『バイオハザード0 HDリマスター』予約開始記念特別企画:プロトタイプ版『バイオハザード0』をプレイ!

2016年1月21日にカプコンから発売予定のサバイバルホラー『バイオハザード0 HDリマスター』。そのルーツとなるプロトタイプ版『バイオハザード0』について解説する。

●『バイオハザード0』はニンテンドウ 64で発売予定だった!?

 2016年1月21日にカプコンから発売予定のサバイバルホラー『バイオハザード0 HDリマスター』(以下、『バイオ0 HD』)。ついに予約受付もスタートした本作だが、2002年にニンテンドー ゲームキューブでオリジナル版『バイオハザード0』が発売される前、ニンテンドウ 64で開発されていたのをご存じだろうか? このニンテンドウ 64版(以下、プロトタイプ版)『バイオハザード0』は、2000年春の東京ゲームショウでプレイアブル出展される段階まで開発が進んでいたのだが、そのときの開発ROMがカプコン社内で発見されたという。そこで、週刊ファミ通で『バイオハザード0 HDリマスター』の記事を担当しているゾンビ好き編集者・ででおがカプコンに乗り込み、実際にプレイさせていただいた。

▲今回プロトタイプ版を紹介していただいた、『バイオ0 HD』プロデューサー・竹中司氏(写真左)と、ディレクター・小田晃嗣氏(写真右)。小田氏はオリジナル版の開発にも携わっている。

●伝説のプロトタイプ版に挑戦してみた!

 プロトタイプ版は、体験版ながら難易度や暴力表現などの設定変更が可能となっており、黄道特急編の序盤をプレイできる内容だ。さっそくスタートすると、列車を調査しようとしたレベッカをゾンビに挟まれるという、オリジナル版でおなじみのシーンに。ちなみにプロトタイプ版の操作は、当時としてはオーソドックスなクラシックスタイルだが、使用するのは十字ボタンではなく3Dスティック。HDリマスター版でのアレンジ操作に慣れていたため、若干ぎこちない動きになりつつも、目の前のゾンビを撃退し、列車の探索を続けることに。

▲グラフィックは、当時の水準で考えると十分美しい。乗客の荷物など、小物もしっかり描写されている。

▲列車内は、オリジナル版より通路が狭い。

 エリアの移動は、シリーズおなじみの“ドアを開けるシーン”になるのだが、媒体がカートリッジでCD-ROMのような読み込み時間がほとんどないためか、なんとドアのシーンをBボタンでキャンセル可能! さらに進んでいくと、オリジナル版より若干ゴツい体格のビリーが登場。小田氏の話によると、当時はレベッカとビリーのどちらか一方でも生き残ればエンディングを迎える仕様にする予定で、どんなダーティーな手段を使ってでも生き延びようとする性格のビリーはオリジナル版と比べて悪人寄りに描かれていたそうだ。

▲エドワードが絶命するシーンも、このころから健在。

▲ステータス画面。左上のレベッカがかわいい。

 せっかくなので、ストーリーをまっすぐ進めるのではなく寄り道してみると、オリジナル版には残っていない違いもいくつか見つけられた。列車内の一室の窓の外にゾンビが徘徊していたり、オリジナル版ではリーチの卵が道を塞いでいた廊下へ行くと、卵がなく最初から通行可能になっている……などだ。よくよく考えてみると、オープニングで乗客がリーチに襲われるシーンもなかったため、リーチ自体が姿を見せていないかも? パートナーザッピングシステムも、この段階ではまだ体験できなかったが、列車の厨房にはアイテムの受け渡しが行えそうなエレベーターが確認できた。さらに、床下のダクトを通って厨房の奥へ行く(オリジナル版を当時試遊した方の中で、ここまで来れた方は少ないのでは?)と、空きビンとオイルを組み合わせて火炎瓶を作るといったことも可能だったが、周囲にゾンビも犬もいないので壁に向かって投げつけてみた。ビンが割れると炎が出たが、実際に使えたら強力な武器になりそうだ。
 ひと通り寄り道を済ませたら、階段のある部屋でビリーと再会。擬態リーチが待ち受けているであろう階段を上がったところで“Coming Soon”と表示され、プレイ終了となった。このまま開発が続けられていたらどうなったのか、興味深いところだ。
 最後に、15年以上の時を経て美麗になった『バイオ0HD』のスクリーンショットで締めくくろう。