もう一度、皇位継承したい『サガ』ファン注目! 『インぺリアル サガ』開発スタッフインタビュー

2015年初夏配信予定のPCブラウザゲーム『インペリアル サガ』の開発スタッフインタビューをお届け。ゲームの基本的な流れや、見どころについてうかがった。

●ついに事前登録がスタートした『インサガ』の魅力に迫る

 スクウェア・エニックスより2015年初夏配信予定のPCブラウザゲーム『インペリアル サガ』。昨日2015年5月28日には、待望の事前登録の受付がスタートした(事前登録についてのニュースは→こちら)。

 歴代のキャラクターが登場する、『サガ』ファン注目の本作。ストーリーやシステムなど、ファンが気になるさまざまなポイントについて、スクウェア・エニックスのキーマン3人にお話をうかがった。

※本記事は、週刊ファミ通2015年5月21日増刊号(2015年4月30日発売)に掲載されたインタビューに、加筆・修正を行った完全版です。

左:
ディレクター
城市智孝氏 Tomotaka Shiroichi

中央:
エグゼクティブプロデューサー
河津秋敏氏 Akitoshi Kawazu

右:
プロデューサー
広野 啓氏 Kei Hirono

●皇位を継承して物語を進めるファンのためのお祭りゲーム

――シリーズ初のPCブラウザゲームとなる『インペリアル サガ』ですが、本作はどのような経緯で立ち上がったのでしょうか。

広野 啓氏(以下、広野) スクウェア・エニックスでは、2012年からモバイルゲームの『エンペラーズ サガ』を運営していますが、その成功を受けて、“シリーズの新しい展開を生み出したい”と考えていたんです。そこで、“これまで『サガ』を出したことがないPCプラットフォームで挑戦しよう”と考えて、河津さんに相談させてもらいました。

河津秋敏氏(以下、河津) 『エンペラーズ サガ』もブラウザのゲームではありますが、PCのブラウザゲームと携帯電話のブラウザゲームでは、ぜんぜんお客さんが違うので、やる価値はあるんじゃないかなと思いました。「音が鳴るのがウリです!」と言われたのも大きかったですね(笑)。『エンペラーズ サガ』では鳴らなくて、ユーザーさんからもご要望をいただいていたので、「じゃあ、やりましょう」となりました。

――『サガ』と言えば、メロディアスな音楽も人気の要素のひとつですしね。では、新しいプラットフォームで展開する『インペリアル サガ』は、どのようなゲームですか?

広野 過去作の英雄たちが登場する、お祭りみたいなゲームです。僕自身、『サガ』シリーズのファンでしたから、いろいろなキャラクターを出したいと思って。ほかにも、シリーズで印象的な要素は入れています。とくに、『ロマンシング サ・ガ2』の皇位継承は、当時遊んだときのインパクトがすごかったので、当初から「やりたい」と思っていました。

――と、言うことは……主人公アデルは、皇位を誰かに継承するのですか?

城市智孝氏(以下、城市) はい。クエストをクリアーしていくと、年数が経過し、あるタイミングで章が変わります。そこで、皇位を継承します。

広野 誰を皇帝にするかは、ユーザーさんの自由です。

――『サガ』らしい自由度の高さですね。ちなみに、クエストはひとつあたり、どのぐらいの時間で攻略できるのでしょうか。

城市 10分から15分程度です。いま世の中にあるブラウザゲームと比べると、若干長めではありますが、ソロでじっくりやり込んでもらいたいなと思いまして。ターン制のコマンドバトルを採用したのは、『ロマサガ』を遊んだあのころの感覚を味わっていただきたかったからです。

河津 クエストのマップを見ると、「長い!」って思うんですよ(笑)。でも、実際に遊んでみると意外に長く感じないので、うまい具合にプレイヤーが入り込める形になっているなと思います。

城市 プレイしていると、ユニットを育てる充足感や、強大な敵に立ち向かう物語を味わってもらえると思いますよ。

広野 “閃き”も“連携”も“陣形”も、もちろん入っています!

――シナリオは、『エンペラーズ サガ』でもシナリオを担当している、とちぼり木さんが書かれていますね。

城市 はい。加えて、スタジオベントスタッフのベニー松山さんにもご協力いただいています。おふたりから上がってきたシナリオを、河津さんが監修する形を取っています。

広野 今回は、河津さんからのアドバイスもあって、ちょっとダークな方向性のお話になっています。

河津 せっかくPCでやるんだから、コンシューマーではやりづらい、大人向けの話でもいいんじゃない? という話はしましたね。どこまで振り切っているかは、実際ゲームをプレイしてからのお楽しみということで。

●分岐点で、どのようにメンバーを分ける?

――本作はフリー・トゥ・プレイとのことですが、課金要素には、どのようなものがあるのでしょうか。

城市 ユニットの召集や成長促進系のアイテムです。とはいえ、課金をせずとも、最後まで遊べるバランスにしますよ。

広野 新しいキャラクターが部隊に入る際の演出は、『サガ』らしい遊び心のあるものになっています。見ればニヤリとしていただけると思いますよ。

――“最後まで遊べる”ということは、エンディングが存在するということでしょうか。

城市 はい。物語を最後まで見届けると、エンディングを迎えます。ただ、ひとつの章の中にもたくさんのクエストがありますし、さらにクエスト内には分岐点がありますので、一度のプレイでは遊びつくせないボリュームになっています。1周目でプレイできなかったところを、2周目、3周目で遊んでいただければと思います。

河津 最初のチュートリアルのクエストでも、分岐がありますよ。でも、それはじつは罠なんですよ。全ルートを通ったほうがいい、ということを言われるのでメンバーを振り分けると、全滅する(笑)。

城市 だから、「本当に分けるの?」と念押しはしていますよ(笑)。必ずメンバーを分けなければならないということではないので、部隊が育つまでは全員同じルートに進ませるのも手です。

河津 全員で行って全滅することもあるけど(笑)。

広野 クエストの難しさは可視化しているので、まずは難度が低いクエストからチャレンジしてみてください。部隊を分けると、先に終着点に到着した部隊がボス戦に突入するんです。別部隊は走りながらボスのところに向かっているという。

――画面の右下に、別部隊のキャラクターたちが走っている姿が表示されますね。

広野 新しい絵面ですよね。ちなみに、ボス戦だけで使える攻撃として、“全軍突撃”があります。控えにいるメンバーも含め、部隊にいる全員で攻撃します。なかなか見ごたえがありますよ。