来場者はたっぷりと『バットマン: アーカム・ナイト』を堪能

 2015年7月4日、都内のソニー・コンピュータエンタイテインメント本社にて、“『バットマン: アーカム・ナイト』ジャパン・プレミア”が行われた。

“『バットマン: アーカム・ナイト』ジャパン・プレミア”の模様をお届け Rocksteadyのスタッフも緊急来日し“究極のPS4体験”をアピール_01

 いよいよ7月16日の発売を間近に控えたワーナー エンターテインメント ジャパンのプレイステーション4用ソフト『バットマン:アーカム・ナイト』だが、本イベントは、日本語バージョンをいち早くプレイしてもらうことを目的に開催されたもの。当日は事前登録により参加した『バットマン』ファンが来場。総試遊時間90分と、心ゆくまで『バットマン:アーカム・ナイト』を堪能できた。ここでは、その模様をお伝えしよう。

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▲控え室には『バットマン』ファン垂涎のグッズがずらり。こちらは海外で発売された限定版。かっこいい。
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▲7月16日から眼鏡市場で数量限定で販売されるコラボメガネ。メガネ利用者の記者としては、買わないわけにはいくまい。
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▲青年期のゴードンと少年期のブルース・ウェインを中心に描いたテレビドラマ『GOTHAM/ゴッサム』の関連賞品も展示。『バットマン:アーカム・ナイト』ファンには見逃せないドラマと言えるだろう。
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▲ワーナー エンターテイメント ジャパン マーケティングマネージャーの渡辺永氏。

 イベントは、プレゼンテーションからスタート。まず登壇したのは、ワーナー エンターテイメント ジャパン マーケティングマネージャーの渡辺永氏。渡辺氏は『バットマン:アーカム・ナイト』に関して、プレゼンテーション4向けに開発しており、マシンスペックを充分に使いこなしていること。さらにアクションにも磨きがかかっており、Rocksteadyによる『バットマン:アーカム』シリーズ三部作の最終章にふさわしいストーリーとなっていると、その魅力を説明した。

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▲Rocksteadyのソーシャルマーケティングマネージャー、ガズ・ディーヴス氏。とにかく元気!

 ついで登壇したのが、この日のために来日したという、Rocksteadyのソーシャルマーケティングマネージャー、ガズ・ディーヴス氏。RocksteadyのFacebookやTwitterを担当しているというガズさんだが、この方がとにかく超元気! 「ロッカーか? プロレスラーか?」というくらいに勢いのあるプレゼンテーションを披露。たとえば、ゲームのデモプレイでは敵に撃たれると、「撃たれたーッ!」と大声を上げ、上手にコンボを決めて敵を倒すと、「オレってすごいでしょう!」と自画自賛するなど、会場を大いに沸かせていた。ガズさんのプレゼンは、まさにゲーム実況にデモプレイのプレゼンといった趣きで、「いまの時代の流れに沿うものなんだろうなあ」と、余談ではあるが思った次第。

 さて、ガズさんのデモプレイで印象的だったのが、本作からの追加要素となるデュアルプレイ。本作では、特定のミッションの進行中に、バットマンと仲間の操作を切り替えながら戦うのだが、当日はバットマンとキャットウーマンのデュアルプレイを披露。デュアルプレイを採用した理由については、「戦っているときのカオス感を出したかったから」(ガズさん)とのことで、さすがに戦闘時の迫力は相当なものだった。

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 導入部にあたるプレゼンの後は、いよいよ本番のゲームプレイ。来場者の皆さんが遊べたのは、ゲーム冒頭部分から。操作の難易度はやはり高めとなる『バットマン:アーカム・ナイト』だが、冒頭のチュートリアルからしっかりプレイできるということで、戸惑わずにじっくりと遊べたのでは?

