若者たちは神に殺された
スパイク・チュンソフトから2015年11月26日発売予定のプレイステーション Vita、プレイステーション4用ソフト『イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-』。本作は、現代の東京と異界“プロトレクサ”を舞台に、神に死を弄ばれる12人の若者たちを中心に物語が展開するRPGだ。今回は、ふたりの神とキャラクターに加えて、ダンジョン探索や成長システムの詳細を紹介しよう。
■プロローグ
「その日、俺たちは―― たぶん、普通よりは遥かに恵まれた人生のレールを――外れてしまった。」その日、東京で、謎の爆発事故が起こった。九条 遼と婚約者の神河蘭世、その友人ふたりを含む12人がこの爆発により行方不明となる。突然の爆発が引き起こした崩落により、地上から地下鉄構内まで突き落とされた遼と蘭世。瀕死の重傷を負い、薄れゆく意識の中、良好な関係だと思っていた蘭世から思いがけない言葉が発せられる。貴方といっしょに死ぬなんて……嫌。つぎに目覚めたとき、遼は見知らぬ場所にいた。蘭世や友人たちの姿はない。天を衝く巨大な塔……、結晶化した樹木……、明らかに東京ではない――いや、地球ですらなさそうな世界。「俺……、死んだのか?」疑問を胸に、あてもなく歩く遼。そこで、彼はひとりの少女と出会う――
<記憶や想いが詰まった“存在結晶”>
存在結晶は、人々の想いや記憶が結晶化したもの。アマツメはこの存在結晶をエネルギーとして、プロトレクサの機能を使う。12人は、力を使い果たしたアマツメに代わり、プロトレクサの機能を回復すべく、存在結晶を集めていく。
アマツメによって魂を12個に分断され、放逐された邪神。カナタたち12人に魂を同化させ復活を企むが、それを察知したアマツメによって、同化した人間ごとプロトレクサに召喚された。
プロトレクサの守護者でヤマトガを封じた張本人。ヤマトガの復活を阻止するため12人の若者たちをプロトレクサへ召喚した。そのせいで力を使いはたしてしまっている。
■邪神の力を使い、さらなる高みへ
プロトレクサには、巨大な塔を臨む平原や草木が生い茂った密林など、さまざまなフィールドが存在。 フィールドは トライエースのタイトルではおなじみのサイドビュー方式で表示され、ジャンプやダッシュ、“バインドスフィア”(詳細は下記参照)といったアクションや、移動速度などの能力を上昇させる邪神の力を使って冒険する。
<探索範囲を広げる“バインドスフィア”>
フィールドには、通常のジャンプでは到達できない場所も。高所への移動に重宝するのが、敵を停止させて足場にできる“バインドスフィア”だ。 停止した敵に接触すると、バーストジャンプが行えるため、高所へも移動できる。
○CHECK フィールドには仕掛けが満載
フィールドには、 何かのスイッチと連動して別の仕掛けが作動するなど、 アクションを駆使して攻略していく要素も存在。 前述したバインドも攻略に役立つアクションのひとつで、 活用することで高所や対岸などへの移動が可能となる。 探索中は、 隠された道やアイテムを発見する謎解きのような楽しみも体験できる。周囲をよく観察し、試行錯誤をくり返して攻略しよう。
■仲間たちの絆が若者たちを強くする
敵のシンボルに接触すると発生する戦闘では、○、×、△、□の各ボタンに割り振られたキャラクターを操る、“アクティブチェインバトル”のシステムを採用。対応したボタンを押すだけの直感的な操作で、仲間たちが爽快なコンボをくり出してくれる。また、本作は成長システムも特徴的で、使用できる武器や技はフェンサーやランサーなどのクラスに依存しており、“ラーニング”、“ミックスアップ”のシステムにより、奥深い育成が楽しめる。
<技やスキルを習得“ラーニング”>
パーティに加入するキャラクターには“感情度”が設定されている。感情度の高いキャラクターどうしが戦闘に参加すると、 お互いに習得している技やスキルを継承し合える。これが“ラーニング”だ。 ラーニングを活用すると、 就いているクラスでは習得できないスキルや技が使用可能になる。
<新しいスキルを生み出す“ミックスアップ”>
