デフォルメされたモンスターたちがカワイイ!

 注目を集める『モンスターハンター』の世界観を踏襲したRPG『モンスターハンターストーリーズ』(以下、『MHストーリーズ』)。プレイヤーはモンスターを狩猟するハンターではなく、絆を深めたモンスター“オトモン”と協力して戦う“ライダー”という職業であることが大きな特徴です。ここでは、東京ゲームショウでプレイアブル出展されている『MHストーリーズ』を存分に楽しめるよう、ひと足先にプレイした内容をたっぷりお届けします!

『モンスターハンター ストーリーズ』の世界を体験! 試遊リポートをたっぷりとお届けします!【TGS2015】_01
『モンスターハンター ストーリーズ』の世界を体験! 試遊リポートをたっぷりとお届けします!【TGS2015】_02

 まずは、プレイヤーキャラクターの選択。これはプレイヤーの性別を決めるだけで、その後の展開に大きな差はありません。ただし、男の場合は初期装備武器が大剣、女の場合は初期武器が片手剣でした。とはいえ、ゲーム開始後に装備画面を開けばともに大剣、片手剣を所持していたので、どちらの性別で始めても好きな武器を使えますよ。

『モンスターハンター ストーリーズ』の世界を体験! 試遊リポートをたっぷりとお届けします!【TGS2015】_03

 個性的なアイルー“ナビルー”に案内されて奥地へ進んでいくと、モンスターの巣に卵が……! この卵を持ち帰ることになるのですが、イャンクックに見つかってしまい逃げることに。MH』シリーズを初期から遊んでいる人ならば、絶対にニヤリとしてしまうシーン。やっぱり『MH』と言えばこれですよね(笑)。無事に逃げても逃げ切れなくても、イベントが発生して逃げたことになったので、タマゴ運びに自信がない方もご安心を(あ、言っちゃった!)。

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 ちなみに、今回はイャンクックの巣から卵を持ち帰ったので、その後の孵化イベントで生まれたオトモンはイャンクックでした。しかし、ナビルーが「どんなモンスターが生まれるか楽しみだな!」と言っていたので、もしかしたら、プレイするたびに卵の中身が変わるのかも……? 参考までに、今回は2回プレイしましたが、どちらも同じという結果になりました。

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 無事にモンスター誕生のイベントを見た後は、主人公の村に戻って村長との会話。そこで村長から「試練を受けるのだ」と言われます。この後から、プレイヤーは自由な行動が可能に。村の中を探索したり、フィールドに出て自由に歩きまわることもできますよ。個人的には、村にはそれほど重要なものはない気がしたので、ひと通り住人たちと会話した後は、フィールドに出ることをオススメします。試遊時間は約15分間なので、村よりもフィールドを探索したほうが断然楽しめますよ!

いよいよ広大なフィールドへ出発!

 フィールドに出ると、オトモンのイャンクックとともに“試練のどうくつ”へと出発します。フィールドは広大で(とは言っても、今回は行ける場所が制限されていましたが)小型モンスターがいろいろと生息しています。ちなみに、Yボタンを押すとオトモンに乗り高速で移動できるので、時間を有効に使うためにも忘れずに乗っておきましょう! 村の入口付近にはアプトノスしかいませんが、フィールドの奥へ進むごとにイーオスやクンチュウなどが出てくるので、探索しながらいろいろなモンスターと戦ってみるのもおもしろいですよ。

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 肝心の戦闘ですが、本作ではいわゆる“ターン制コマンドバトル”を採用しています。なので、焦る必要はなくじっくりと戦略を練られます。『MHストーリーズ』のおもしろいところは、“パワー”、“スピード”、“テクニック”と呼ばれる3つの基本攻撃があること。これはじゃんけんで言えばグー、チョキ、パーのような仕組みで、それぞれが3すくみの関係になっています。敵は、このいずれかの攻撃をしてくるので、こちらは敵の攻撃を予測して、勝てる攻撃を出すというわけですね。ちなみに、アプトノスと何回か戦ったところ、“パワー”しか使ってきませんでした。フィールドに徘徊している小型モンスターは、使ってくる攻撃が決まっているのかもしれません。
 この3すくみのシステムのおかげで、敵の攻撃傾向さえ分かれば、おもしろいようにこちらの攻撃で大ダメージを与えられるようになるので爽快感バツグン! コミカルなタッチのキャラクターたちのおかげで、見た目でも癒されます。また、上記の3すくみは“戦う”コマンドから選ぶのですが、それ以外にもプレイヤーが武器の“特技”を使ったり、モンスターの“特技”を使うことも可能。この場合は3すくみの勝負にはならず、純粋に特技を使ってダメージを与えられるようです。
 もちろん、武器の種種によって特技が異なり、大剣ならばモンスター全体をなぎ払いで攻撃したり、片手剣ならば単体のモンスターに怒涛の8回攻撃! そしてモンスターは“連続ついばみ”といった、いろいろな特技がありました。プレイアブルでは、それぞれの特技が2~3種類のみでしたが、プレイヤー、モンスターともに成長していけば、いろいろな特技を覚えていくはず!

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待ち受ける“試練”とはいったい……!?

 小型モンスターと何度か戦い戦闘の仕組みをだいたい理解したので、いよいよ試練のどうくつへ。そこでは、なんと『MH』シリーズの顔ともいえる“あのモンスター”が登場! そしていきなり戦闘へと突入します。かなりの強さですが、薬草や回復薬で回復しながら戦っていると、下画面の中央部分に描かれている紋章が輝き出して、戦闘中にモンスターに乗る“ライドオン”状態へと移行可能に! ライドオン状態になると、“絆技”と呼ばれる強力な攻撃を出せるようになるんです。いわゆる“必殺技”のようなものですね。イャンクックの絆技は、目の前に転がってきたクンチュウをパクリと食べて幸せそうな顔でほおばっていると、ライダーが怒ってイャンクックの頭をポカリ! ビックリしたイャンクックが、クンチュウを相手のモンスターに吐き出してダメージを与えるという、見ていても非常に楽しい攻撃! しかし威力はすさまじく、絆技でモンスターを倒すことに成功しました。試練のどうくつでモンスターを倒すと、イベントが発生してめでたくプレイ終了。もしプレイ時間に少し余裕がありそうならば、最後のモンスター戦では“絆技”を温存しておき、いろいろな特技やアイテムなど使って戦闘システムを存分に楽しんでみるのもいいかもしれませんよ!

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東京ゲームショウ2015でいち早く体験しよう!

 カプコンブースでは、ナビルーを始めとしたキャラクターたちが来場者をお出迎え! ゲームの世界観が感じられるスペースで、のびのびと『モンスターハンター ストーリーズ』をプレイできますよ。試遊をすると、タマゴに入ったオリジナルタオルが貰えるのでお見逃しなく(※数に限りがあります)。また、開発陣の話や最新情報が直接聞けるステージイベントにも注目です!

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モンスターハンター ストーリーズ
メーカー カプコン
対応機種 3DSニンテンドー3DS
発売日 2016年発売予定
価格 未定
ジャンル RPG / ファンタジー
備考 プロデューサー:辻本良三、世界観ディレクター:藤岡 要、ディレクター:大黒健二