オープンフィールドを歩いているだけでも楽しい、新しい『みんGOL』
アメリカ・サンフランシスコにて、2015年12月5、6日(現地時間)の2日間にわたって開催された、プレイステーションファンのためのイベント“PlayStation Experience 2015”。本イベントに出展されていた、プレイステーション4用ソフト『New みんなのGOLF』(2016年発売予定)のプレイリポートをお届け。
青空と緑の色が鮮やかな広大なコース内で、散策やゴルフを楽しめた今回の試遊版。『New みんなのGOLF』は、プレイヤーがみずからの分身となるキャラクターを作れることが特徴のひとつではあるが、今回は試遊版ということで、あらかじめ設定されているキャラクターを操作することに。
まずはコースを散策してみよう、とアナログスティックを使ってプレイヤーキャラクターを動かす。□ボタンでダッシュ、×ボタンでジャンプも可能で、ついついコースをぴょんぴょん飛び跳ねてしまう。
移動中に△ボタンを押すと、ボン! とGolf Car(カート)が出現。R1ボタンで前進でき、コースを自由自在に走り回れる。カートの出し入れを一瞬で行えるのもうれしい。
ところで記者は運転免許を持っていない。幼いころ、遊園地のゴーカートに乗って、激しくコースアウトし、同乗していた姉に「才能がない」と言われて以来、運転に対して苦手意識を持っている。そんな記者なので、このカートでも人の群れに突っ込んでしまったが、コースにいる皆さんはやさしく避けてくれた。ありがたい。このカートだったら、どこまででも走っていける気がする……。コースを自由きままに散策する。それもまた、『New みんなのGOLF』の楽しみかたのひとつなのだと感じた。
とはいえ、プレイリポートと言うからには、ゴルフをせねばなるまい。画面のナビゲーションに従って、ホール1でゴルフをプレイすることに。“ボタンを3回押す”というショットの基本はこれまでと変わっておらず、戸惑うことなくプレイに入り込むことができた。
ちなみに、ゴルフコース(1コースは9ホールで構成される)はオープンフィールドで表現されており、ロードのストレスはまったくない。コースを移動する場面から、ホールでゴルフをプレイする場面への移行も、非常にスムーズだった。
しばらくコース散策やゴルフを楽しんでいると、“Capture the Flag mode”がスタート。これは、そのコースにいるプレイヤーがレッドチームとブルーチームに分かれて、コース上のホール1、2、3で得点を競い合うというもの。それぞれのホールで、より多くのポイントを稼いだチームがフラッグを獲得する仕組みで、制限時間終了後に、フラッグをより多く持っているチームが勝ちとなる。
どのホールを回るかはプレイヤーの自由。焦らずに、しかし素早く戦略を練る必要があるのだが、コース上には自分以外のプレイヤーの姿も表示されているので、「あっ、相手プレイヤーが、手薄のホール2に向かってる!」と、心理的にプレッシャーをかけられることも。焦って「自分も向かおう!」とカートに乗ったら、また人の群れに飛び込んでしまいそうになったが、再びやさしく避けてもらえた。本当にありがたい。
また、“Capture the Flag mode”では、残り時間が少なくなるとポイント数が表示されなくなる。これがまたプレイヤーを焦らせる! しかし、焦ってミスをすれば、それだけ得られるポイントも少なくなってしまう。ここぞというときの冷静さが問われるモードだと言えるだろう。
短い時間ではあったが、見どころがたっぷり詰まっていた今回の試遊。“ゴルフのルールを知らない人も、コアなユーザーも楽しめる”という本作のコンセプトは、バッチリ実現されていると感じることができた。
なお、開催2日目には、コミュニティステージで本作のプレゼンが行われた。その模様が動画で公開されているので、気になる人はぜひチェックしてほしい。