Xbox One専用の超大作『Scalebound(スケイルバウンド)』
Xbox Oneの期待作が多数出展される“Xbox One 大感謝祭 2015”が、2015年9月26日(土)に東京・品川 クラブexにて、いよいよ開幕した。ここでは、プラチナゲームズの稲葉敦志氏、神谷英樹氏らが参加した『Scalebound(スケイルバウンド)』ステージの模様を中心にリポートしよう。
※画像は一部ニコニコ生放送をキャプチャーしたものです。
◆ファミ通.com編集長がオススメするXbox One用ソフトとは
まず、“この冬のオススメタイトル”コーナーに、ファミ通.com編集長の豊田が正装で登場。MCの荒木さんとともに、今後発売予定のXbox One用ソフトについてのトークが行われた。
編集長の押す第一のタイトルは『Rise of the Tomb Raider』。そして、『Fallout 4(フォールアウト4)』、『DARK SOULS III(ダークソウルIII)』、『スター・ウォーズ バトルフロント』、そして『Halo 5: Guardians』をピックアップ。中でも、「年末年始は『Fallout 4(フォールアウト4)』の世界にどっぷりと浸かっているはず」という意見には、荒木さんも激しく同調していた。
続いて、プレス向けの事前体験会に続き、MICROSOFT STUDIOSのクドー・ツノダ氏が登場した。Xbox Oneではとくに録画機能や動画のアップロード機能がお気に入りで、また現在はとくにXbox エリートワイヤレスコントローラーがオススメだという。ゲームスタジオの責任者として奔走しているツノダ氏だが、「すばらしいクリエイターの方々と仕事ができるのがとてもうれしい」と言い、その代表的なタイトルとして、プラチナゲームズと開発を進めている『Scalebound(スケイルバウンド)』をあげた。ここで、つぎのイベントとして、『Scalebound(スケイルバウンド)』のステージがスタートとなった。
初公開となる映像も!
ステージには、プラチナゲームズからエグゼクティブ・プロデューサーの稲葉敦志氏、ディレクターの神谷英樹氏、そしてクリエイト・プロデューサーのJP氏の3名が登壇。日本のXboxファンに向けて、直接『Scalebound(スケイルバウンド)』をアピールしてくれた。
そもそもは、神谷氏が『BAYONETTA(ベヨネッタ)』よりも前に考えていた企画が原型という『Scalebound(スケイルバウンド)』。その企画からずいぶんと変わったものになっているそうだが、「ようやく形になってうれしさもひとしお」と神谷氏。ステージでは、実機によるデモプレイでゲームが進められた。
ヒーローではなく、ふつうの青年が主人公となる本作。ゆえに、その主人公がドラゴンと絆を深めていくストーリーは共感できるものになっているそうだ。その主人公とドラゴンは“命を共有する関係”で、ゲーム中、ドラゴンは自立して行動する。また稲葉氏は、そのドラゴンが生き生きと、まるで本当に生きているような感じを出すことに注力していると言う。
ジャンルはアクションRPGとなる本作。巨大な敵とのバトルでは、ドラゴンにうまく指示したり、うまくサポートすることが重要だそうだ。前述の通り、ドラゴンも自立して行動するため、こういったプレゼンでは、うまくプレイが披露できるか心配だと語る。事実、今回のプレゼンでは、巨大な敵を崖から落として勝利したが(もちろんゲーム上では何ら問題なし)、「プレゼンとしては最悪」(神谷氏)、「これから山のように見せ場があったのに」(稲葉氏)と散々な言われようだった(笑)。とにかく、ドラゴンの巨大さを描きたかったという。
RPGとしての要素も随所に登場し、たとえば、敵を倒すと出る赤い“ジェム”を集めると、ドラゴンをカスタマイズさせたり、アイテムを購入できるそうだ。ドラゴンが敵を倒してしまうと“ジェム”が入手できないので、ドラゴンに「攻撃するな」と指示することもある。一方、プレイヤーは経験値を貯めることでレベルアップする。これらは、RPGの王道的な要素と言えるだろう。
稲葉氏は「大自然の雄大さにも注目してほしい」と語る。また、神谷氏によると、現在公開されている弓以外にもさまざまな武器が用意されているという。ちなみに、神谷氏のゲームでは武器や残弾数は無限なゲームが多いが、本作は有限のため、持ち歩く武器や弾の数などに注意する必要が出てくるようだ。
◆カスタマイズなど、RPG的な要素もバッチリ
ここで初公開となる映像が流されたのだが、この映像は、本作のRPG的な要素を収録した特別版。ドラゴンのカスタマイズとして、外見や防具を変更でき、それはゲーム中に集めた"ジェム"で購入することになる。また、広大なフィールド、さまざまな街が存在し、武器も両手持ちの大剣などが確認できた。プレイスタイルによって、遠距離や近接といった武器が選べそうだ。
Xbox One専用、しかもプラチナゲームズが開発しているということで、ユーザーの注目も高い『Scalebound(スケイルバウンド)』。神谷氏は「現在鋭意制作中なので、今後発表する続報を待っていてほしい」と語り、稲葉氏は、「神谷とゲームを作るのはしんどい(笑)。今回は開発規模も大きいので、さらにしんどいけど、期待していてほしい」。そして、最後にJP氏が「この作品は、いま会場にいるファンの人たちのために作っています。発売後は、みんなでオンライプレイで暴れたいです」と締めた。
日本での開催されるイベントで、直接神谷氏らからの声が聞けた貴重なイベント。続報を注目して待ちたい!