『ウィッチャー3 ワイルドハント』エクスパンション・パック第1弾プレイインプレッション――ファンが待ち望んだ追加コンテンツがついに解禁

スパイク・チュンソフトから2015年10月13日に配信される『ウィッチャー3 ワイルドハント』のエキスパンション・パック第1弾“無情なる心”のプレイインプレッションをお届け。

●待望の追加シナリオ第1弾が登場!

 スパイク・チュンソフトより好評発売中の『ウィッチャー3 ワイルドハント』。2015年5月に世界一斉にリリースをした後は、全世界で絶賛されて600万以上のセールスを記録。世界で数々のアワードを受賞した、今年もっとも注目すべきオープンワールドアクションRPGだ。

 本作初となるエキスパンション・パック(追加コンテンツ)“無情なる心”が2015年10月13日に配信される。追加シナリオの配信が予定されることは、以前から告知されていたが、本編発売からおよそ5ヵ月が経過したいま、“放浪と戦いの日々よふたたび!”とばかりに待ちきれず、解禁の日まで指折り数えていた人もきっと多いだろう。

 本稿ではモンスタースレイヤーの主人公、ゲラルトの新たな旅と闘いが堪能できるこのエキスパンション・パックの見どころをいち早く紹介しよう。


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●本編と独立したゲラルトの“もうひとつの物語”

 愛する女性イェネファーの“謎の失踪”から始まった『ウィッチャー3 ワイルドハント』の壮大な旅路。今回配信されるエクステンション・パック“無情なる心”は、この本編とは異なる新規メインクエスト、サイドクエストを中心に構成されている。詳しくは後述するが本編をクリアーしても、していなくともプレイは可能だ。どちらの条件でも“無情なる心”のすべてが楽しめるので、その点はどうか安心してほしい。

 “無情なる心”をインストールした後は、メニュー画面から変わっていることに気づくだろう。インストール後はメニューに青色の“HEARTS OF STONE”(原題)のアイコンとともに、インストール済みの文字が表示される。

 “ニューゲーム”選択後、“無情なる心のみ”の項目を選ぶと“無情なる心”の収録シナリオだけをプレイすることができる。本編のキャラクターデータが存在しない場合は、レベル32かつある程度アイテムが充足された状態でプレイが可能。反対に本編からのキャラクターデータを引き継ついでも遊べ、道中で取得したアイテムを本編に持っていくこともできるようになる。

 ここでどちらを選ぶかはプレイヤーの判断次第だ(“無情なる心”の推奨レベルが32以上なので、本編のキャラクターレベルが32に達していなければ、データの引き継ぎはしないほうがいいだろう)。“無情なる心”が独立性の高いコンテンツになっているのは、いちプレイヤーの立場としてはうれしいところ。本編とは気持ちを切り換えて、“いいところ”だけ楽しめるようになっているからだ。


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 今回は引き継ぎなしの状態からプレイを始めたのだが、最初に感じたのは“遊びやすさへの配慮”だ。レベル32からスタートするのは先に述べたが、ほかにもこのレベルに相当する性能を持つひと通りの武器・防具、ルーンや爆薬などの豊富な消費アイテム、デッキ構築が十分にできるだけのグウェントのカード、そして20000クラウンものお金を所持している(一部所持品については“リッチ”になっている意味がちゃんとあるのだが……。ゲームを始めて間もない段階でその理由に気づかされることになるだろう)。

 さらに、主要な土地、ファストトラベル、サイドクエストが存在する掲示板も、最初からある程度オープンになっている。したがって、最初からやり直すといった煩わしさはほぼなく、いきなり自由にいろんなクエストが楽しめるのだ。一見大胆とも思えるが、ひと通りプレイした人に向けた追加コンテンツだからこその仕様であると気づき、納得。もともと膨大なボリュームを誇るゲームだけに、このあたりの配慮は高く評価したい。


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●数奇な運命の旅路、ふたたび! 予測不能の展開は今回も健在

 ゲームは、ヴェレン北西部の何もない荒野から始まる。メインクエストで最初に与えられる目的は、最寄りのセブン・キャッツ・インの集落に行き、掲示板を調べることだ。この掲示板でオルギエル・フォン・エリックなる人物の依頼を見つけるのだが、これが本編以上に数奇な運命をたどる新章の発端となる。

 最初は「オクセンフルトの下水道に巣食う怪物を退治してほしい」という、ウィッチャー向けの依頼をこなすはずだった。しかし、その依頼主は盗賊団の首領。不穏な影がつきまとっており、やがてその影は“意外な人物”との再会によって顕在化していく……。

 この驚きをぜひ皆さんにも感じていただきたいので、本稿では可能な限り物語の中身には言及しないでおこう。その代わりになるかどうかはわからないが、本編と同様に、見えざる者の手によって導かれているとしか言えないほど二転三転するドラマ展開は、今回のメインクエストでも健在で、みるみるプレイヤーを引きこませてくれるとお伝えしておこう。


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 いくつか依頼を受託した後に、クエストの一覧画面を開いてみるとわかるのだが、クエスト名表示の文頭に青色の“!”が付いているものが、新たに加わったクエスト(メインクエスト以外の依頼も同様。なお、黄色の“!”が付いたものは、以前から引き続き収録されているもの)。メインクエストばかりに目が行きがちだが、それ以外の新規クエストもかなり用意されていることが青色“!”の多さから感じるだろう。

 最初はメインクエストを進めながら、同時にヴェレン、ノヴィグラド周辺でさまざまなクエストをこなしたり、エリアを発見していくのがおすすめだ。


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