これもう製品化してくれ!

 VR制作ツールとしてのアンリアルエンジン4の利用を促進するべく、各社のVRヘッドマウントディスプレイ対応を進めるとともに高品質な“Showdown”VRデモを開発・公開してきた、商用ゲームエンジン大手のエピック・ゲームズ。同社がVRヘッドマウントディスプレイ“Oculus Rift”に向けた新たなデモ『Bullet Train』を発表した。

 これはOculus Riftと専用モーションコントローラーの“Oculus Touch”(別売り)を使ってプレイする、一人称視点スタイルのシューティングゲーム。プレイヤーはOculus Touchにより銃を手に取り、VR空間内で自分の目と手を使って自由な角度で撃ったり、Touchの振動フィードバックにより本当に物を掴んでいるような感覚でグレネードを投げたりすることができるという。

 いわばPlaystation VR(旧モーフィアス)とPS MOVEでプレイするシューティングデモ“The London Heist”(プレイリポートを過去に掲載)のOculus Rift版といったところだが、アンリアルエンジン4とハイエンドPCの演算力(デモはNVIDIAのグラフィックカードGTX 980 Tiで動作)を活かして、フォトリアル(写実的)な広めの空間を実現している。

 さらに自由な移動要素を削る代わりにテレポーテーションによるポジション移動や、スローモーション能力なども実装している模様。スローモーション時にはゆっくりと近付いてくる敵の弾丸やロケットを掴んで投げ返すという、超人能力も実現している。あくまでデモという体裁にはなっているが、動画を見るとなんとも楽しそう。このまま製品化を進めてくれないだろうか?

自分の目と手で狙って撃ち、相手の弾やミサイルを掴んで投げ返す俺視点シューター! エピック・ゲームズが新たなVRデモ『Bullet Train』を発表_02
▲両手のTouchコントローラーで、二丁拳銃、ショットガンの銃撃も思うがまま。
自分の目と手で狙って撃ち、相手の弾やミサイルを掴んで投げ返す俺視点シューター! エピック・ゲームズが新たなVRデモ『Bullet Train』を発表_01
▲スローも発動可能。弾やロケットを掴んで投げ返すこともできる。