモニターに射程範囲と周辺マップが表示され、着弾地点を指定できるという新機能が導入されている。使用中は周囲の状況を確認しづらいというデメリットはあるが、遠距離から遮蔽物や高低差を無視して範囲攻撃できるのは大きい。これまでなら攻撃できなかった位置関係でも仕掛けられるため、ダメージを取る手段が増えただけでなく、既存のマップの進軍ルートにも影響を与えそうだ。
12月17日に勢力戦がスタート! 新MSもロールアウト!!
大型アップデートが行われたばかりの『戦場の絆』だが、12月17日にはREV.3.50では初めてのイベントバトル、勢力戦が実施される。イベント中は連邦、ジオン両軍に新モビルスーツが先行支給される。連邦軍の“ペイルライダー”は近接機で、ボイスシンボルチャット中に「ハデス」としゃべる(またはスタートボタンを押す)と一時的にパワーアップするのが最大の特徴。ジオン軍の“イフリート(S)”はコストが低めながら強力な格闘武器、ヒートランスを持ち、サブ武器のジャイアント・バズで射撃戦もある程度こなせる格闘機体となっている。また、いまVer.はこのふたつの先行支給モビルスーツに加え、ジム・スナイパーII(WD隊)、B.D.1号機、2号機などに性能調整が施されるなど『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』シリーズ由来のモビルスーツがフィーチャーされている。原作(セガサターン版)のBGMをアレンジした曲も追加されているので、当時を知るプレイヤーは音楽にも耳を傾けてみてはいかがだろうか。