『逆転裁判6』体験版で託宣(たくせん)システムがベールを脱ぐ!【TGS2015】

東京ゲームショウ2015のカプコンブースにて、話題の新作『逆転裁判6』が出展。いち早く、こちらの体験版に触れた感触をお届けしよう。会場に足を運べないひとも必見!

●信仰熱い国・クラインに、ナルホドくん颯爽登場!

 2015年9月17日(木)から9月20日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015(17日・18日はビジネスデー)。本イベントのカプコンブースにて、話題の新作『逆転裁判6』が出展。作品の舞台であるオリエンタルな異国をイメージしたブース内には、体験版の試遊コーナーが設けられている。いち早く、こちらの体験版に触れた感触をお届けしよう。ここでは、ゲーム中の謎に対するいわゆる正解は掲載しないので、安心してほしい。会場に足を運べないひとも必見!

 公開されたTGSバージョンでは“法廷パート”を体験できる。これまでよりも凛々しくなった印象のナルホドくんこと成歩堂龍一(なるほどう りゅういち)が弁護席に立っている場面から始まるのだが、まず、法廷の装飾がお祭りのように華やかで(法廷なのに!?)、異国感バリバリ。

 ここはクラインという国で、ナルホドくんは観光に来たのだとか。画面にはクラインの街の様子なども映し出された。よく見ると旗や飾りなどがユラユラと揺れている。『逆転裁判5』でも背景の一部がアニメーションしていたが、今回は全体的にさりげなく動いていて、自然な没入感がある。
 そして、シリーズファンならピンと来たかもしれないが、クラインという国名にも注目したい。『逆転裁判』1作目から3作目に登場した霊媒師の少女・綾里真宵(あやさと まよい)ちゃんの故郷は、“倉院(くらいん)の里”なのだ。これは何か関係があるのかもしれない。

 さて、法廷ではナルホドくんが観光ガイドの少年“ボクト・ツアーニ”くんの弁護を始める。しかし、この国ではなぜか弁護士という職業は評判が悪いようで、被告人のボクトくんですら「弁護士だとわかっていたらガイドなんてしなかった」とまで言う始末。これまでとはまた違ったピンチというか、アウェイ感だ。

●最初の法廷はやっぱりあのヒト

 対する検事はなんと、アウチ検事! 『逆転裁判5』で初登場した、亜内文武(あうち ふみたけ)その人。『逆転裁判』3部作の検事・武文(たけふみ)の弟で、ちょっとダークな検事だ。なぜこの国で検事をしているのか、どうして金ピカの恰好をしているのかは触れられなかったが、かなり厚遇されているようだ。ただ、ナルホドくんには思い出してもらえず。「他人の空似かな」程度の存在感が哀しい。

 アウチ検事は事件のあらましを説明。被害者は“ミーマ・ワルヒト”という男性で、国の宝の警備をしていたようだ。『逆転』シリーズでは、キャラクターの名前がダジャレになっていることが多いが、それにしても“見回る人”って……。ボクトくんの“僕とツアーに”といい、舞台が外国になったことで、さらにヒド……いや飛躍している印象を受けた。本編ではもっとスゴいのがいるんだろうか。

●尋問開始! 演出がさらにリッチに!!

 続いて、ボクトくんの証言を聞き、尋問するターン。“尋問開始”というテロップはエキゾチックな装飾で、フッと現れて消える感じにハッとさせられた。証言と証拠を照らし合わせ、食い違うムジュンを突きつけるのはこれまでと同じだ。バックログなどの便利な機能も引き続き搭載されている。

 異なる点と言えば、ペナルティーがゲージ制から回数制に変わっている。試しに間違えてみたが、おヒゲをツインテールに結んだ裁判長から「寿命が減る」とオドされた。アイコンがタマシイを思わせる形なので、妙に納得してしまった。

●ポルクンカーッ! 水鏡に映る死者の記憶

「ポルクンカーッ!」とはクライン語で「びっくりしたーッ!」という意味。ボクトくんの尋問で裁判長の鼻を明かしたときに発せられた言葉で、アウチ検事が意味を教えてくれた。そういえばナルホドくん、現地の言葉は大丈夫なのだろうか。このあたりも、いずれ明らかになりそうだ。

 ここで裁判長は、姫巫女“レイファ”に“御霊の託宣”を依頼する。彼女は死者の死ぬ間際の記憶を見られるのだとか。
 レイファが儀式の準備のため、ばあやを呼ぶ。サササーっと彼女の後ろに現れたばあやは、一切のムダのない手つきで上着と錫杖を預かり、またササーッと消えていった。こういった細かい演出は、さすが『逆転』! レイファの表情のアニメーションも、シームレスといった感じで自然に移り変わっている。このあたりも以前よりパワーアップしているようだ。

 そしてレイファは腕を広げて祈る。全身を使った大きなアクションは新鮮だ。滑らかな動きに見とれてしまう。

 画面には、法廷の中央にある水鏡が映し出された。水面にはボクトくんの姿と、何やら文字が浮かび上がった。これが死者の死ぬ直前に見ていた光景と、五感で感じたことのようだ。

 つぎに、レイファが託宣の内容を言葉で補足してくれる。ここからは“証言”と同じ形で、彼女の言葉と映像とが食い違う部分を探していくのだ。

 具体的には、下画面に表示されるレイファの言葉をスクロールして選び、映像のムジュンする部分とつきつける。映像は好きな場面で一時停止したり、頭出しができる。下画面のタマシイが灯るパネルをタッチするとほどよきトコロで頭出しされるのだが、要はDVDのチャプターを選択するような形だ。

 そして、映像のおかしな部分をタッチして「異議あり!」と叩きつける! レイファも「ひかえよ!」と負けてはいない。だが、託宣を覆していくと、気位の高い彼女も「ポルクンカーッ!」と叫ぶのだ。その表情が何とも愛らしいので、ぜひプレイして確かめてほしい。レイファがこの後、どのような形でナルホドくんと関わってくるのかも気になるところ。ステージイベントの“特別法廷”で、さらなる新情報が飛び出すかもしれないので、こちらもぜひ注目したい。

 なお、特別法廷の映像では、これまでのシリーズに登場したキャラクターがチラリと映り込むらしいとのこと。見逃さないよう括目だ!