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▲試遊スペースには、ファンにはうれしいバットマンフィギュアも! 左は『バットマン:アーカム・シティ』、右はコミック版のバットマン。
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▲こちらはクリストファー・ノーラン監督の三部作のバットマンが勢揃い。左から『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』、『ダークナイト ライジング』。
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▲ソニーストア限定の”バットマン:アーカム・ナイト KNIGHT EDITION”も展示。

 たっぶり90分間の試遊を終えて、第2部で行われたのはスペシャルトークショウ。まずは、来場者から提出された質問に、ガズさんが返答。「開発時にいちばん苦労した点は?」という質問には、「難しい質問だね」としばしガズ氏は悩みつつ、「このシリーズのソウルに据えているものを守ること」と返答。本作では、前2作から詳細なものを引き継いでおり、ディテールを重視して開発したという。『バットマン:アーカム・ナイト』は前作からマップが5倍と膨大になっているので、ディテールを守り続けることはたいへんだったという。

 また、『バットマン』シリーズにはたくさんのキャラが登場し、幅広い選択肢の中から選ぶ楽しさがあると説明。魅力的なキャラクターの存在が、ストーリーやゲーム性を作る上での後押しとなるようだ。ちなみに、Rocksteadyではキャラ造詣にあたっては、独自の特徴を盛り込んでおり、たとえばペンギンは、ロンドンの労働者階級で離される英語の1種“コックニー”を話すのだという。それぞれのキャラのイメージを大切にしつつも、プラスアルファで独自色を付け加えるというのがRocksteady流のようだ。

 そんなRocksteadyの「気になる新作は?」との問いには、「わかりません!」とガズさんは即答。「それは答えてくれないよねー」と思いつつも、「セフトン(セフトン・ヒル/ゲームディレクター)の頭の中にはあるんじゃないかな。ある日、早朝の4時くらいにeメールが送られてきて、それが仕事の始まりになるんじゃないかな?」と、冗談めかしながらも、なんとなくRocksteadyの雰囲気をうかがわせる返答を口にしてくれた。

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▲声優の藤真秀氏。テレビ版『ダークナイト』でもバットマンを演じている。

 さて、本作は『バットマン:アーカム』シリーズ初の“日本語音声完全収録版”となる。こちらに関して渡辺氏は、「英語音声で字幕を追うと、情報を追いかけるのが難しかったのですが、日本語音声を収録することでストーリーを追うのがラクになりました」と、メリットを説明した。その流れで特別ゲストとして登壇したのが、『バットマン:アーカム・ナイト』でバットマン/ブルース・ウェインの声を担当した、声優の藤真秀さん。まさにバットマンのイメージにぴったりの低くて渋い声の持ち主である藤さんだが、バットマンを演じるにあたっては、「感情の振り幅を大きくしないように気を使いました」とのこと。さらに、「現場はなかなかたいへんでした……」『バットマン:アーカム・ナイト』の過酷な収録現場のエピソードを披露。それによると、ゲームに対する情報をなかなか出してもらえず、出演者やディレクターを含め、「どのシーンを演じているの?」という状態だったという。そのため、オリジナル音声の雰囲気を聴いて、「たぶんこういうことなのであろう!」と探りながら収録したのだとか。もちろん、収録時にゲーム映像の用意は一切なし! 演技の苦労がしのばれるエピソードだが、それを演じきってしまうのだから、プロはすさまじい。

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▲レアグッズをかけたチーム対抗バトルが勃発!

 お約束のバットマンの生声披露に続いては、来場者のお楽しみともいうべき“バットマンチャレンジゲーム大会”。こちらは、来場者が藤さん率いるブラックチームとガズさん率いるレッドチームにわかれて、それぞれ代表3人を選出し、合計コンボの多さを競うというもの。勝ったほうのチームには、バットマンロゴ型USB(日本に5つしか存在しない超レアアイテムらしい)とノートブックがもらえるとあって戦いは白熱……とはならずに、ガズさんの「リズムを感じろ! 音楽のように肌で感じろ!」というアドバイスの効果もなく、レッドチームが惨敗するという結果に。ブラックチームに前作『バットマン:アーカム・シティ』をやり込んでいた方がいて、90コンボを達成したのが大きかった。

 いずれにせよ、来場者の皆さんは『バットマン:アーカム・ナイト』を大いに楽しんでいたようです。

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▲ガズさんの声援も虚しく藤さん率いるブラックチームが勝利。ちなみに、グッズがもらえるのは戦ったメンバーではなく、別途抽選で選ばれる。ある意味漁夫の利? USBをゲットした方は「一生の運を使った」と会場を笑わせた。まさに、そうかもしれん。
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▲さまざまなキャンペーンを紹介。
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