ゾンビが発生したロンドンで生き残れ!

 2012年にWii Uのローンチに合わせて発売された、ユービーアイソフトのゾンビサバイバルホラー『ZombiU』。Wii U Gamepadの機能をフル活用し、ローグライクな主人公システムを採用するなど(死亡すると主人公キャラクターが交代し、さっきまで使っていたキャラが今度はゾンビとして出てくる)、ユニークなゲームシステムが話題を呼んだ本作が、装いも新たに帰ってくる。

 タイトルは『Zombi』(ゾンビ)。Uが取れて、ユービーアイソフトが1986年に発売したアドベンチャーゲームと同タイトルになった。プラットフォームはプレイステーション4、Xbox One、PCで、日本語プレスリリースによるとXbox One版が8月18日、プレイステーション4版とPC版は8月19日に配信開始される。

 ゲームの基本は『ZombiU』と同様。舞台となるのは現代のロンドンだ。ゾンビが発生した大都市で、プレイヤーは“プレッパー”なる謎の人物が用意した隠れ家に逃げ込んだ生存者を操作し、物資を集めたり、プレッパーの依頼によるミッションなどをこなしながら脱出を目指す。

サバイバルホラー『ZombiU』の新世代機版『ZOMBI』が発表。PS4/XB One/PCで8月18日より順次配信開始_04
サバイバルホラー『ZombiU』の新世代機版『ZOMBI』が発表。PS4/XB One/PCで8月18日より順次配信開始_02

Wii U Gamepadを前提にした部分を調整し、ソロプレイに特化。

 なお『Zombi』では、Wii U Gamepadの存在を前提に設計されたマルチプレイモード(Wii U Gamepadのタッチスクリーンを使用するゾンビ側プレイヤーと、テレビ画面を見ながらコントローラーで操作する生存者プレイヤーで戦う)については残念ながらカットとなり、ソロプレイに特化した内容に。
 そのほかにもゲームシステムの調整が行われていて、例えばWii U Gamepadの画面に表示していたミニマップなどの情報は、メインスクリーン上に表示するように設計変更。しかしその手のHUDをメイン画面上に表示しなかった『ZombiU』のスタイルをできるだけ維持すべく、その時必要がない情報については消すなど、最小限の情報表示に留めるという。

 また『ZombiU』ではアイテムを入れたインベントリーにアクセスする際などにWii U Gamepadを見ながら操作する必要があるのだが、これが独特の緊張感を生んでいた。その間もゲームが一時停止にならないため、「ゾンビが迫ってくる可能性がある中で周囲の状況から目を離して手元のバックパックの中をガサゴソ探す」という、ゾンビ映画さながらのシチュエーションを再現していたのだ。
 これについては、バックパックにアクセスして画面を切り替えるボタンとショートカットキーを用意する一方で、インベントリーのアクセス時にゲームが中断しないという部分は維持。どこからかゾンビがはい寄ってくるかもしれないので、油断は禁物だ。

サバイバルホラー『ZombiU』の新世代機版『ZOMBI』が発表。PS4/XB One/PCで8月18日より順次配信開始_01

 一方で、デフォルトの視野角(FOV)が若干増えただけでなく、調整機能も追加。一人称視点ゲームとして没入感や快適性に関わる部分なので、自分の好みに合わせて最適化できるのはありがたいところ。

新武器・機能も登場

 新たな武器としてショベル(レンジがあり、複数のゾンビを一度に叩ける)と釘バット(高ダメージかつクリティカルヒット率も高い)が追加されたほか、懐中電灯もより遠くを広範に照らすモードを追加。ただしゾンビに気付かれるリスクも高まるし、バッテリー消費も大きくて30秒のリチャージタイムが必要なので、使いドコロが重要だ。

サバイバルホラー『ZombiU』の新世代機版『ZOMBI』が発表。PS4/XB One/PCで8月18日より順次配信開始_05
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