『MH』シリーズ最新作の魅力がたっぷり堪能できた笑いと興奮のステージ
2015年9月17日(木)から9月20日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015(17日・18日はビジネスデー)。同イベントの3日目となる19日(土)のTwitch&Amazonブースでは、2015年11月28日の発売が迫るカプコンのハンティングアクションゲーム『モンスターハンタークロス』(ニンテンドー3DS対応)のステージが実施された。
内容の予告もとくになかったことからどんなステージが展開するのか、開演前に客席に集まった『モンスターハンター』ファンは期待に胸を躍らせていたことだろう。
開幕後、司会者の進行によって現れたのは……『モンスターハンター』シリーズでおなじみのおふたり! 『モンスターハンター』シリーズプロデューサーの辻本良三氏、『モンスターハンタークロス』プロデューサーの小嶋慎太郎プロデューサーだ。そして、今年開催されたモンスターハンターフェスタ'15狩王決定戦優勝チーム“インフィニティ”に所属するプレイヤー、のんさんも登場。
ゲストはまだまだ続く。さらに司会者からは“今日のスペシャルゲスト”のアナウンスが!
現れたのは『モンスターハンター』好きとして知られる漫才コンビ“ハマカーン”の神田伸一郎さんと浜谷健司さんのふたりだ。第一声は「やっと、モンハンのお仕事が来ましたよ!」(神田さん)だ。ふたりによると『モンスターハンター』シリーズはお笑い界でもファンが多くて、新作が出ると若手芸人の新ネタが減るという。なぜなら、プレイに夢中になるあまりネタ作りがおろそかになってしまうから、とか。このような豪華メンバーが集結してステージが始まった。
まずは、発売が2015年11月に控えた『モンスターハンタークロス』のゲーム紹介が、辻本プロデューサーと小嶋プロデューサーによって行われた。
大技アクション“狩技”、基本の行動が特化される4種類の“狩猟スタイル”、アイルーといった本作ならではのポイントを、今回の東京ゲームショウ2015の開催に併せて初公開された最新情報を交えながら披露(最新のプロモーション映像はこちらの記事をチェック!
アイルーが操作できる新モード“ニャンターモード”については、ハマカーンのふたりは「ハンターをオトモにできたらスゴイですね!」(神田さん)、「4匹のニャンターでも狩りにいけますか?」(浜谷さん)などとギャグを交えながら興味シンシン。
シリーズ最新作への期待が高まったところで、カプコンブースで試遊できるものと同じバージョンの本作をステージに持ち込んで、実際のプレイに挑戦! プレイヤーはハマカーンの神田さん&浜谷さん。狩王ののんさん。辻本プロデューサーの4人。
小嶋プロデューサーは解説役。「これは、ハマカーンのふたりが本当に『モンスターハンター』に詳しいかどうかを調べるテストです」と語り、笑いを誘った。
4人がそれぞれ異なる武器、狩猟スタイルを選択してナルガクルガの討伐を目指すクエストに挑戦。「ひと振りー」、「行こうぜー!」とステージと客席のコール&レスポンスでクエストがスタート。
ステージ後方の巨大モニターには4人のプレイ映像が映し出されるなか、4人は狩猟スタイルの特徴を活かした狩りを披露。“エリアル”のスタイルでプレイする神田さんは、ジャンプして回避するというこのスタイルの特徴的なムーブを実践。モンスターを踏み台にするとさらに高く飛べることを辻本プロデューサーから教わり、このアクションにも挑戦しようとしていたぞ。また、のんさんは“ブシドー”スタイルを選択。このスタイルで使える“ジャストアクション”(モンスターの攻撃をギリギリまで引きつけて回避やガードを行うことで、特殊な攻撃やアクションができる)を難なく決めて、狩王らしいテクニカルなプレイを見せてくれた。
辻本プロデューサーは、ゲージがたまるとくり出せる“狩技“をいくつか披露。しかし、不運にもモンスターと相打ちになってしまい発動に手こずるといった場面も。ほかのプレイヤーも挑むことに。
このようにメンバー全員が新要素を駆使しながらながら大騒ぎの(?)プレイをしているうちに時間切れ! クエストに失敗してしまった。
「言い訳していいですか? 本当は15分設定なんですが、今日は10分になっているんですよ」(辻本プロデューサー)、「のん君、何しているんですか!?」(浜谷さん)、「ちょっと遊び過ぎた感?」(神田さん)と、狩技に夢中になりすぎたあまり、言い訳が出る始末!?
ここでリベンジ・マッチとばかりに、もう一度クエストに挑戦することになった。今度のクエストはディノバルド討伐だ。小嶋プロデューサーによると、この東京ゲームショウ2015の出展ではマルチプレイでクリアーした人はまだいないクエストとのこと。
こんどはメンバー全員が本気モード。ハマカーンのふたりも慣れてきたようでナイスなアクションも随所に見えたが、大騒ぎのプレイは相変わらず? 結局、このクエストも時間切れを迎えてしまった。残念!
それでも、ハマカーンのふたりは「あこがれのジャンプがいっぱいできました」(神田さん)、「“ブシドー”のスタイルをマスターしたいですね」(浜谷さん)と、最新作のプレイに大満足といった様子だった。
プレイに夢中になるあまり、終演予定時間もオーバーするほどの盛り上がったこのステージ。最後にハマカーンの「これで僕たちが『モンハン』をやってもらっているか信じてもらえましたよね?」という言葉には、小嶋プロデューサーは「一応ね!」と答えて、最後まで笑いと狩りの興奮に包まれていた。