お互いの技を習得し合うラーニングに対して、複数のキャラクターどうしの感情度を上げることで新しいスキルを生み出すのが、“ミックスアップ”というシステムだ。新たなスキルを生み出すための仕組みはまだ不明だが、スキルの効果によっては戦力を大幅に強化できる可能性を秘めている。
<クラス制を採用した“成長システム”>
キャラクターの成長システムには、クラス制を採用。 使用可能な武器や技はクラスに依存している。登場キャラクターには、 初期クラスが設定されているが、条件を満たすと新たなクラスに転職可能。 また、キャラクターレベルとは別にクラスレベルが存在し、クラスレベルが上がると技が習得できる。
登場キャラクターの一部を公開
本作の主人公。大企業の経営者である父親と母親のもとに生まれ、非常に裕福な家庭で育つ。生まれつき髪の色が白く、他人の好奇の眼にさらされる経験が多かったことや、両親の教育方針が厳しかったことなどが影響し、活発だった幼少期と違い、目立つことをあまり好まなくなった。蘭世とは7歳のころからの知り合いで、成人後に結婚することが双方の両親により決められていた。両親との関係は良好であり、自分自身が周囲と比べて遥かに恵まれていることも自覚している。それ故に漫然と、このまま行けば比較的いい方向に自分の人生は進んでいくのだろうと想像していた矢先、事故に巻き込まれる。
名家の育ちであり、伝統と格式の高い、大きな道場の娘でもある。遼の婚約者であり、ふたりは7歳のころからの知り合いかつ同級生。薙刀、弓道にも精通しており、非常に活動的。高校では男女生徒問わず憧れの目で見られている正統派の優等生。両親のことを尊敬しており、自分の感情よりも優先して両親の期待に応えようと努力をしてきたが、主人公といっしょに巻き込まれた事故で、隠し続けてきた本心を主人公に対してさらけ出す。
プロトレクサで遼が最初に出会う少女。彼と同じ髪の色をした少女。異星での環境に戸惑う遼たちと違い、積極的さすら感じるほどこの状況を受け入れ、馴染もうとしている。
遼たちがプロトレクサで出会う青年。ほかのメンバーと同様にヤマトガの魂が引き起こした爆発事故でプロトレクサへ送られ、暫くのあいだ単独で行動していた。自身を「善人ではない」と称し、ぶっきらぼうな性格だが、仲間想いな一面もある。釣りという似合わない趣味がある。
主人公たちと同じ高校に通う同級生。遼、蘭世、光秀、とは仲よし4人組。事故当時、遼や蘭世といっしょに行動しており、崩落事故に巻き込まれるふたりの姿を目撃、直後に彼女自身も事故に巻き込まれてしまう。明るく元気な少女。空気を読まないが裏表のない性格で憎めない。
主人公たちと同じ高校に通う同級生。遼、蘭世、光秀、とは仲よし4人組。自分が主役になるよりも、誰かの力になりたいと思っている。非常に社交的な性格で、みんなの潤滑油的な存在。空気の読める男。亡くなった祖父を尊敬しており、期待にこたえるための努力を怠らない。
財閥の御曹司。その特殊な生い立ちのせいか友人に恵まれず、ひとりでいることが多い。とはいえ本人はそれを特に悲観している風でもない。人なつっこい性格だが、客観的な視点も持ち併せており、醒めたところがある。自身をボンボンと卑下し、自身の力で何かを成したいと考えている。親バカの父と祖父には頭を抱えている。
イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-
メーカー | スパイク・チュンソフト |
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対応機種 | PSVPlayStation Vita / PS4プレイステーション4 |
発売日 | 2015年11月26日発売予定 |
価格 | 備考欄参照 |
ジャンル | RPG |
備考 | プレイステーション Vita版は6800円[税抜](7344円[税込])、プレイステーション4版は7200円[税抜](7776円[税込]) プロデューサー:齊藤祐一郎、R&D リードプログラマー:五反田義治、ディレクター・シナリオ:則本真樹、作曲:桜庭 統、キャラクターデザイン:箕星太朗、開発:トライエース |