シリーズ最新作のプレイアブルデモが早くも出展!

 2015年6月16日~18日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて世界最大のゲーム見本市、E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2015が開催。北米での発売日が2015年10月23日に決定し、早くもE3 2015でプレイアブルデモが公開された、ユービーアイソフトが誇るシリーズの最新作『アサシン クリード シンジケート』。出展されていたデモのプレイインプレッションと、クリエイティブ・ディレクターのインタビューをお届けしよう。

 本作の舞台は、1868年のロンドン。産業革命によって世界は大きく変化し、富を求める人々がロンドンに殺到。その結果、皮肉にも貧富の差が生まれ、ロンドンは混沌と化す。そんな発展と腐敗の広がるロンドンに現れた新しい生活スタイルが“ギャング”だ。このギャングという存在が、本作では重要なキーワードとなる。

 主人公のジェイコブ・フライは、アサシンの末裔だ。双子の妹イービーもまたアサシンであり、彼女もプレイヤーキャラクターとして操作できる。この兄妹がギャングをまとめあげ、テンプル騎士団に対抗していくというのが、本作のテーマとなる。すでに公開されているプレイムービーを見てもわかる通り、馬車や汽車での戦闘が登場するなど、いままでとはまた違った視点でアサシンの戦いが楽しめるようなので、期待に胸を膨らませてプレイアブルデモを体験してみた。

プレイアブルデモで新要素の手触りを確認!

 今回のデモでは“GANG STRONGHOLD”と“GANGWAR”というふたつのミッションがプレイできた。“GANG STRONGHOLD”はその名の通り、敵対するギャング団の拠点を制圧するというもの。プレイ感覚はいままで通りで、イーグルアイで敵を認識して静かに暗殺する流れや、パルクールで建物から建物へと移動できる点は変わらない(おなじみ干し草ダイブもあった)。しかし、大きく異なる点がふたつある。

 ひとつは、新しいガジェットの“ロープランチャー”だ。狙った場所に打ち込んでロープを張って移動できるというもの。照準は簡単に狙えるので、移動しながらでもロープを張って一気に移動できる。パルクールにさらなるアクションが加わるだけでこれだけ感覚が変わるのかと、新鮮な気持ちで楽しめた。

 
 もうひとつは、戦闘だ。いままでとは異なり、1868年のロンドンでは剣を持って歩くことはできない。そのためか、アサシンの装備が全体的にコンパクトになっている。アサシンナイフが内蔵型になっていたり、ブラスナックルを使った格闘が強化されているのだ。ターゲッティングも改良されており、流れるような近接戦闘が楽しめる。さらに、いままでの銃とは異なる小型のリボルバー銃が登場し、近接攻撃の中に組み込むことができるのも、戦闘の手触りが大きく変わったと感じさせるポイントだ。

 そして、ふたつめのミッション“GANGWAR”に登場する馬車がまた、新鮮。このミッションでは、馬車に乗って逃げた敵を馬車で追うことになるのだが、クルマのような感覚で運転できるところが新しい。馬車に乗った敵がつぎつぎと現れては追いかけてくるのだが、走る馬車の上に移動して銃で撃つこともできれば、馬車に乗り移って奪い取ることもできるようだ。広大なマップを活かした、ダイナミックでスピーディーな追走劇が楽しめることを予感させるものだった。最後は敵ギャング集団との乱闘を経て、虐げられた人々にハッパをかけたところでデモは終了した。

クリエイティブ・ディレクターに直撃!

 革命的に変わったポイントは感じられなかったが、長く続くシリーズ作品に新たな潮流をもたらそうとする意欲に溢れた本作。当然ながら今回の体験はごく一部だけであり、いろいろと気になるポイントは多い。そこで、本作のクリエイティブ・ディレクターを務めるMarc-Alexis Cote氏に話を訊いた。

 
──産業革命時代のイギリスを舞台にした理由は?

Marc 今回は『アサシン クリード』を近代的な作品にすることが重要なポイントでした。この時代を選択したことによって、革新的なものを取り入れられるようになったのです。たとえば、リボルバーガンがそうですね。この武器のおかげで、ゲームは大きく変わりました。リボルバーガンを戦いの中に組み込ませて、いままでの近接戦闘にバリエーションが増えたんです。また、新たなガジェットのロープランチャーを導入したことで、移動手段が大きく進化しました。ロープランチャーを組み合わせることで、移動だけでなく緊張感ある戦闘が楽しめるでしょう。汽車という新たなフィーチャーも登場し、『アサシン クリード』は大きく進化しました。

 
──確かにロープランチャーは本作の大きな特徴ですよね。なぜ、このシステムを採用したのでしょうか?

Marc 近代になって、道幅が広くなったからです。建物もこれまでのシリーズ作品よりずっと高くなりました。それでも、シリーズの特徴である流れるような移動はそのままにしたかったので、ロープランチャーを採用しました。これがあれば、いままで通りスムーズに道を渡り、建物にも上ることができます。

──今回のサブタイトルに“シンジケート”と付けた理由は?

Marc 本作では、人々が団結して、ともに敵と戦うからですね。主人公はグループをまとめあげて組織を作り、テンプル騎士団と戦うのです。ジェイコブは双子の妹であるイービーとともに、支配者階級に抑圧された人々と協力して、ロンドンの地下に潜って強欲なテンプル騎士団と戦います。

──仲間を増やしていく手段は?

Marc たとえば、敵対するギャング団を倒して支持を得るなどすれば、勢力が拡大して仲間が増えていきますよ。

──ジェイコブはいままでの主人公に比べてニヒルというか、ユーモアセンスのあるダークヒーローのイメージを強く感じました。

Marc ジェイコブは困難にもまっすぐ正面からぶつかるタイプですが、しばらくプレイしているとユーモアがあることもわかります。対するイービーはまったく性格が違うんです。ゲームを通してふたりの関係が進化していく点がおもしろいですよ。イービーはまた違った側面をゲームに持ち込んでくれました。このふたりが本作を特別なゲームにしていると思います。

──デモプレイだけでも、当時の雰囲気が再現されていることが十分わかりましたが、本作におけるロンドンの広さは?

Marc シリーズ最大のオープンワールドです。『アサシン クリード ユニティ』で再現したパリよりも広くなっていますよ。シングルプレイ専用なので、じっくりと楽しんでほしいですね。

──日本にもファンが多いタイトルなので、注目度も高いと思います。

Marc みんなが気に入ってくれるとうれしいですね。東京ゲームショウにも出展したいと思っていますので、そのときにファンの皆さんに会えたらうれしいです。じつは私はまだ日本に行ったことがないので、ぜひ私から本作を紹介させてください(笑)。

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