ピアノ、バンド、フルオーケストラにて奏でられるゲームの名曲たち。“4starオーケストラ2015”2日目の模様をリポート!

4年に1度のゲーム音楽フェス“4starオーケストラ2015“。開催2日目となった5月4日には、ふたつの会場にて3公演が行われた。

●音楽フェスらしく、ふたつの会場にまたがっての開催。掛け持ちをする観客も!

 2015年5月3~5日にかけて開催された、4年に1度のゲーム音楽フェス“4starオーケストラ2015“。開催2日目となった5月4日には、ふたつの会場にて3公演が行われた。この日も作曲家、演奏家、そしてゲーム音楽ファンとが一緒になってたいへんな盛り上がりを見せた。

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▲会場入口に貼りだされたフラッグには、来場者のゲーム音楽愛のあふれるメッセージが着々と刻まれていた。中には遠方からの来場者も!

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▲この日の物販でもゲーム音楽家たちが直接来場者とコミュニケーション。左の写真は、『リッジレーサー』などで知られるDETUNE代表の佐野電磁氏。ごきげんである。

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▲グッズ購入者へのサイン会は、この日も大行列ができるほどの盛況ぶり。参加者の多くがあこがれのアーティストたちとのひとときの交流を楽しんでいた。

●パワフルに、そして優しく。菊田裕樹氏と光田康典氏の楽曲尽くしな“Playing Works! Best Vol.02”

 八王子市芸術文化会館 いちょうホールの大ホールで開かれたのが、作曲家にスポットを当てたバンド形式のライブ“Playing Works! Best Vol.02”。この日選ばれたのは、菊田裕樹氏と光田康典氏という、ともにスクウェア(当時)時代より数々の名曲を生み出してきた両氏。記憶に刻まれた名曲たちをはやく聴きたいと、満員の会場は開演前から盛り上がっていた。

 ライブの前半は、光田氏の『クロノ・トリガー』と菊田氏の『聖剣伝説2』と両氏の初期の代表作の楽曲を演奏。メロディアスでありながらゲームのシーンに寄り添うような光田氏の楽曲と、ちょっと風変わりで楽曲そのものが物語性を作り上げるかのような菊田氏の楽曲、コントラストの異なるふたりの天才作曲家による楽曲に、来場者たちは耳を傾けていた。


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▲前日のアンプラグドさとは異なり、ロック色の強まったこの日のバンド編成。菊田氏、光田氏ともにテクニカルな楽曲が多いが、ゲーム楽曲の演奏に長けた超絶技巧のメンバーは、やすやすとこなしていた。

 MCとしてステージに登場した菊田氏と光田氏はスクウェア時代を振り返り、光田氏が「(当時ひげを生やしていた菊田氏を見て)植松さんがもうひとりいると思った」と語れば、「かっこいい奴が入ってきたな!」と菊田氏は返す、息のあったトークを披露。互いに競い合うようにバリバリと作曲作業をしていたことを、笑顔をのぞかせながら振り返っていた。


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▲演奏の合間にたびたびMCとして登場した菊田氏(左)と光田氏(中央)。バンマスを務めた尺八奏者の神永大輔氏(右)とともに、軽快なトークをくり広げ来場者を魅了した。

 ライブ後半では、光田氏作曲による『クロノ・クロス』の楽曲、さらにはシンガーソングライターの霜月はるか氏を迎えてのボーカル曲も披露されるなどバラエティーに富んだ曲構成もあり、場内はさらにヒートアップ。出演者全員が登場してのアンコールでは、菊田氏が作曲し霜月氏がボーカルを務めた『エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~』主題歌の“あめつちのことわり”を、そして『ゼノギアス』のアレンジCD“CREID”からの“LAHAN”を演奏。ステージと客席とが一体になって盛り上がる中、2時間を超えるステージに幕が閉じた。


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▲自身もゲームに多数の楽曲を提供している霜月氏。「おふたりのゲームにハマった世代なので、今日は歌えるのを楽しみにしてきました」とにこやかにコメントし、伸びやかな歌声で響かせた。

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▲RADICAL DREAMERS~盗めない宝石~では、光田氏がギターを演奏。霜月氏のボーカルとともに、叙情的な空気を創りだした。なお、7月25、26日に開催される自身の20周年ライブでも演奏を披露するとのこと。

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▲最後のアンコール“LAHAN”では、霜月氏のリードによって観客も交えての大合唱が実現。のどかで優しいメロディーに、誰もが心あらわれる一幕となった。

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▲ライブを終え充実の表情を見せる出演者たち。(後列左から)有木竜郎氏、宮本憲氏、神永大輔氏、AKIRA氏、細谷晋氏、岡島俊治氏、(前列左から)霜月はるか氏、菊田裕樹氏、光田康典氏、水谷美月氏。