初のファンイベントでさまざまなアップデートを発表
ビデオゲーム映像配信サービスTwitchが、アメリカのサンフランシスコでファンイベント“TwitchCon”を開催中。初日となる25日(現地時間)の基調講演では、さまざまな新機能が発表された。
プレイリスト+アップロードでチャンネルをいつもアクティブに
とくに会場が大きく湧いたのが、2016年初頭に実装予定のアップロード機能について。Twitchは基本的にストリーミングサービスであり、YouTubeやニコニコ動画のような録画済みの映像ファイルのアップロードには対応していなかった。
この機能自体は近日実装予定のプレイリスト機能に関連したもの。プレイリスト機能では、過去の放送アーカイブなどを登録しておくと、配信していないオフラインの時でも、それらのビデオをループして流すことができるようになる。
そしてこのプレイリスト機能に今回発表されたアップロード組み合わせれば、ちょっと凝った編集のビデオや、“先週の配信のベストシーントップ10”などの動画ファイルをアップロードしてプレイリストに組み込んで、過去のアーカイブだけでないバラエティ豊かな24時間の放送が可能となるというワケだ。
ちなみに配信を開始した時はもちろん、ホスト機能で別のチャンネルの放送をミラーで流す時などは、自動的にプレイリストがストップしてライブ配信に切り替わるという。
PSプラットフォームに視聴アプリ登場
また来月よりTwitchのフルバージョンの視聴用アプリがプレイステーション4向けに配信されることが発表に。順次PS3、PS Vita、PlayStation TVにも配信される(いずれも北米市場での予定)。
これまでPS4では、Live from PlayStationとしてPS4からTwitchに配信されている番組を見ることができたが、他プラットフォームのゲームのストリームなどは見られなかった。今回発表されたアプリではそういった制限はとくになく、チャット機能などもフルに使えるという。
地味に嬉しいウィスパーのチャットからの分離化なども
そのほか、視聴プレーヤーのフルHTML5化(Flashの廃止)を2016年初頭に実施予定。小さなアップデートとしては、個人的にメッセージを送るウィスパー機能を10月からチャット機能と分離。見落としにくくなるのでこれはナイス。過去のアーカイブやハイライトのサムネイルをカスタマイズできる機能なども予定されている。